打ち捨てられた大きなお屋敷。
外見は古びているけれど、屋根も壊れていないし、気付けば誰かが補修した跡も見ることができる。
部屋の数はたくさん。

夕暮れに、項垂れて屋敷に入っていく女の姿を見たことがある、とも。
行くあてのない冒険者がとりあえず拠点として選んだ、とも。
迷い込んだ子供がお茶とお菓子を振舞われて帰ってきた、とも。

そんな噂話に、いつしか勝手に名前が付いて、――ひきこもり亭と呼ばれるようになったのだという。

［RP推奨。のんびりとマイペースに、お気軽に］
［カロンは勝手に住み着いた一人で屋敷の主ではありません］