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ギルドスレッド

キャリー喫茶店

【個別スレ】身を護る術

▼「身を護る術はあった方が良い」。だからその一環として、銃の扱いを教える約束をした。
 待ち合わせは休日の喫茶店で。その日の喫茶店内のコーヒーの匂いは、どこか火薬と油の臭いが混じっている気がした。

※エクリア=メティオウラとパーセル・ポストマンとの個別スレ

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(マグを傾けてコーヒーを飲みつつ、だいぶ使い古された小型の拳銃を分解して整備している)こんなに懐かしいのに、意外と身体はまだ覚えてるもんだな。(コーヒーに僅かに混じる火薬と油の臭いに笑いながら、ふう、と吐息して出入り口を見た。そろそろ来るはずだ)
(コーヒーの香ばしい匂い、いつも通りだと落ち着きながら扉を開けて微笑みながら入ってくる)や、コーヒータイムだったかなマスター。(約束の時間にピッタリだ、と店の時計を眺めながらくつろいでいる彼の姿を見ながら近づいて行く。その途中、机の上に普段は見慣れない黒い金属の物体が目に入り、興味深そうに眺める)それが……拳銃?、かい?
よう、さすがは「疾り屋」だな。定刻通りだ。(言いながら、手元のバラした拳銃を1分も経てずに組み立てる)
ああそうだ。これが俺の昔の相棒、エクリアの嬢ちゃんのこれからの相棒だ。俺のガキの頃に使った銃なら、反動もそこまでねえしちょうど良いだろ。(遊底を開いて薬室がカラなことを確認し、エクリアに差し出す)とりあえず持ってみな。弾倉とかはまだ抜いてあるからもうちっと重くなるけどな。
届けるのは疾いに越したことはないけれども、こういった約束は時間通りに合わせて疾るのも大切なことなのさ。わっ(と驚きながら、バラバラになっていた部品が組み立てられるのを見て小さく手を叩く)凄い凄い、マスターってこんなことも出来るんだね。……うーん、これでもなかなか重量感はあるね。(空の銃を受け取りながら、片手、両手と持ち手を変えてみながら)
(違いねえ、と笑いながら細いマガジンをいくつか手に取る)こっちも追々覚えて貰うぜ。数十回もやりゃ身体が覚えるから安心しろ。その頃にはそいつも手に馴染んでるだろうよ。
(よっくらせ、と立ち上がる)それじゃ、準備は良いか? 近場の空き地はわかるな。あそこに行くぞ。
お手柔らかに頼むよ。ふふ、こういった習い事なんて初めてだから浮足立ってしまうね。(楽しそうに彼の背中を追うようについていきながら)ああ、あの空き地だね。確かに今の時間にあまり人はいないはずだし、丁度よさそうだね。
(エクリアを連れ立って訪れた空き地は、案の定エクリアの言う通り人がいなかった。閑散としていて、隅には箱やらガラクタが不法投棄されている。その中からエクリアよりも20歩ほど離れた場所へと適当な箱を成人男性大まで積み重ねて、落ちていたビンやらカンを置く)
これでよし、と。大体襲ってくるやつは嬢ちゃんよりもデカイやつが多くなるだろう。今はこんなナリだが、ビビらねえようにしろよ。(言いながら、ほらよ、と弾倉を差し出す)まずは装弾だ。こいつを握ってるところに差し込むんだ。やってみな。
(空き地についた後、マスターが何やら組み立てている姿を静かに見守る。なるほど、あれが”的”なのか、とビンやカンを見つめる)心配しなくても、その辺は大丈夫だよ。私が怖いのは、私より疾いものだけだもの。……なるほど、これに弾が入っているんだね。これを入れることで初めて、この敵の塊が敵を倒す”武器”になるんだね。(渡されたカートリッジを眺めながら改めて実感しながら言われた通りに装弾を行う。この鉄の塊は銃と呼ばれる殺傷武器に今、変わったのだと。)
(エクリアの内側で起きた意識の変化を感じ取って、わずかに口元を歪ませる)怖気づいたか? そいつの飛ばす弾は嬢ちゃんとは比較にならねえくらい早いぜ。(挑発するように肩をすくめる。自身の拳銃――エクリアの持つそれとは1、2回りほども大きい――を取り出して、カートリッジを入れる。そしてエクリアに見えるようにゆっくりとした動作で遊底を引いて安全装置にあたる小さなレバーを倒した)
そりゃあ怖いね。……でも、射角とトリガーさえ見えていればある程度は避けられる……はずだよ。(実際に試す機会が有ったわけでも無いし、今後もそんな経験は御免だけどね。と付け足しながら)……意外と固いね、これ。(彼の銃より幾分か小さいであろう銃のハンマーを、力を入れながら倒す)
道具だてらに暴力を振るうのにはためらいがあるんだろ。そこらのチンピラよりも良識派だ。(肩をすくめる)よし、とりあえず構えてみるか。しっかり握って必ず手を添えて両手で構えろ。(こうだ、と構え方をやって見せる)これで拳銃の上側に付いてるアイアンサイトで狙いを付ける。見えるか?
なるほど、中々頼もしいね。私もすぐに暴発するより、多少は我慢が効く人の方が安心出来るよ。(にやりと笑いながらも、集中して銃のアイアンサイトを覗き込む)……この出っ張りから覗けば射線を推測することが出来るんだね。真っ直ぐに飛ぶってことは……こんな感じかな。(射線に空き瓶を捉えながら、彼の姿を真似て構えを取る)
ああ、そうだ。後は安全装置を外したか確認して、外してあるならそのまま撃つ。よく狙えよ。意味もなくパンパン撃つとすぐに弾なんて全部消し飛んじまう。(ともかく実践だな、と木箱の上に置いた空き瓶を指す)まずはアレを狙ってみな。
(マスターの言葉を聞くと、"目"を射線上に合わせ銃を構える。小さく息を吸い深呼吸の後、カチリとトリガーを引き絞った)……っ!(直後、大きな破裂音が鳴り響く。その直後にガラスが砕け散る音が続けて辺り一帯に鳴り響いた。)マ、マスター……当たったかな……。(小さな銃といえど、貧弱な身体にかかる衝撃で後ろに倒れる尻餅をついた。怪我はないが、被っていた帽子がずれ前が見えずに状況がまだわかっていない)
おめでとう、アタリだ。ビンの1つに当たってたぜ。(ぱちぱちと拍手する)
比較的反動が小せえのを選んだんだが、やっぱり嬢ちゃんには厳しかったか。ま、それでもちゃんと撃ち方次第じゃしっかり撃てるから安心しな。撃つたびに尻もちついてたんじゃ、尻がでっかくなって走りにくくなっちまう。
ほら、立てるか?(尻もちをついたエクリアへと手を差し伸べる)
(マスターの手を取り立ち上がる。ああ、ちゃんと当たってはいるんだな、と確認する。)当てるのだけなら容易なのだけれどもね、やっぱり少し衝撃は強いや。……マスター、それ私だから気にはしないけれども、サーシャや姫月に言ったら引っ叩かれても仕方ないと思うよ。(やれやれ、と溜息をつきながらも帽子を被り直して埃を払う)直立だとどうも一瞬の衝撃を耐えるのはなかなか難しいね。
おお、怖え怖え。ケツでも叩かれてあいつらの尻のデカさをうつされちまったら今着てるズボンが穿けなくなっちまう。(はは、と笑いながら、おもむろに片膝立ちをする)
反動が強いなら、地面を利用しな。一番は地面に腹這いになることだが、それだと相手を狙いにくい。足を歩いてるときみたいに上下に開くか、こういう風に片膝ついて撃ってみろ。比較的安定しやすいはずだ。
はは、尻が青いだなんて言われるよりは赤くなっているほうが名誉だとは思うよ。(茶化すように笑いながら、今度は少し肩幅ほどに脚を広げる)……こう、地面に地をつけて力を……こういう時に軽い自分の身体には参るね。重くない自分の身体に少しでも後悔する日が来るなんて、夢にでも思っていなかったよ。……っ!(片膝をつきながら少し前のめりに体重をかける。先ほど割れた瓶の隣に置かれる瓶に狙いをつけながら……トリガーを引き絞る。響く衝撃、鳴り響く破裂音。今度も弾丸は瓶の中心を貫きながら、瓶は衝撃で四散し破裂した。)(自身の身体も揺れながらも、倒れずに何とか姿勢を保っていた)
(言うじゃねえか、とエクリアにニッと笑い返す)風の強い地方なんかで配達することになったら、荷物以外に重石を持って行くんだな。風で身体がふっ飛ばされちまうぜ。
(言いながら、射線に入らないエクリアの後ろに立って狙いを見る。銃声。破壊音)――上出来だ。筋が良いじゃねえか、嬢ちゃん。これなら後は定期点検の方法だとか、後はそれ用の店がどこにあるか教えるだけで済みそうだな。
基本的に手紙の配達なのがネックなところだね、鉄板でもいれておこうかな?(ま、鞄を持てなくなっちゃいそうだけど、と苦笑いしながら)……うん、アクセルの応用を使えば射線や距離の把握は出来るから、よほど速く動くものでもない限りは外さない自信はあるし、メンテナンスの仕方も後でお願いするね。少し残念なのは、この反動だと普通に走っているときには撃てないことかな。(少し残念そうに銃を見つめながら)
なるほど、やたらと筋が良いと思ったらギフトの応用か。こりゃ早々に俺も追い抜かれちまいそうだな。(運び屋が疾り屋に追い抜かれるってのも皮肉なもんだ、と冗談めかして言う)
そこは弓と同じだ。達人でもねえ限りは走りながらの射撃なんて曲芸はできねえよ。できるようになった頃にゃエクリアの嬢ちゃんももっとデカくなってるさ。(何年先の話かはわからねえけどな、と肩を竦める)
練習方法は今やったように。街では人に向けて使わない。まあ一通り教えることは教えられたな。帰ったら何か軽いもん作ってやるから食ってけよ。エクリアの嬢ちゃんには成長して貰わねえと、嬢ちゃんの相棒が泣いちまいそうだしな。
はは、使えるものは使わなきゃ、リソースの無駄遣いだからね。私のほうが若いもの、マスターより早く吸収して立場が逆転できるように努力してみるのも楽しいかもね。(くすっと笑いながら、からかうようにそう言って)む、私だってきっともう少し大人になれば風格だって出てくるはずさ。筋力とかは……あまり期待しないでほしいけれども。(少しだけ目を逸らし)流石に人に向けて使うことはしないさ、よほど危険な状況でもない限りね。おや、いいのかい?それじゃあいつもの、に加えてデザートでも頼んでみようかな?期待してるよ、シェフ。
そういう要領の良いところは嬢ちゃんの長所だな。(苦笑を返し、動かした箱やら瓶缶を邪魔にならない脇に追いやって雑に片付ける)
そこはシェフじゃなくてバリスタとかが良いんだが……まあ良いか。うまいもん食わせてやるよ。(さて何にしたものか、と思案しながらエクリアと共に喫茶店へと帰って行った)
――――このスレッドは終了しました――――

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