PandoraPartyProject

ギルドスレッド

かごめ

境内

ひび割れた参道から雑草が顔を覗かせ、侘しく風に揺られている
石灯籠は地に崩れて苔に覆われ、もはや原型を留めていない

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(どうやら、あちらもこちらに気付いたらしい。頭を下げているのが見えた)丁寧な人ね…こんな朽ちた社で出会った相手に、挨拶するだなんて(無表情ではあるが、どこか楽しげに呟くと。自身も、同じ様に頭を下げた)。
あっ、ありがとうございます…。
貴女様は……こちらに、住まわれているのでしょうか。
(律儀にも挨拶を返され、少女は目を丸くした。この混沌に流されてからというもの、挨拶の習慣が違う故に「慣れた」挨拶は久しく感じた)
(下駄を鳴らしつつ、ゆっくりと歩を進め)そうね、それに近いのかもしれない。持ち主のいない廃屋を、好きに使っているわけだから。(目の前に来ると、歩みを止める。少し低い目線から、相手の服装をじっと見つめると)……あなたも、地球から?柏手に挨拶、服装。どれも、私の世界のものとよく似ているわ。まぁ、たまたまよく似た世界、という可能性もあるのかもだけれど。
あ、貴女様のような幼子が独り暮らしとは…大丈夫にございますか……?
( まるでお前が言うな、と言ってくれとでも見えるブーメラン。自分より身長も低く、且つ懐かしさを覚えた彼女に親近感でも沸いたのだろうか)

地球、もとい「日本」と呼ばれた國の出自でございます。おっ、おそらく…貴女様の知る地球には……存在しておりませぬ。
( 彼女もまた、自分の知らぬ「日本」の生まれなのだろうかと推測)
(くすり、と小さく笑い)誰かに心配してもらったのは、初めてよ。ええ、普通の幼子ではないから…問題無いわ。私よりかは年上に見えるけれど…?(皆まで言わなかったが、あなたも大丈夫なの?と視線で問い掛ける)

成程ね…色々な世界から色々な人が呼ばれているようだし、旅人の数だけ様々な地球や日本が存在しているのでしょうね。こうやって、別の「日本」の人と出会えるなんて…召喚されるのも、中々悪くないわ(再び、くすりと笑い声を漏らす)。
もっ、も、もちろん……大丈夫にございますよ。家事のひとつや、ふたつ。容易にございます、ふふふ…。
( ギクリ、図星である。視線から察せられる心配の色。少女の可憐な笑みが儚くも、見据えられているようで、つい慣れない嘘を吐いてしまった)

同感にございます…価値観や史実が違えど、「日本」の御方に逢えるのは、とても嬉しゅうございます。
( 少女の笑みにつられるよう、ふにゃりと口角は緩んだ。続けて「えぇと。」と問いを告げる)

貴女様の……お名前をお聞かせ願えない、でしょうか?
ふふっ…しっかりしているのね。将来、素敵な女性になりそうだわ(嘘と気付いたのか、気付いていないのか。相変わらず淡々とした口調から察するのは難しいが、それでも、相手を見る視線は先程よりも和らいでいる、気がする)。

鏡餅の一つでも準備しておけばよかったわね。餅づくりから始める事になるだろうけれど(小さく肩を竦め。本人なりの冗談、らしい)。

雫。苗字は無いから、名前はこれだけよ。あなたは?
えっ、あ…はい。
ありがとう、ございます。
( なんて心に刺さる優しさ、ふらりふらりと後退り、両手で持つ刀を杖代わりに身体を支える。あふん、私めは心が汚れている事が良く解りました)

杵や臼を用意まですると、今年が終わってしまいそうですね…。
( 袖で口許を隠し、くすりと笑った)

雫様、でございますね。
私めは姓は春夏秋冬、名を明日(あけび)と申します……。
ええ、そうね…自分で作る訳にもいかないし、買うお金も無いわ。無職も辛いものね(後退る様子を見て、自身も着物の袖で口元を押さえ)。

春夏秋冬明日さん、ね。素敵な名前だわ。四季がはっきりしている日本を体現するような、ね。

(視線が、両手で抱えている刀へと移り)…それにしても、随分と大きな得物ね。何らかの特殊な武術や剣術を修めているのかしら?
この國の大まかな仕組みは、依頼を受けて報酬を受け取るようでございます故…未だ無職の御方は、ごまんと居るかと。
( かくいう私めも無職でございます、と立ち直りながら答えて苦笑い)

えぇと…少々、居合を嗜んでおりまして。
( 僅かだが、言葉が詰まった。今までとは違い、故意に口に出せなかった…いや、出さなかった。故に、浮いたような答えに)

 ………あの、雫様。
出逢ったばかりで不躾だと思いますが…ひとつだけ、お願いを聞いてもらっても宜しい…でしょうか。
ローレット、だったかしら。あそこが、色々と仕事を斡旋してくれるみたいね。私達の様な歳まで働かせるなんて、中々親切な事をしてくれるわ(苦笑に応える様に、皮肉を漏らし)。

(一瞬、言い淀んだ様に思えたのは気のせいだろうか)(だが、もし気のせいでなかったならば)…凄いわね。この毬より大きい物を持った事が無いから、余計そう思うわ(あえて視線を手元の毬に移すと、手の中で転がしつつ、当たり障りの無い言葉を返した)。

なに?遠慮は不要よ(言葉は短いものの、拒否する様子は無く)。
は、はい。依頼が有れば、私めも生きることが出来ます…ローレットの方には、感謝しております。
( 皮肉とは気付いていない彼女、少し嬉しげに答える)

雫様は…何処かの豪族の出自なのでしょうか。
お姫様のような、素敵な格好ですし…。
( 言及されないことに安堵する。嗚呼お優しい、本当に。お言葉に甘えて、少女の話題に乗っかる)

あのっ、そ、その……私めと、宜しければーーーお友達に、なっていただけないでしょうか…?
( 言っちゃった、言ってしまった。断られるかもしれない、嫌われるかもしれない。でも、それでも…言いたかった。後悔はしていない、でも。恥ずかしい。顔が赤茄子の如く紅蓮に染まり)
(素直な反応に、また少し口元が綻ぶ。一日の間にこれだけ表情を変えたのは、初めてかもしれない)もし依頼の席でも出会う事があれば、宜しくお願いするわね。心強いわ。お世辞ではなく、ね。

私?いいえ、そんな洒落たものでは無いわ。(毬を転がす手を止め)ただの、人形よ。比喩では無く、文字通りの。こうやって動いて喋っているから、中々信用し難いでしょうけれど(すっ、と片腕を持ち上げ。裾から覗く手首には、うっすらと継ぎ目の様な線が見える)。

ふふっ、そんなに畏まらなくてもいいのに。私の方こそ、こんな縁起の悪そうな場所に来てくれた春夏秋冬さんに感謝しているのよ?(持ち上げていた片腕を、静かに差し出す。握手を求めているかの様に。紅をさしたつり目も、心なしか和らいでいる)
わ、私めも出来る限り雫様を精一杯守らせていただきます……あ、あれ?
( 脆弱ながら頑張ろうと無い胸に刻む。何故か依頼より雫の守りが優先しているような言葉遣いになっており、自分でも首を傾げた。少し天然でした)

まあ…!
( 驚きを現すように目が見開き、口元を袖で隠す)
綺麗なお人形様なのでございますね、雫様。
( 袖を下ろすと、幸の薄い笑みを見せた。信じているのだろう、きっと)

あっ……あっ、あ、ありがとうございます!
あの…それで、ですね。春夏秋冬ではなく、明日と呼んでいただけませんか…?
その呼び方は……少し苦手でして。あっ、無理にとは言いませんので!
( 線の浮かぶ手をギュッと両手で握り、彼女は礼を告げた。お友達、思い浮かべるだけでも表情が綻ぶ)
守ったり、守られたり…素敵な関係よね。依頼より、そちらの方に集中しちゃいそうだわ(小さく自身の言葉に頷き)そろそろ、斡旋も始まるそうだし…楽しみだわ。

ありがとう、きっと参考元になった人が綺麗だったのでしょうね(儚げな笑みを見て、こちらの話を信じてくれたのだと感じ取った。今までの会話でも感じていたが、何と素直で純真なのだろうか…自分とは正反対だ)。

人の手というのは、こんなにも暖かいものなのね。ええ…では、明日さん、と(片手の毬を手放す。転がっていくそれには目もくれず、自身の片手を握る暖かい両手に、そっともう片方の手を重ねた)。
はい、お知らせが来られましたね。
是非に参加してみたいものですが…通常依頼枠が取れるか不安でございます。

私めもそう思います、ですが……雫様「の」魅力に私めは惹かれたのでございます。だから、えっと。
( 無意識にだろうか、やんわりと雫の言葉を否定した。自分でも予期していなかった行動に、言葉が上手く続かない)

(名を呼ばれると、見て明らかな程に表情が明るくなる)
ええ、えぇ!
嬉しゅうございます、雫様。
( 彼女は手が冷たくても、心が温かい優しい方だと再確認した)
かなりの人数が殺到しそうですものね。無理だった場合は、先発組の様子を見て勉強しておくわ(失敗するのは怖いから、と付け加え)。

言いたい事は良く伝わったわ…ありがとう。誰かを模した物としてではなく、私を一人の個性として扱ってくれる人に巡り合えるなんて……感慨深いわ、とてもね(しみじみと、そう呟いた)。

素敵な笑顔ね。見ている方まで、なんだか和んでくるわ。(軽く苦笑し)…私がこんな言葉を言う日が来るなんて思いもしなかったわ、本当よ。
そうでございますね。
一度様子を見て学ぶというのは良い案だと思います、雫様のお言葉は勉強になります…。
( ふむふむと、雫の目を見て頷く。単におつむが弱いだけ、なんて言っては駄目ですよ)

あっ、はい…ご理解感謝致します。
いずれは触れ合い、雫様の魅力を多くの方に理解していただけると思います……保証っ、は出来ませんが。
( あくまで予想であり、自身の願望。言葉尻がだんだんと弱くなり)

ふふ、私も同じでございますよ…あっ。
( 「ごめんなさい」と名残惜しい表情で手を離すと、落とした鞠を拾って差し出す)
大事なものでございますよね…落としましたよ。雫様。
正直、私も理解が及んでいないところが多いからね。困った時は、明日さんに尋ねてみようかしら…なんてね(素直で可愛らしい反応の彼女を見て、少し弄ってみたくなったのか。冗談めかして言ってみる)。

ふふっ、私は明日さんに理解してもらえるだけで十分に満足よ?元から、社交的な性格ではないからね(だから、大丈夫、と言葉を続け)。

あら、ごめんなさい…ありがとう(拾ってくれた毬を受け取り)。そういえば。私はこうやって毬で遊んでいたけれど、明日さんは好きな遊びや趣味はあるのかしら?
わっ、わ、私めにございますか…!?
急ぎ勉強致しますので、少々お待ちをっ
( 案の定慌てふためく明日。今すぐにでもローレットに行って学ぶべきかと、挙動不審に)

そうでございましたか…無理には大変ですからね。私めで満足して頂けるなら、私めが精一杯に雫様をご奉仕させていただきます…!
( 言っていることが少しズレているが、明日は気にせず「てっきり誰にでも友好的かと思いました」と続ける)

申し訳ありません…私めは、この地に来るまでは脚が動かなく、遊ぶという知識を存じ上げていないのです。
( 表情でも分かる申し訳なさそうな苦笑)
雫様が迷惑でなければ、私めに鞠の遊び方をお教え下さいませんか?
(片手をヒラヒラと振り)冗談、冗談よ(慌てふためく姿を見て、からかいすぎたかな、と思う反面。ふわふわした小動物を見るかのような、何とも言えないほっこりした気持ちになり)学びに行く場合は、勿論私もついていくわ。そっちの方が、楽しそうだしね。

(ゆるく、首を横に振ると)友達というのは、対等な関係。だから、ご奉仕とか、そういった事は無しでいきましょう?肩の力を抜いて、気楽に。ね?(どうかしら?と目で問い掛ける)作られてから90年ちょっと経っているけれど、その間はずっと放置だったわ。だから、人見知りは筋金入りよ(湿気で黴なくて良かったわ、と髪を摘まみつつ呟いた)。

そうだったのね…ごめんなさいね、事情を知らずに聞いてしまって(そこで、暫し言葉を切った。どこか悲しげな表情にも見える)…そうね、一緒に遊びましょう。鞠以外にも、色々と遊べる事はあるわ。一緒に、探していきましょう。
もう、雫様は意地悪にございます。
でも……そうでございますね、雫様がご一緒ですと心強いです。
( パンっと両手を軽く叩き、妙案ですと目を輝かせた)

も、申し訳ありません…癖になっておりましたね。
友達、友達…ええ。友達として、雫様との縁を大事に致しますよ。
( 雫と目を合わせ、明日は小さくも確かに頷いた)
九十年も…独りは、やはり寂しいですよね……。

( 先程から雫の顔を眺めていた彼女は、ほんの僅かな表情の違いが少しずつ分かってきた……ような気がする。おそらく今は、自分の話で変に困らせてしまっているのだろう)
……はい。楽しみでございます。雫様とご一緒にいますと、心が温まりますので…嬉しゅうございます。
これからも、そういった勉強会なり行事なりは開催されるでしょうし…都合が合えば、次は一緒に行ってみたいわね。

(ふふっと小さく笑い)癖は、中々抜けないものね…私も、偉そうな事は言えないわね。(僅かに頷くと)そうね…でも、もし大事に扱われていたら、今でも元の世界にいたかもしれない。そう考えると、こうやって自由になれたのだから、今までの扱いも結果的には良かったのかも…なんて思ったりもするわね、難しいものだわ。

(おかっぱ髪を揺らしつつ、周囲をゆっくりと見渡し)この世界にも四季があるようだし…もう少しすれば暖かくなって、遊ぶにも良い時期になる筈よ。色々な植物も芽吹いてくるし、何か料理も作ってみたりしましょうか(先程までの悲しげな表情は消え去り、穏やかな表情でそう言った)。
そうでございますね…昨年は “飴色ストリート” なる街中で物を買ったり、皆様が妖怪に仮装する “ハロウィン” という催し事があったりと、大変賑やかでしたゆえ。今年は何が待っているのでしょうか…。
( 「とても楽しみでございます。」付け加える言葉と揺れる子供心)

……雫様はお強いのですね。
( 明日は短くそう答えた。色々と言いたいことはあったけど、今の結果が彼女を作ったワケであり自分から聞くのは野暮だと考えた)

素敵。きっと楽しいに違いありません。
( 穏やかな表情に安堵と感謝を胸中で伝え)
…しかし残念ながら、私めは料理の経験もマトモな知識もございません。簡単に作れるのでしょうか…?
(興味を惹かれた様で、ふむふむと頷き)色々と開催されていたのね。ローレットの方でも、皆が退屈しない様に気を使ってくれたのかしら。そう考えると、あの人達も結構大変ね(くつくつと笑い声を漏らす)。

私よりも、辛く大変な境遇の人も沢山いるでしょうしね…(目を細めると、どこか遠くを眺めているかの様な表情になり)…だから、泣き言を言うと怒られてしまいそうだわ。何だか湿っぽい話になってしまったわね、ごめんなさい。

皆、最初は初心者。だから、大丈夫よ。私も、初心者に毛が生えた程度のものだし。たとえ出来が微妙だとしても、一緒に作ったというだけで美味しく感じられると思うわ。
えぇ。そのお陰で、楽しい毎日を送れているのですから…感謝してもしきれませんね。
( 目を細めて、少女も笑みを見せる)

…いいえ、私めは嬉しゅうございます。
雫様のことが少しでも知れると…こう、胸の辺りが……ほっこり温まりますから。
( 両手を胸に当て、ほんのり頰を染める。楽しい事も嫌なことも少女の一部であり、友達のことを知れたことに変わりないのだから)

愛情は調味料、そういう事でございますね…!
(「書物で学びました」という辺り、彼女の読む書物に僅かな偏りが感じられる!)
何か恩返しを…と思ったけれど、私達が依頼を成功させる事が一番の恩返しかもしれないわね。

(純真な笑顔を見つめ、しみじみとした口調で)明日さんは、本当に心が綺麗ね…私が今まで眺めて来た人間の誰よりも、ね。あなたを虐める人が、もしいたら……私、思わず殺しちゃいそうだわ(嘘か真か。すぅっと口の端を上げた微笑は、先程までとは異なる底冷えのするもので)。

(どんな書物を読んだのだろう?と一瞬思ったが、あえて突っ込まずに)その本の著者、中々良い事を言うわね。上手い言い回しだわ(頷き、肯定の意を示す)。
恩返し……そうでございますね。
お菓子でも作れればお渡ししますのですが……料理すら出来ません私めでは、やはり依頼達成が恩返しでしょうか……。

ッーーー。
( 背筋に通る寒気。彼女もまた旅人であり、冒険者となる存在だと再確認した。思わず触れていた刀の柄から手を離し、苦笑いを浮かべる)
えぇと、だ、大丈夫でございますよ。この世界の皆様は、きっとお優しい方々ばかりですから…!

もし…上手く出来ましたら 雫様にも、食べていただきたいです。
( 親愛と敬愛を込めて、頑張ろうと意思を込めての発言)
(そうね…と軽く首を傾げて考え込み)結構な数の依頼がローレットに集まっている様だし、捌けた方が彼らにとっては助かる…のかしら。でも、誰でも贈り物をされたら嫌な気分にはならないわ。

えぇ、そうね…そうである事を願っているわ(彼女の反応に気が付いたのか、また普段通りの無表情に戻り)物騒な事を言って、ごめんなさいね。私も、もう少し表情を変える練習をした方がいいのかしら(そういう問題では無さそうだが、本人としては気にしている…のかもしれない)。

ええ、有難く頂くわ。美味しい料理だって、確信出来るもの(ハードルを上げようというつもりではなく、本当にそう思っているらしい口ぶりで)。
第一陣に続きまして、第二陣の方々もご帰還なされましたね。ご依頼も絶えず出ていますし、助けになることは間違いありません。贈り物は…そうですね、が、頑張ってみます…!

(怖い雰囲気は消え、ホッとした顔)
いえ、こちらこそご心配をおかけして申し訳ありません…心配されるというのは、少しばかり嬉しくも感じます。不思議でございますね。表情を変える練習は、お手伝い致します。絶対に雫様の笑顔は素敵でございます故。
( 「先ずは笑ってみてはいかがでしょう?」と見せるように幸の薄い笑みを浮かべる)

しょ、精進致します。
最初は食べれるものを作るところからでございますね…。
( 期待されると緊張しちゃう子。しかし友達に危ないものを食べさせまいと張り切る)
中には、重傷を貰う様な依頼もあったみたい…中々容赦が無い敵もいたものね。怪我をしないに越した事は無いし、お互い気を付けなくっちゃね。(頑張ってみます、という意気込みに)明日さんならきっと出来ると思うわ、私の直感だけれど(頷きつつ、励ましの言葉を掛けた)。

ええ、不思議ね…私が人の心配をするなんて、今まで思いもしなかったわ。…そう?明日さんが言うのならば、そうかもしれないわね(笑顔が素敵、か…と呟き)多少は笑顔を作れる方が、依頼でも役に立つかもしれない…なんて思ってしまう辺り、やっぱり私は素直じゃないわね(自嘲する様な苦笑を見せた)。

(大丈夫よ、と励まし)まずは、おにぎり辺りから作ってみるといいかもしれないわね。割と簡単だけれど、人によって色々と個性が出るから。
雫様の激励をいただいたのです、まさに敵無しでございますよっ…。
( やる気に満ちたような目で胸を張って)

とは言っても、未だ依頼に参加出来ていない身……雫様は、何処かに参加なされましたか?


大丈夫ですよ、雫様。
笑顔と涙は女の武器とお聞きします、ご依頼と生活を両立すれば完璧でございますね。…それに、今の雫様は少しですけど出来ておりますよ、笑顔。
( 苦笑いを眺めながら、指で自分の両頬を持ち上げる。こんな感じですよ、と言いたげに)

おにぎり…具材は無いのでお塩だけでしょうか。
雫様の作るおにぎりは、何味なのか…少し気になるところです。
ええ…参加して、数人始末してきたわ(指先で、己の首を掻き斬る仕草をしてみせ)別にそこまでする必要も無かった気もするけれど…まぁ、多数決だから仕方ないわね。相手の運が悪かった、というだけよ。

笑顔と涙は女の武器、ね。嘘泣きは得意よ?(自慢にならない事をサラリと言いつつ)ありがとう、少しずつでも上達していけるといいのだけれど(そう言うと、自分の硬い頬に指先で触れている)。

塩だけでも、加減次第で味わいが変わるものね。私の作るものは、割と普通よ。梅干し、おかか、鮭…この世界にあればいいのだけれど。
ひえぇ…お見事にございます……。
( 首を斬る少女の姿を想像して、少し顔が青ざめた。しかし敵に情けをかけない様子は、素直に見習おうと胸中で頷いた)
私めは、未だ縁が無いようで……
(何度か依頼に落ちて、何処か遠くを見る目に)

わ、私めは苦手でございます…嘘泣き。
お知り合いの方に、悪戯で騙されたこともありますし…。
( 「単に騙され易いだけだと思うのですけど」と続けて苦笑を漏らす)

鮭におかか、素敵です。昆布やじゃこも捨てがたいですね…
(食べ物の話をしている為か、突然に「くぅ」と明日のお腹が鳴る。すぐさま大きく咳払い)
こ、こほん!…梅干しは難しいかもしれませぬが、魚の類は希望がございます故。実現は不可能ではございませんね。
同情は、刃を鈍らせる…変に躊躇すると、逆に苦しめる事になるものね。(頷くと)どうにも、需要に対して供給が足りていないわね…仕事の依頼は途切れる事は無いと思うし、焦らなくても大丈夫な筈よ(励ましているのか、声に少し力が籠っている)。

素直なのは良い事よ。狡くなるのは簡単だけれど、素直になるのはその何倍も難しいもの。素直さで苦労する事もあるとは思うけれど…(そのままでいて欲しい、とはあえて言葉に出さず)。

(可愛らしい音が聴こえたらしく、若干口の端が動いたが)ええ、本当に捨てがたいわ…味覚を得る事が出来たという点で、人形じゃなくなった事に感謝しているくらいだわ(あえて触れずに話を続ける)。なんだったかしら…オサシミ?魚の切り身が空を飛ぶらしいから、捕まえれば素材に出来そうね。
なるほど……今の雫様、とても大人びて見えます。
(自分には足りない冷酷加減、そのなかに残る優しさも合わせ「人間らしさ」が伺えたような気がした)
むむ…そうでございますね、頑張ります。
雫様は相当にお強くなられているようで…いいえ、力を戻しているのでしょうか。兎も角、おめでとうございます。
( 励ましの言葉に少なからず元気を貰った様子。返すように相手の成長を自分のことのように喜ぶのだった)

そう、なのでございますか…。
( 意外だった。だけど、彼女がそう言ったのならばそれが真実。ただひとつ気になった事は…)
経験則からなる、御言葉でございますか…?

魚が、飛ぶ…でございますか?
こちらの世界の魚は、活きが良いの範疇を超えているのですね…。
( 想像するだけで吹き出しそうになる。けれど、確かに美味しそう。魚を捌いた経験なんてないけれど。)
(ありがとう、と返し)でも、考え方、対応の仕方は人それぞれだから…私を全て真似る必要は、無いのよ?明日さんには、明日さんにしか出来ないやり方がある。そう思うから。
ありがとう、でも私なんてまだまだよ。これといった武術や武器も扱えないから、そういったものに習熟している人には及ばないわ。

……そうね、そうかもしれない。いや、多分そうだわ。(どこか遠くを見る様な眼差しで)一度狡くなったり捻くれてしまうと、色々な物事や人と、噛み合わなくなってしまう。結局はそうして、どんどんと独りになっていくのよ。自分から、ね。

(同じ事を思っていたらしく)捌く手間が省けるから、ありがたいわね。むしろ、どうやったら大人しくなるのか知りたいくらいだわ…(着物の袖で口元を押えつつ)。
(参道を進み、人の姿を捉えると会釈をしてまた拝殿へと向かってゆく)
(拝礼中)
…あら、参拝者かしら?(珍しい人もいるものだ、と思いつつも、会釈を返し)
(参拝を終えて戻ってくる)
(再び二人に目を留めると姿勢を正して一礼し)
今日は。寒うございますね。
こんにちは、初めまして。ええ、まだまだ寒い日が続きそうね…(相手の服装に興味を惹かれたのか。じっと見つめ)。
お初にお目にかかります。(視線に気づき、僅かばかりに首を傾いで)
如何なさいましたか?
いえ…何となく、私のいた世界の服装に似ているな、と。そう思っただけよ(不躾だったかしら、と小さく頭を下げた)。
私めにしか出来ないこと…そうでございますね。ですが、雫様から学ぶことが多いことも事実。
華麗に依頼をこなす雫様、得意な武器が無いことは驚きでございます…。

(聞いてはいけないことだったようだ、相手の表情と話の内容に気まずそうに目を伏せていたが)
しっ、雫様は独りではありません。わ、わわっ、私めは友達ですから……!
( 言いたかったこの言葉。平坦な胸板にポンと手を当て、微力ながらも励ましを試みる)

やはり…包丁で首をザクリ、でしょうか。
( 片手で包丁を振るうようなジェスチャー、考察が子供のソレではない)


ひえっ、こ、こんにちはでございます…!
( 少しぼうっとしていたようで、ようやく新しい参拝者に気付く。男性故に、少しばかりビビっている様子)
(男性の僕は出てこない方が良いですかねーって雫の方を隅から見てる使用人)
武器が扱えないから、自己流で戦うしかないのよね…(まるで何かを操っているかの様に、指を軽く動かし)それでも、最近は慣れてきたと思うわ。

(どこか虚ろだった眼差しは、また元の様子を取り戻す)ありがとう、嬉しいわ。お世辞では無く、ね。友達、ともだち…(何回か、小さく繰り返し)……良い言葉だわ。私には、勿体無いくらいに、ね。

そうね、それが確実と思うわ(こちらもこちらで、真顔で返し)…まさか、お頭だけで飛んだり動いたりはしないでしょうし。

…(黙っていれば多分ばれないから大丈夫よ、という顔で見返す)。
貴女のいた世界。成程、旅人でいらっしゃるのですね。
…あゝ、どうかお気になさらず。
私の世界にも貴女と似た服を着た女性がおりました。懐かしく思うてくださったなら幸い。

…!此れは、失礼を致しました。
(驚く少女から距離を取るように数歩下がり、きっちりと頭を下げる)
今日は。此の距離は如何でしょうか?
( 恩師にあたる者も、基本とする型もない劣悪な環境で「慣れ」を得た目の前の少女。不思議と納得してしまうと同時に、)
いずれ、試合うてみとうございます。
( 漏れるは僅かに溢れた好奇心。これも端くれとて、武芸者の性か)

い、いいえ……感謝を述べるべきは私めの方でございますよ。
( 小さく首を横に振って)
私め。自慢ではございませぬが、元の世界では友達どころか人との付き合いが皆無。故に、今も上手くお話が出来ているか不安なのですよ。

ひえぇ、それはただの妖の類にございます…!
私めの國では、斬首されてもなお怨念で首が飛び交う者も存在したと聞きますが…嘘であっていただきたくくく…
( 寒気がしたのか、ふるっと身体を震わせた)


あっ、い、いえ。ありがとうございます…。
( しまった、つい自分の癖が。そう思った時には、時既に遅し。青年の厚意を受け、同様に頭を下げる少女)

こ、こちらこそ無礼極まりない言動、申し訳ございません……。
( 詫びる物も無い。ならばせめて誠意だけでもと、目を伏せる)
(小さく頷き)ええ、旅人よ。世界は違えど、衣服が似る事もあるのね…不思議だわ。私達の世界に似たところも、他に沢山あるのかしらね。

お互い、怪我をしない程度で楽しみたいわね。私はともかく、生身に傷がつくのは見ていて痛々しいわ。

大丈夫よ、こんなに色々と会話出来ているじゃない。気にする必要なんて、全く無いわ。

斬首されても飛び回るなんて、確かに妖や物の怪の類でしか無いわね…まあ、人形の私が言える事では無いけれど。でも…(少し考えて言葉を切り)、邪魔な身体が無いから自由に動けそうでいいわね。少し、羨ましいわ。
そうでございますね。
ですが雫様の綺麗な肌が傷付くことを不安に思う者も居ることをお忘れなくっ。
( 何故か頰を膨らませて注意をする明日 )

うぅ。そう仰ってくれるのは雫様だけです…。
都の言葉遣いを学んでから、こちらに飛ばされれば良かったのですが……。

う、羨ましいのですか…!?
私めとしては雫様は身体がセットの方が接しやすいのですが…首だけの雫様も素敵、でございますよ……?
( 結構間に受けて、真剣に考えている表情)

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