ギルドスレッド
梔色特別編纂室
ええ、そう。人を待っているの。ご一緒出来なくてごめんなさいね?
(これ見よがしに勲章をぶら下げた騎士……騎士なんでしょう。お酒が抜ければ。)
(彼を漸く穏便に追い払ったかと思えば、喧騒の向こうで若い男たちがこちらをチラチラ見ながら目配せし合うのに気づいてしまう)
……。
(お腹がすいていて、なんだかとっても飲みたい気分なのだ)
(できれば、静かに。そしておもいっきり。)
(これ見よがしに勲章をぶら下げた騎士……騎士なんでしょう。お酒が抜ければ。)
(彼を漸く穏便に追い払ったかと思えば、喧騒の向こうで若い男たちがこちらをチラチラ見ながら目配せし合うのに気づいてしまう)
……。
(お腹がすいていて、なんだかとっても飲みたい気分なのだ)
(できれば、静かに。そしておもいっきり。)
(酒場の戸を開けば大層ガヤが喧しかった。)
(外は雪の吹きすさぶ極寒の暗夜。雪のついた外套を解きつつ、身震いをひとつ。)
…………。
(やたらと煩い乱痴気騒ぎをする連中が僅かばかり羨ましく、それより遥かに疎ましかった。もっと静かに飲めないのか、このボンクラどもは。)
(外は雪の吹きすさぶ極寒の暗夜。雪のついた外套を解きつつ、身震いをひとつ。)
…………。
(やたらと煩い乱痴気騒ぎをする連中が僅かばかり羨ましく、それより遥かに疎ましかった。もっと静かに飲めないのか、このボンクラどもは。)
(口をへの字に曲げつつ、がちゃがちゃと足枷を鳴らせながら空いていたバーの席へと。)
(周りに誰がいるかも、隣が誰なのかすらもどうでもいい。ただ喧しい、さっさと酒で胃袋を温めたかった。)
(周りに誰がいるかも、隣が誰なのかすらもどうでもいい。ただ喧しい、さっさと酒で胃袋を温めたかった。)
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腹が減っていて、
酒が飲みたかった。
だというのに、
この酒場はとにかく、騒がしかったのだ。