ギルドスレッド
居杭事変
(イグイ・ジヘンは手紙を食べられない。石を食べられない。鉄を食べられない。
肉ならどんなものでも食べられる。腐っていても、不思議なものでも、何でも。
それが大体「肉」の定義に当てはまるなら。動物性食品と言えるなら、食べられる。)
肉ならどんなものでも食べられる。腐っていても、不思議なものでも、何でも。
それが大体「肉」の定義に当てはまるなら。動物性食品と言えるなら、食べられる。)
(イグイ・ジヘンはローレットの依頼をまだ受けたことがない。
居食――働かざるして食うもの――の状態だが珍しい立場ではない。
イレギュラーズは何をしても世界を救う『可能性』を蒐集できる。)
(何をしても世界を救う。故にイレギュラーズは正義の味方ではない。
善を成そうとする人のほうが多く、悪を望む依頼も多くはないのが幸い。)
居食――働かざるして食うもの――の状態だが珍しい立場ではない。
イレギュラーズは何をしても世界を救う『可能性』を蒐集できる。)
(何をしても世界を救う。故にイレギュラーズは正義の味方ではない。
善を成そうとする人のほうが多く、悪を望む依頼も多くはないのが幸い。)
(それでも悪がいることに変わりはない。イグイ・ジヘンも、悪のひとつだ)
(カチッ。カチッ。牙を噛み合わせるような音がする)
(食料に人ならざる無惨な噛み跡がつく。或いは一呑みされてしまう)
(イグイはどんな食料を口に入れるときも、あるものを見ていた)
(人間だ。)
(カチッ。カチッ。牙を噛み合わせるような音がする)
(食料に人ならざる無惨な噛み跡がつく。或いは一呑みされてしまう)
(イグイはどんな食料を口に入れるときも、あるものを見ていた)
(人間だ。)
(イグイは常に空腹だった。食べても食べても腹に溜まるような気がしない。
飢餓感までは覚えないが満腹にもならない。パンもお菓子も美味しいが美味しくない。
本来の食性で口にするものを封印されている。食性だけが問題だった。
食性さえまともなら、身体が透明でも、少しいい加減なところがあっても、普通だ。
イグイの目には往来を行くものが全て剥き出しの食品に見える。常にそうだ。
食べ物と会話を交わすことのなんと狂気的なことか!幸いにもイグイは悩まない。)
(空腹を感じ続け、ごまかすための食事をし続ける。)
飢餓感までは覚えないが満腹にもならない。パンもお菓子も美味しいが美味しくない。
本来の食性で口にするものを封印されている。食性だけが問題だった。
食性さえまともなら、身体が透明でも、少しいい加減なところがあっても、普通だ。
イグイの目には往来を行くものが全て剥き出しの食品に見える。常にそうだ。
食べ物と会話を交わすことのなんと狂気的なことか!幸いにもイグイは悩まない。)
(空腹を感じ続け、ごまかすための食事をし続ける。)
(広い混沌には手紙に関するギフトの持ち主がいたとしてもおかしくない。
住所不定のイグイ・ジヘンに手紙が届くのはきっと誰かのギフトによるものだ。)
(イグイ・ジヘンは手紙を読むなりその場で一回転した。
音符でも飛び出そうな軽い足取り。イグイ・ジヘンは決して勉強が好きではない。
弱肉強食のように単純明快な法則が好きだ。学べば学ぶだけ分かる事は好きだ。)
住所不定のイグイ・ジヘンに手紙が届くのはきっと誰かのギフトによるものだ。)
(イグイ・ジヘンは手紙を読むなりその場で一回転した。
音符でも飛び出そうな軽い足取り。イグイ・ジヘンは決して勉強が好きではない。
弱肉強食のように単純明快な法則が好きだ。学べば学ぶだけ分かる事は好きだ。)
将来ー。覚えられる技が増えるってー。道を定めるのが大変ってことなんだなー。
(イグイ・ジヘンは毎日とはいかないが、頻繁に街角に聞き耳を立てている。
直接顔を合わせていないローレットの人物と話した気になる弊害がある。)
難しい話もー。難しくなくなってきたからー。がんばろー。
(少なくとも戦略や成長の話を聞いて「どういうことだろ?」と思うことは減った。
今度はどこを目指すために何を取り、何を捨てるかをとても難しく感じている。)
狂戦士やバーサーカーの適正はー。ないー。理性を飛ばすのはー。ちがーう。
(『井の中の蛙、大海を知らず』。多様性のある混沌ではイグイ・ジヘンは平均的だ。
混沌肯定『RPG』を抜きにしても、イグイ・ジヘンはそこまで破壊力を持たなかった。
イグイ・ジヘンに理性はあるようでないが、その理性は人間味とも言える別物を示していた。
故に、狂戦士やバーサーカーといった暴力的なクラスはイグイ・ジヘンを再現しなかった。)
(イグイ・ジヘンは毎日とはいかないが、頻繁に街角に聞き耳を立てている。
直接顔を合わせていないローレットの人物と話した気になる弊害がある。)
難しい話もー。難しくなくなってきたからー。がんばろー。
(少なくとも戦略や成長の話を聞いて「どういうことだろ?」と思うことは減った。
今度はどこを目指すために何を取り、何を捨てるかをとても難しく感じている。)
狂戦士やバーサーカーの適正はー。ないー。理性を飛ばすのはー。ちがーう。
(『井の中の蛙、大海を知らず』。多様性のある混沌ではイグイ・ジヘンは平均的だ。
混沌肯定『RPG』を抜きにしても、イグイ・ジヘンはそこまで破壊力を持たなかった。
イグイ・ジヘンに理性はあるようでないが、その理性は人間味とも言える別物を示していた。
故に、狂戦士やバーサーカーといった暴力的なクラスはイグイ・ジヘンを再現しなかった。)
[傍らの紙切れたち]
・機動力と柔軟性を活かすには反応を伸ばす手がある。
・反応だけは役立たず。先手で「何をするか」を考える。
・面倒なのを足止め。BSの付与。より早い相手から庇う。
・体力と腕力、それと足。匂い。
・一人だと生きてけないね。
・周りにいぐい様くんより強いのがいっぱいだ。
・まるでいぐい様くんが【生活者】みたいだ。
・変なの。
[蛇がのたうち回るような悪筆]
・機動力と柔軟性を活かすには反応を伸ばす手がある。
・反応だけは役立たず。先手で「何をするか」を考える。
・面倒なのを足止め。BSの付与。より早い相手から庇う。
・体力と腕力、それと足。匂い。
・一人だと生きてけないね。
・周りにいぐい様くんより強いのがいっぱいだ。
・まるでいぐい様くんが【生活者】みたいだ。
・変なの。
[蛇がのたうち回るような悪筆]
んー。
(その日のイグイ・ジヘンはいつもより早く目が覚めた。散乱したメモをまとめる。
依頼が少なかったのは幻想の防衛任務があったからかと納得していた。
返ってきてもまだ活気を感じない。冒険中の依頼を全部見てみようと確認した。)
あー。
(泡沫カタラータが控えていた。ゼオニーターは終わった。シャウラも終わった。
悪性ゲノムはまばら。関係者、因縁の相手が2件。ローレットは今後も忙しそうだ)
んー。
(勉強が終わらない。勉強の合間を縫って簡単に済む依頼もしばらく出ない気がする。
イグイ・ジヘンは堅実だった。真面目にいい加減だった。冬眠しようと決める。
カタラータのあとはシャイネンナハトの休みが来るような気がする)
(その日のイグイ・ジヘンはいつもより早く目が覚めた。散乱したメモをまとめる。
依頼が少なかったのは幻想の防衛任務があったからかと納得していた。
返ってきてもまだ活気を感じない。冒険中の依頼を全部見てみようと確認した。)
あー。
(泡沫カタラータが控えていた。ゼオニーターは終わった。シャウラも終わった。
悪性ゲノムはまばら。関係者、因縁の相手が2件。ローレットは今後も忙しそうだ)
んー。
(勉強が終わらない。勉強の合間を縫って簡単に済む依頼もしばらく出ない気がする。
イグイ・ジヘンは堅実だった。真面目にいい加減だった。冬眠しようと決める。
カタラータのあとはシャイネンナハトの休みが来るような気がする)
難しいなー……。
(効率的に捕食するなら金銭が要る。名声が要る。安定供給される食料が要る。
ローレットの衣食住保証はイグイ・ジヘンには足りない。もっと食料が要る。
『混沌』流の戦い方を覚えてもっと依頼をこなしたい。知識が要る。)
(効率的に捕食するなら金銭が要る。名声が要る。安定供給される食料が要る。
ローレットの衣食住保証はイグイ・ジヘンには足りない。もっと食料が要る。
『混沌』流の戦い方を覚えてもっと依頼をこなしたい。知識が要る。)
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イグイ・ジヘンが定期的に食料品を買い込むことはわかっている。
ローレットから支給される金銭の殆どを食料品に使っている。
誰にあげるわけでもない。満たされない腹を満たしている。
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