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ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【高速RP】日曜日のお茶会 店内席(27日20:00~)

▼コーヒーの匂い漂うキャリー喫茶店の店内。
 壁際に設置された3人掛けのテーブル席にはメニューブックと各種コンデュメントなどが揃っている。

○お品書き
・カフェラテ ・カフェオレ ・ココア ・ミルク
・セイロン ・ダージリン ・ロイヤルミルクティー
・サンドイッチ ・カレーライス ・かぼちゃスープ
・砂糖菓子の茶葉ティー  etc...

 三人制限の店内席用の高速RP用スレッドです。高速用のカウンター席への平行しての参加は可能ですが、高速用のテラス席と平行しての参加はご遠慮ください。

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(とことこ、小さな足音を伴って、店内に小さなお人形が入ってきました。)
(あっちへきょろり、こっちへきょろり。とっても「大きな」店内を見回して)
ご機嫌よう。席は、空いているかしら。
ばんわさん、と……こいつは少し出遅れたかね?
(賑やかな方を軽く見つつ、頭をポリポリ)
姫さんも来てたのかい、すわっちまえすわっちまえ。
(にししと笑って勝手に椅子をひく)
まあ、スティーブン。ご機嫌よう。
わたしもいま来たところだもの。いつもの席へ座らせていただくわね。
(すでにお姫様にとってちょうどよい高さに設えられていた席へ、いつものようによじ登ってゆきます。)
ありがとう、スティーブン。今日は、おひとり?
ほいさ、ご機嫌ようっと。
(勝手に椅子に座って、テーブルに肘をついて目線を揃え)
1人だねぇ。誰かと一緒にってのはココにはしたことがねぇ……お姫さんこそエスコートはついてねえんかよ?
わたしの従者は、ほとんどがお人形だもの。
ニアライトのようなギフトがあったら、違ったのかもしれないけど。
(なにしろお姫様にできるのは、かれらの「声」を聞くことだけです。)
でも、そうね。今日はスティーブンが、こうしてエスコートしてくれたわ?
お人形だらけの馬車ってのも中々に見物だとは思うが。
いやー、お手をどうぞと言えない所が残念だねぇ。手を取るより先に抱えちまうのはお姫さんのエスコートにゃマナー違反になっちまわぁ
(飄々と肩をすくめて)
ふふ、本当ね。
抱っこされるのはお人形の本分。わたしは好きよ?
(にこり、柔らかな笑みを湛えて。注文はいつもどおりのココアでございます)
でもいつかは、実現してみたいわ。わたしの従者たちで満たされた、馬車だなんて。
とてもロマンティックだもの。
姫さんみてぇなお人形さんくらいなら、俺の細腕でも抱えられらぁな。
お飾りでもエスコートが居るならいつでも声かけてくれよ。
(顎のあたりを撫でて数秒思案)
人形の馬車もロマンなら、人形の館ってのもロマンなんだろうねぇ。色とりどりに着飾って、子供が迷い込んだら夢に見ちまうな
ええ。でもわたし、スティーブンにはやっぱり、装飾品をいつかお願いしてみたいわ。
オーダーメイド、と言うのでしょう?
誰かがわたしのために作ってくれるものだなんて、憧れてしまうわ。
(ぱん、と両手を合わせて、ひとたび微笑むも)

人形の館……ええ、ええ。そうね。
(僅かばかり思うところがあって、まぶたが下がり。アメジストの瞳が、合間から煌めきました。)
けどわたしが混沌へ来る前にいた、おじいさんのお店も、そんなところだったわ。
おじいさんが愛情を込めて作ったたくさんの人形たちがいて。とても素敵なところよ。
ご指名とは嬉しいねぇ。そりゃぁもちろん作らせていただきますとも。
花でも鳥でもお望みのまま、髪に指にも、なんなら首も手首もお任せさ。
(にっと笑顔を返すも、伏せた瞼に首を傾げ)

そりゃみんな姫さんみたいに愛情込めてたんだろうなぁ。
さぞかし儲からない店だったんじゃないのかい?
ええ、ええ。お姫様だもの。きっと着飾る機会があるのだから。
いずれ、ぜひお願いさせていただくわ。

そんなことはないわ。いえ、愛情はもちろんだけれど。
お人形たちを新たな持ち主の下へ送ってあげるのも、幸せのひとつだもの。
(思い返すのは、お店の方から聞こえてきた、無邪気で楽しそうな声)
(新しい「家族」を抱えるひと達の、幸せに満ちた顔。)
……ただ、わたしだけは、お店の奥の方で、すごく大事にしまわれていたわ。
「最高傑作」だなんて、おじいさんは言っていたかしら。
お姫様のパーティとは、こりゃ責任重大だな。
俺のノミの心臓が緊張でつぶれちまわなきゃいいが。

ほうほう、そりゃ良く出来た店主だな。
お姫さん見てぇな人形ってのは出来が良すぎると手放したくなくなるもんだからな……それに、自分でも二度と作れないってのもよくある話さ。
そのお蔵入りの「最高傑作」をこうして見れるんだ、幸せだねぇ。
(肘をついたまま視線を向けて)
大丈夫よ。お姫様とはいっても、この世界ではあまり意味のない肩書き。
パーティといっても、そんな大きなものにはならないわ。
(向けられた視線を、ぱちくりと、瞬くたびに光を放つ瞳が見つめ返しておりました。)

……スティーブンは芸術家だから、きっと、そういうのがわかるのね。
わたしでよければ、いくらだって見てくれて構わないわ。
お姫様というのは、民草の前で姿を現し、微笑むのもお仕事でしょう?
(もっぱら物語で学んだであろう知識を披露しながら)
(いつしかテーブルの上に置かれていたココアを、ひとくち。)
ふふん、それでもパーティの主役はお姫さんだろう。
俺の作ったのを存分に見せびらかしてくれよ。

おっとっと、そんな風に言われてしまうと俺の中のイケナイのが起きてきちまう。
お姫さん見てぇに誰かの手の芸術品ってのは、隅々まで見たくなるから困ったもんだぜ。
そんなとこ誰かに見られたら俺がお縄になっちまわぁ
(困ったもんだ、と大げさに首を振って)
ええ、きっと。晴れの舞台には、ぜひ頼らせてもらうわ。

(続くスティーブンの顔は真正面から受け取ったらしく、小さなお顔に真剣な表情が浮かびました。)
お縄……まあ、捕まってしまうの? 確かに、困ってしまうわ。
けれどわたしも、こちらに来てから親しくなった人形師さんに、いつも手入れをしてもらっているわ。
そういうのとは、違うのかしら?
(こてり。いささかぎこちない、それこそお人形らしい動作で、お姫様の首が傾ぎます。)
俺も肩書が人形師なら良いんだろうけどなぁ
(困ったようにコーヒーをすすり)
普段作ってるものがあんまり人目につかないモンばっかだし、お姫さんみたいな美人を俺がいじってたら、俺がいじめてるよーに見えそうだって事さ。
(ふぅと息を吐いて、傾いた角度に自分も首を合わせて傾ける)
そんなこと、きっとないわ。
だってスティーブンはこうして、わたしと親身になってお話してくれているでしょう?
……もし誤解されたって。わたしは、しゃべれるお人形だもの。
きっと、あなたのために弁明するわ。優しいひとには、相応の報いがあるべきだもの。
(それこど童話のお姫様のように。一点の曇りなく、眼前の男性を信じきった瞳が、文字通りにきらきらと、お星様の瞬きを宿して輝いておりました。)

けれど。人目につかないものって、なあに?
(キラキラした目に押されたように、ガタっと頬杖から頭を落とし)
お、おう……姫さんがそう言ってくれるんならきっと役人も見逃してくれるだろう。
話してるのはまぁ俺が楽しいってのが一番なんだけどな……。
(いやしかし、喋れるということはこの場合本当にプラスに働くのか若干の不安)

そーいや、お姫さんは見たことなかったか。
ソレくらいのサイズになると、あんまり作ってるのは無いんだが……こんなのさ。
(カチャリと、音を立てて手首から外したのは、鎖で繋がれた2つの金属の輪、シンプルな手錠をテーブルに置く)
スティーブンが楽しいなら、それはとても素敵なことよ?
誰かを楽しませるだなんて、お姫様の、それにお人形の本分でもあるもの。
(スティーブンの内心など知る由もなく、やはりお姫様は、にこにこと微笑むばかり。)

これは……手錠、というものかしら。
(それこそ本でこういう道具があるのは、見たことがありましたが)
(実物を目にするのは初めてです。興味深そうに、身を乗り出して)
スティーブンは、これで悪いひとを逮捕しているの?
こりゃまた、一本取られたか。
確かにこりゃお姫様の手のひらだ。俺が楽しませてもらってますねぇ。いつかはお姫さんを楽しませられるようになりたいもんだ。
(微笑みの圧に負けるように、小さく両手をあげて降参する)

そうそう手錠。俺の本業はこう言うのをリクエストで作ってるのさ。大金持ちの旦那さんや、代わった趣味の貴族サマ、もちろん街のお役人にもね。
お姫さんみたいな、か弱い女性用にしたいからっていう注文もあったりね。
(両手の指で輪っかを作って、手首のサイズに)

(一本取られたなんて言葉も、降参の意味も、小さなお姫様は理解しておりません)
(だって、お姫様はそもそも勝負ごとをしていたつもりがないのですから。)
(……要するに、言葉のあやを理解できておりませんでした。)
わたしだって、こうしてお話して、新鮮なものを見て。とっても楽しんでいるわ?

か弱い、女性用。……そうね。女のひとだって、罪に手を染めることはあるもの。
やっぱり、いろんなサイズが必要になってしまうのね。
わたしは、嵌められないようにしなければいけないわね?
(呑気なまでの思考を伴って、もちろん微笑むばかりのお姫様でございました。)
そーかそーか、それならまぁ俺も気が楽さ。
男の口なんてのはお姫さんたちみたいのを楽しませるのに働くのが一番だからな。
(ようやく調子を取り戻してきたように、ゆらゆらと揺れて)

後はずっと側に置いておきたいとか、そう言うのもあってねぇ
(霧の向こうを見るようにボカシて語り)
普通はそういう時には、輪っかは一つさ、こう言うのも俺の仕事だ。
(こんどは指からリングを抜けば、内側には恥ずかしくなるような愛の言葉がびっしり彫り込まれている)
ふふ。お上手ね、スティーブン。
遠慮なく、これからも存分に楽しませていただくわ。
(ココアの甘やかな味で、口内を満たしますと、いつもよりいっそう幸せな心地がいたしました。)

まあ……それは。それは、結婚指輪というものね?
(これもやはり、初めて目にするもので)
(手錠のときに比べて、明らかにお姫様の瞳の輝きが増しておりました。)
わたし、前に一度だけ、結婚式というものを行っているのを見たけれど。
純白のドレスに身を包んだ女のひとは、それこそ本当に、お姫様みたいだもの。
スティーブンは、とっくに「お姫様」のためのものを作っていたのね?
おうともさ、楽しすぎて椅子から転げるなんてないように頼むぜ。
(遠慮なく軽口を叩き、薄ら笑いを浮かべる)

結婚式かぁ、確かにあれでもお姫様扱いってやつだな。
俺のモンでお姫様になってくれりゃぁ、サイコーってもんさ。
(指輪に興味を持った様子にニマニマしつつ、他の指からもリングを抜く)
本物の王族の結婚式ともあればそりゃ物凄いんだろうねぇ。ここに並べたのよりずっと立派なのがあるんだろうな。
(テーブルに金属も石も色々のリングを並べる)
気をつけるわ。わたしの体だと、簡単に転げ落ちちゃいそうだもの。
(冗談を返してみせる程度の情緒は、やはり育ちつつあります。)

それじゃあ、スティーブンはもしかすると、新しいお姫様を生み出すお仕事をしているのね。
とってもロマンティックだわ?
(はてさてこちらは冗談か本気か、お姫様の表情はやはり微笑を湛えるばかりでございます。)
王族、貴族……そういうひと達の結婚式。
もしかしたら、ローレットで活動するうち、招かれるようなこともあるのかしら。
……とびきり煌びやかなお姫様。いちど、見てみたいわ。
(楽しそうに、次々並ぶリングを、それこそ指輪に使われそうな瞳が眺めておりました。)
どうせ転げるなら日向の草むらの方が良いからな。
店の床じゃ姫さんんに傷がついちまう。

ほほう、ロマンティックと来たか。
まぁ綺麗なお嬢さん方を着飾るのは最高の仕事だぜ。宝石になるかどうかはその時だが。
(嘘か真か、微笑みに薄い笑みを返しつつ)
活躍してけばその内あるかもな、パーティはこの間も呼ばれた見てぇだし。
そん時には負けないくらいにめかし込んでいかないと。
(テーブルに広げた手を握ったり開いたり、するとコロンと小さな輝石が転がり出る)
ふふ。草原で日向ぼっこだなんて、それこそ憧れてしまうものね。
ピクニックへ出かけるには、うってつけかしら。

ええ、ええ。王様や貴族のみなさんに会う機会だってあるのだから、いつかきっと。
スティーブンが飾ったお嫁さんをも、見られるかもしれないわね。
(和やかにお話していると、ふと転がり出てきた輝石が目にとまります。)
あら。それは、なあに?
暑くなる前の今くらいが丁度良いところだぜ。
風が良いんだ、こう、さーっと吹くのが。

とりあえず目の前のお姫様をどう飾ろうかと、悩むときに眺めるいしっころさ。
本物には敵わねぇが、思い出すきっかけくらいにはなるもんさね。
(瞳に似た色のカット前の輝石、テーブルの上で転がし)
……本当ね。わたしの瞳の色にそっくり。
それを眺めるたびに、わたしのことを思い出してくれるだなんて。
やっぱりスティーブンは、ロマンチストなのね?
(くすりと微笑んで、ココアに口をつけると、いつしかカップも空になっておりました。)

……海洋での船旅だけでなく、また行ってみたいところが増えてしまったわ。
今日は、旅行の計画でも立てながら帰り道を行こうかしら。
さーて、ロマンか気が多いだけなのか。
考えるのはいつもそんな事ばかりさ。
(テーブルを一撫ですれば、不思議な事に指輪は元に)

そいつはいい。行けるうちに行きたいところに行くべきだ。
お帰りですかい、お姫様?
(椅子の高さに合わせて手を出して)
気が多いというのは、たくさんのひとに愛情を向けられるということでしょう?
きっと、悪いことではないと思うの。
(あれも彼の力の一環なのかしらん。不思議な現象は混沌では慣れっこですから、驚くことこそしませんでしたけれど。)

ええ。おかげで今日はとっても楽しかったわ。
ありがとう、スティーブン。
(差し出された手に、何分の一も小さな手を、重ねてみせました。)
そう言って貰えれば何よりのご褒美ですよお姫さん。
それじゃ扉までの短いエスコートを務めさせて頂きましょう。
(椅子から降りるのを手伝うようにして、店の外に向かう)
ええ。よろしくお願いするわね、騎士さま?
(冗談めかして、椅子から降りると)
(スティーブンと共に、お店を後にするのでした。)

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