PandoraPartyProject

ギルドスレッド

悪魔城私立美術館的な何か

応接室

軋む音を響かせ扉を開くと、そこは応接室であろうか、各種調度品が飾られている部屋がある。

まだ修理中な箇所もあるが…、ゆっくりしていくとよい。

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故郷の我が城に比べると、さすがにまだまだ手直しが必要でおんぼろだが…、住めば都とはこのことであろうか、慣れてしまったものだ。

故郷と違い、「無辜なる混沌」では私の能力など全く使えなからシュパパ!と修繕もできぬ…、まぁ、少しずつ作品を作っては売り、それを資金源として修繕作業をしていくしかない。
そして…、いつか世の者共を驚き、感動、笑い、喜び、涙などで支配を…、ふははははっ!
そうと決まれば、早速製作に取り掛からねば…、しかし、何が作れ何が売れるか…、いや、仮に作ったとしても、どう市場に回すか…(ぶつぶつ

うむむ…、これは非常に難しい問題だぞ…、さぁ、どうする私!(唸りつつ
ふむ…、物語、新曲、いやはや風景画か…?なにかこちらの世界でも通用する便利道具など作れれば売れそうだが、私はそちらの方面はダメだし…、うむむ…。
こちらで仕事ができれば、なにか見聞録などを書き記して色々売り出せそうな気もするのだが…

いろいろもどかしいが、これはこれで新世界の開拓を行ってるようで、面白いかも(ぬふふと笑みを浮かべつつ
 足音。祈るような静寂。芸術品を舐るように観る――目は無いのだが――痩身巨躯の聖職者じみた黒い貌。三日月の如き口を開き、淡々と言葉を発する。
「此処が主の在る空間か。否か。挨拶と代金の支払いに現れた。我等『物語』の話が愉快云々は其方が決める事柄故、相応不明の極みだがな。兎角。芸術家同士の戯れに移行すべき。語るよりも魅せる方が望ましい。ああ。挨拶が送れた。我等『物語』はオラボナ。オラボナ=ヒールド=テゴス。ラーン=テゴスと呼んでも構わない」
おぉ、初めての客人だ!(ぴょんぴょん跳ね)
あ…、すまぬ、喜びが身から溢れてしまって

改て、ようこそお客人。
私はエルセリア・ラインハート、私のことも自由に呼んでもらって構わない。では、ラーン=テゴスと呼ばせてもらうよ

ほほぅ、汝も芸術家であるのだな!
語るよりも魅せる、うむ…なるほどまさにその通りであるな、失礼したのだ。

芸術にも文芸・絵画・彫刻・音楽・演劇、様々なものがあるが、汝はどのようなものを嗜むのかな?教えて欲しい
「其方の呼称を選ぶとは我等『物語』の中身を知って――現時点では不要な話か。物語か。ああ。彫刻だ。貴様の好む芸術性とは逆方向を突き進む、酷く半端な『未知』だがな。贈物の所業『悦び』で全は不気味に『動き』始め、有象無象を魅了する。勿論『視える』のは人間次第だ。魅惑的か。忌避的か。貴様は其方に解くのだろうか!」
うむうむ、彫刻であるか、私の分野ではないゆえ、非常に興味深い!
私と逆方向であっても、忌避はないよ。
むしろ、新たな境地を見せて貰えたと勉強になるさ。
汝の見据える芸術の先、これから視えるようになれば、是非ともその一端に触れたい興味もあるよ。

私の場合、故郷の中では変わったものでね「感動」を糧としてるゆえ、そういう作を追求することがテーマだった。
まぁ、それが好きでもあった仲間内での異端者だがね。
それを同僚の悪魔にナヨナヨしているとからかわれたこともあり、何回か「恐怖」をテーマにした作品を世に出したこともあったよ。あの時の私の作を見て恐怖する人々を眺めるのも…、楽しかったかな(思い出して笑い)
「違う。違うのだ。貴様の世界『物語』だけで恐怖が完結するなど『在り得ない』『在るべきでは無い』のだ。本当に望むべき恐怖の価値。恐怖が神とは『真なる普遍』に至る事柄。好いか。半端な芸術品は数在るが――勿論、我等『物語』の造った総てを含む――最愛なる『もの』は存在せず、未知は残酷な無を孕む。某作家の言葉を借りる……人類の最も旧く最も強烈な感情は恐怖で在り、恐怖の中で最も旧く最も強烈な『もの』は未知なる『もの』への恐怖で在る……だが! おお! 神『恐怖』は我等『物語』を見棄てられた! 娯楽に成り果てた恐怖とは『人間の玩具』に過ぎぬ!」
人間の玩具である恐怖、うむ、ラーン=テゴス、たしかに汝の言うとおりであるのだ。
本能からの恐怖、たしかに意思ある生物には強烈な感情よのぅ、いやはや私もまだまだ甘いな!
私はあくまで糧を得るため、そして生物の感情の揺らぎを楽しみ得ているだけであるゆえ、汝が求め崇める「神」にはいし奉る資格はないかもしれぬ。

私は、物語で完結する小さくも壮大な未知であふれる世界で、どこまで突き進め、支配ができるかを開拓してみようと考えてる。
心理も何もない世界だからこそ、どのように染められ、油断すれば私自身も他人の作品に染められてしまうかもしれぬ、開拓の道を(楽しそうに笑いつつ
「酸いも甘いも何も無い。在るのは無味無臭の基だけだ。調理するのは我等『物語』の登場人物よ。彫像も絵画も同等で在る。世界は誰かの白紙だと思考すべき。感情の揺らぎは神に捧げる『切っ掛け』だ。芸術を成す為には『前段階』の吸収が必要不可欠。資格を得る術は其処等に転がる塵に宿り、我等『物語』が脳髄と呼ぶもの――完結する物語。美しき終焉は汚い延長で冒涜された。枝分かれに穢れて、総ては滑稽に墜落したのだ」
(その双眸は伏せられているにも関わらず、足取りは迷いなく)
話し声を頼りにこちらへ来たが、どうやら正解だったようだ。
声の主は見目麗しき少女に――見通せぬ黒き御仁。どちらかが主のようだが……?

お初にお目にかかる、御二方。
私はメニア・アルテグル・タイタニア。ささやかな領地にて、幻想貴族の一席に身を置く者。
どうぞお見知りおきを。(胸に手を当て、ゆっくりと一礼)
物語の登場人物によって彩られる、なるほどっ!
うむむ…、物語の作り手と考えておったが、作り手もまた登場人物にすぎぬか…、良い話を聞かせてもらった!
ふむふむ、完結する物語、美しき終焉は汚い延長で冒涜されたとな…。
冒涜された云々はタブーであるだろうから置いておくとして、ラーン=テゴスの望む完結する物語、感情だけでは語られぬ『真の恐怖』かぁ…、この世界、「無辜なる混沌」中々捻れた世界であるゆえ、その一端が見つかるやも。

おぉ、よくぞ来たのだ!そして、素晴らしき一礼、動作合わせて見事っ!(うんうん!と可愛くうなづき)
私はエルセリア・ラインハート!この悪魔城美術館の館長である!まぁ…、かなり古い城ゆえ、今は補修しながら開館中ではあるが(頬をかきつつ)
では、メニアと呼ばせてもらうとしよう。
さて…、芸術、もしくはそれ以外でも結構!汝の対価(お話)を頂こう(わくわくしつつ
「感情だけで語れぬ『真の恐怖』とは何だ。未知かつ普遍なるものこそが神に相応しい。即ち、感情以上の『もの』は存在せず、在るのは蜘蛛の糸の如き膨張よ。貴様に答えを晒すべきか。世界――無辜なる混沌で在れ――とは延長された物語だ。道を外れて後日語られた、永続的な開幕と終焉。何よりも。旅人の存在が不愉快なのだ。自らの物語を歩み、世界に娯楽として――救いと王道――現れるとは如何なる都合主義……ああ。初対面の輩に挨拶を。我等『物語』はオラボナ。オラボナ=ヒールド=テゴス。ラーン=テゴスと呼んでも構わない。因みに『クラス』は芸術家に有らず、偶像で在ったのだ」
むむぅ、旅人の存在が不愉快であるかえ…、まぁ、何ともご都合主義なのは…、たしかにのぅ(苦笑しつつ)
しかし、そのご都合主義も現実として相成ったことであるし、私たち含め各自が物語を紡いでいくしかあるまいて。ただ、救いと王道として成り立つかは…、まだわからない…故に、私は私でこの世界を楽しんでみるさ。
汝とは対極に位置する野望が私にもあるが、無辜なる混沌の記録を私なりに残して楽しみを見出してみようとも思うておる。

感情以上のものは存在せず、なるほどよのぅ。私はどちらかというと「聖」の感情を支配し満たしてみたいと種族とは真逆の考えを持っておるが…、いやはや、この感情というものが難しい…故に驚きと楽しみがあって、未だに探求と創作の日々ではあるがね。
お誉めいただき痛み入る。
ふむ、そちらのエルセリア君が館長だったか。(顔を向け、何かを感じとり)
……なるほど、貴女も混沌の外より招かれたのだな。
対価は芸術とあったが、それが真実とは……貴族という立場上それらに触れることも多いが。
さて、何から話したものか。

オラボナ君は中々に興味深い話をされている。
途中参加の私は情報不足ゆえ意見を語れないが、独特の視点から世界を見られているようだ。
「救済と王道に『決まった』も同然だ。少数の犠牲は在るのだが、必ず『聖』は現れる。故に腸が煮え滾るのだ。物語が蜿蜒と。永遠と続くなど滑稽千万。正しく我等『物語』の二の足を――取り乱した。其処の輩は我等『物語』を独特と解いたか。勘違いだ。我等『物語』は最も王道を嫌った『王道』に辿り着いて『延びた』娯楽の極みで在る」
む、私の視点はオラボナ君の気に触ってしまったようだ。
王道、それがオラボナ君の在り方と見てよろしいかな。君自信はそれを嫌っていると。
うむ、よくわかったのだな、メニアよ!私は外の世界からの異邦人であるな。
ふふっ、様々な世界の者が一つの世界に降り立ち物語を紡ぐ…、ふふふ、時代をつなぐための壮大な物語の始まり…なんとも素敵だっ!私も、この地に住む者たちを、感動と笑い、驚愕に満ちた作品を持って泣かせてみせる…、あーっはっはっは♪(気分よく笑い
芸術以外の話でももちろん大丈夫なのだが、漠然と話をしろと言われても確かに困るかのぅ、すまぬ。
では、まずは汝のことを知るために、芸術分野でも何が好みか聞いてもいいかな?
絵画、音楽、彫刻、演劇…、そういえば、私が元いた世界ではないが、とある世界軸では『かめら』なる道具で絵を映し出す魔道具の様なものもあると聞いたのぅ

ふむ、王道ではない物語、それもありよのぅ。
そして、物語が永遠と続くものではなく、終焉がある。
ふむ…、私は、物語は想いがつなぐこともあると言う考えを持っておるかな。
完結した物語でも、人によって捉え方も違えば解釈も異なる場合もある。
作家の中ではこれが完結である!となっても、読書が独自の思いや解釈で、様々な想像をすれば、夢幻の如く薄くてもそれは想いが繋いだ物語、と私は考える様になったよ。
いやはや、人間達を(感動と驚愕で)泣かせようとするなかで、想いと言う要素は色々学ばせてもらったし、まだまだ勉強中さ

あぁ、そういえば何やら街が聖なる空気(クリスマス的に)に満ちてきておるのぅ。
ふむ…、たまには悪魔城の聖域も満たしてみるかな
「最終的に物語は偶像に成り果て、人間の支配下に堕ちるのだ。恐怖の先に在るのが楽しみなど最悪な道筋。恐怖の先に在るのも『恐怖』で成らねば死『詩』に腐る――世間は騒々しい。満たすならば神で充分だ。ああ。神の云々を喜ぶ催しだったか」
個人的なものだが、旅人からはこの混沌の住人と異なる何かを感じてね。
……感動に値する作品を生み出す難しさを知っているだろうに、それを意にも介さず。
エルセリア君は芸術という物を心から楽しんでいるのだな、その在り方を美しく思おう。

私の分野か……身の上語りとなるので恥ずかしい限りだが。
領主として故郷に戻る以前は、王都にて演劇の世界に身を置いていたよ。
正しくは芸術分野の学校で演劇を中心に学んでいたが、幾度か舞台の経験もある。
私個人としては、俳優より脚本家の方が合っていたように思うがね。
支配下とは穏やかではないな、それは喜ばしい事のように思うのだが。
世界には多くの物語がある、時には日の目を見ることなく多くの中に埋もれることも。
それを思えば後世に伝えられるのは……ああ、なるほど。
後世に伝える中で人々の意志により物語が書き替えられることもあった。それは確かに、支配下と呼ぶに相応しくあるか。

気づけばシャイネン・ナハトも随分と近くなったものだ。
かの夢物語、乳母に良く読み聞かされたことを覚えている。
聖夜という、私にとっては背徳なる美しき日が過ぎ、気づいたら年明けなるまたまためでたき日がきているね…、ふふふっ、素晴らしい(にやり

恐怖の先には恐怖か…、私も悪魔ゆえ、その考えには理解は示すつもりさ。
だが、中々人間は手強いよ?恐怖を払い去る光が生まれることもあれば、恐怖そのものを楽しもうとする者もいる。
もっとも、私はそのように変化ある感情こそ面白いし、だからこそ感動で満たしてやるという挑戦者的な気持ちも湧くよ。

ふふっ、楽しい。まさに汝のいうとおり楽しいよメニア♪
芸術には種族、経験など関係ないからこそ、星々の様に数多の作品が生まる。私はその中でも一等星を目指したくなるものさ!
ほほぅ、演劇!(目をキラキラ
私も戯曲には興味があってのぅ!
我が故郷であれば、汝と合作で脚本を作って演劇もまたおつであったのだが…、むしろこの世界の演劇界に侵攻を開始するべきか?(
「故に人間は人間の在り方を理解すべき。認知的不協和の状態に沈み続けた結果は『停滞』以外に在り得ない――取り敢えず。年末だ。鐘を鳴らす場合は我等『物語』を誘え。立派な芸術を晒して魅せよう。何。不要だと。莫迦な。煩悩を殺す為には違う感情が基の筈! 演劇。黄色の衣と白の仮面を為し、発狂の舞台を創るのか。酷く煎じた葉っぱだな! 恐怖を演出する場合は『普遍』に――ああ。可笑しい。楽しむべきものが恐怖など在り得ないのだ」
無事に新年を迎えられたこと、喜ばしく思う。
……果たして混沌たるこの世界はどう進んで行くのか、私の目に映る世界が輝かしいものである事を願いたいものだ。

一等星、北の空に輝く光――かつての私はそこまで求めていただろうか。
エルセリア君の躊躇いの無い言葉は、聞いていて心地が良い。
合作か……在籍中、学友と共に創作した時を思い出す。
勢いのままに生まれるのは人前に出せない稚雑なものだが、充実した時間だったことは間違いない。

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