PandoraPartyProject

ギルドスレッド

音鳴りの廃教会

【1:1】森の中

教会近くの森。
少し木々が開けた場所があり、切り株と倒れた樹木が存在感を持っている。

あなたは迷った?それとも自らの意思で赴いた?

どちらでも良いだろう。
そこにいるのは目の見えぬ少女。
声をかけるかはあなた次第。

ーーーーーーーー
・1:1の交流スレッドです。
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~~♪、~……~♪
(音がズレる度に少し修正しつつ、5つ程の音をハミングで追う)

――ふむ、知識があれど、貴様の言う通り実際に出来るかどうかは別物だな。
(自分の鼻を触りながらソフィラの話を聞き)
音の階段か……成程。音が見えぬならば、具体的な物に例えてイメージすれば良いのだな?
――階段、1段、上に……身体の、楽器。
(独り言のように呟いた後、ライアーの奏でる5つの音を聞いて再びハミングをする。まだ不安定ながらも、先程よりかは少しマシな音の響きが鼻の辺りから伝わる)
まあ……まあ、リュグナーさんは上達が早そうだわ。私、全然合わせられなかったのに……
(ハミングを聞いて、ほぅ、と息をつく)

うぅん……もう少し続けた方が慣れるとは思うけれど、疲れちゃうわよね。どうしようかしら。
(頬に指を当て、少し考えて)
元々の目的は歌を教えることだものね。私がフレーズを繰り返し弾いて、歌えそうならハミングで歌ってみましょうか?
(どう?とリュグナーの方を向いて首を傾げる)
なに、今までは知識しかなかったが故、貴様の言うイメージを働かせたまでのこと。
技術というものは、ここから自分のモノにする工程が一番難しいのであろう?
(褒められたことにニッと口角を上げつつも、どこかの本で読んだような知識を確認するように言う)

(ソフィラの提案を受け)
成程、実践形式で試して行くということか。
此度は我は教わる側故、貴様の教えに従おう。――始めてくれ。
(言いつつ、視線をやや上に向けて先程のイメージを思い浮かべている)
ふふ、そうね。それを身につけるのに近道はないわ。
(頷いて、始めてくれという声に楽器を構える)

……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜♪♪〜……
(ゆっくりと、1つ1つ安定させて。1フレーズのみを楽器の音で繰り返し、共にハミングで歌い始める)
(奏でられた音に合わせハミングで歌おうとする)
……~♪~~♪、む?……~♪~♪♪~♪~♪、~~♪……
いや、早いか……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪……
(音の高さやタイミングが合わない度にソフィラのハミングに合わせて修正していき、時々独り言を言いながらも真剣に学習しようとしている)

……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪……
(何度も繰り返していき、まだ音程のズレは有りながらも、音の響きが少し安定してくる)
(真剣なその様子が聞こえて小さく微笑んで。音が安定してきたところで、ゆっくりとフェードアウトしていく)
……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜♪♪〜……〜♪……(最後にポロロン、と音を鳴らして止める。そして、ゆっくりと2フレーズ分引き始めた。前半は先ほどと同じようだ)
……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪♪……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜……

音域は大して変わらないから、リラックスして歌って頂戴ね。
(そう告げると音の補助をするように、今度は先ほどより小さな声で歌い始めた)
……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪……♪♪〜♪♪……
(フェードアウトに気づいた時だけつられて少し音が小さくなるが、すぐに元に戻して続きを歌う)
……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪♪……〜♪〜♪♪〜♪♪〜♪、〜♪〜♪♪〜……
(ソフィラの声を聞き、音に続けて2フレーズ分のハミングを始める。まだ少し力が入っており、後半は音を聞くためか少し小さな声になっていたが、補助もあってなんとか着いて行った)

……ふむ、こんな感じで良いのだろうか?
(2フレーズ分が終わった所で一旦口を開き、正しく出来ているかを問うようにソフィラの方を向く)
(ゆっくりと楽器の音を止めて。にっこりとリュグナーの方へ笑いかける)
ええ!少し後半は不安そうだったけれど、自信を持ってね。
だって、その人の歌ったものが正解だもの。アレンジなんていくらでもきくのよ?
私もそうやってアレンジしちゃう歌がいくつかあるわ。(ふふ、と小さく笑みを零して)

ずっと続けていたから少し疲れてしまってるかしら?
今日はここまでにして、何か違うことでもする?
(伺うように小首を傾げ)
(質問の答えを聞き、軽く一息ついて)
その人が歌ったものが正解、か。
……成程、そうやって己の正解を作り上げていく、それが創作というモノの楽しみなのだな。
(笑みを零したソフィラの顔を見て、少し納得したように口角を上げる)

ふむ、そうだな……当面はこの基本を我がモノとするために、練習しておくとしよう。
また進歩があれば、続きを教わりたいものだ。
(言い終え、何か違う事をするかの質問に対し)
――違う事か。尤も、我が今持っている物はこの声という楽器しか無いが故、可能な事と言えば……情報交換くらいだろうか。
フリートホーフでは互いについての情報交換の途中で席を立ったが故、その時何か聞き逃した事があれば、この場で答えてやらんでもない。
(立てた膝に自分の腕を乗せ、言葉が返ってくるのを待つ)
ふふ、そうね。リュグナーさんも、きっと練習しているうちに私とは全然違うアレンジにしてしまうのではないかしら?
(くすり、と笑ってみせて)

聞き逃したこと……うぅん、そうね……
(小さく首を傾げて、暫く考えた後に)
……ええと、おそらく聞いたことがないと思うのだけれど。リュグナーさんって、女性なのかしら?男性なのかしら?
声や、触れた部分だとあまり分からなくて。あ、性別の概念がない世界から来たってこともあり得るかしらね……?
違うアレンジか……我自身がどのようなアレンジをするか、想像出来ぬ。
――だが、それ故に興味深い……己を知る事にも繋がるやも知れぬ。
(何かを楽しみにする人のように小さく笑い)

むっ、我の性別か……。
(聞かれて何かを暫く考えた後、言葉を紡ぐ)
……元居た世界でも、我は少々特殊な生まれだ。
それ故か、我の身体は成長すると共に、このような姿――あぁ、性別的特徴が目立たなくなっていったのだ。
尤も、己が正体を隠すのには便利であったがな……性別がバレれば、それだけで全世界の人物から約半数に的が絞られるであろう?
(少し間を空け)
つまり――我にも性別はある。
我は嘘は言わぬが故、質問に答えると言ったからには真実を伝えるが……ただ言うのではつまらぬであろう?
――故に、答える前に我からも貴様に質問だ……我は女性と男性、どちらだと思う?
……分からぬのであれば、どちらであって欲しかった、でも構わぬがな。
(試すような問いを投げ、ニヤリと笑みを浮かべる)
アレンジってその人の個性が出るものね。どんな風になるか、楽しみにしているわ!
(くすりと小さく笑って)

まあ……確かに、正体を隠すには便利ね。特徴がないってことは印象にも残りにくいのだし……リュグナーさんを特定する手がかりも減るわ。

(どちらと思ったか問われて首を傾げ)
どちらなのか……どちらであって欲しいか。うぅん……そうね……(暫し考えて)
…………その、答えになるかわからないのだけれど……どちらであってもいい、って思うわ。
だって、リュグナーさんはリュグナーさんだもの。仮に性別が思ったものと違っても、何かが変わるわけではないし……

……答えになってないわよね?ちゃ、ちゃんと考えるわ!
ええと……手を繋いでくれたりとか、気配りのところは女性的かしら。あ、でも頼もしいなって思うところは男性的……?でもどちらの性別でも当てはまりそうだし……どちらでも、だと答えにならないし……
(呟きながら困ったわ、と眉尻を下げて)
クハハハハハ!貴様にとっては少々意地悪な質問だったか。
(回答に困っている様子を見て悪戯に笑う)
いやなに、貴様を困らせようとしたのではない。
ただ、我の姿が見えぬ者にはどのように感じているか、興味があったのだ。

見た目、この骨格から女性だと思う者。この話し方と態度から男性だと思う者。
これまで、そういった者には出会ってきたが……成程、貴様は我の行動や内面で考えているのだな。
(我は我……か、と小さく呟きながら口角を上げ、立てた膝から腕を降ろす)

さて、我も質問をした以上、最早根拠の無い勘でも良いが故、貴様の答えを聞いてみたいものだが……。
諦めて答え合わせと行くか?
(笑った口のまま、困っているソフィラに問いかける。そしてふと思いついたかのように)
――ああ、もし答えが決まらぬ理由が、分からないからではなく本当の性別と逆の回答をした際、我がどう思うかを心配しての事だったとしたら遠慮は無用だ。
例え逆であっても、それはそれで正体を上手く隠せている実績になるが故な。
諦めて、答え合わせ……うぅ、なんだかすっきりしないから嫌だわ!(珍しくも小さく眉を寄せ、首を横へ振って)
その、リュグナーさんなら間違っても気にしないだろうとは思っていたの。本当にどちらでもいいと思っているのよ。
リュグナーさんの言う通り、外見ははっきりと分かるわけではないし……話し方や態度に影響されないというか、あまり重要視してないというか。
でも、答えを出すとすれば……

…………

………………だ、男性、かしら。
(長い時間考えた末、自信なさげな声で)
すっきりしない、か。……フッ、意外と負けず嫌いのような一面もあるのだな。
(小さく呟き、眉を寄せて考えている様子を楽しそうに見て答えを待つ)

(その後、考え抜いた答えを聞いて表情を少し変え)
…………ほう。
(自分の顎に手をつけ、焦らすかの様に時間を置く)
……クハハハハハ!自信のある答えとは言えなさそうだが、答えは答えだ。
ならば答え合わせをするとしよう。


――正解だ、ソフィラ。おめでとう、と言うべきだろうか。
(口角を上げ、ゆっくりと5回両手を叩く)
!(言葉と拍手に、不安げな表情から目を丸くして)
とても……とてもドキドキしたわ!ああ、当たって良かった……!
(胸に手を当て、満面の笑みを浮かべる)

本当に、どちらかわからないものね。特殊な生まれ、と言っていたけれど……あ、目や角が関係しているのかしら?
(伺うように小首を傾げてみせて)
(不安げな表情から満面の笑みを浮かべるまでの表情を見て)
それほど様々な感情の顔が見れるならば、我も質問をした甲斐があったというもの。
……尤も、この我の情報は他言無用だがな。
(左手の人差し指を立て、自分の口の前に持ってくる動作をしながら言う)

ふむ……(暫く回答を考え)……そうだな、せっかく正解したならば、サービス回答の一つでもするのが粋と言うモノ。
(言葉を考えながら、視線を前に戻して喋り始める)
先程貴様が「性別の概念がない世界」と言ったが、強ち間違ってもいないのだ。
正確には、" そういう者も居る "ということだが。
……そして、我の親にあたる者の片方がそのような存在であり、我のような角や眼を持った者だったという訳だ。
(一度言葉を止め、反応を窺うように一呼吸置く)
ええ、内緒ね?

(ふふ、と小さく笑って頷く)


まあ、まあ……性別がある人とない人がいるのね。不思議だわ。(興味津々にリュグナーへ身を乗り出して)
性別がないのは角や瞳を持つからなのかしら?
あ、でもリュグナーさんはあるみたいだし、必ずしもってことではないの?
そういえばその瞳がどんなものなのか、聞いてな……

(矢継ぎ早に言葉を紡いで、はっと我に帰る)

ご、ごめんなさいね?その、つい浮かんでしまったものだから……
リュグナーさんから、まだ話してくれることはあるのかしら?
おっと……。
(身を乗り出し、矢継ぎ早に話すソフィラの勢いを予想していなかったのか、思わず小さく言葉を漏らす。その後すぐに表情を戻し)
なに、未知なる知識に対し貪欲なのは情報屋としても重要な事であるが故、構わぬ。

(少しだけ間を置き、言葉を続ける)
性別が無いのはこの角や眼とは無関係……とも一概には言えぬか。
(また少し考えるように顎に手を当て)
我の世界には、大きく分けて二種類の生物が居る。
人間と……そうだな、この世界にある異世界冒険譚の本の言葉を借りて例えるならば、魔物とでも言ったところか。
この世界に咲く花が、同じ" 花 "というモノであるにもかかわらず姿や特徴が大きく異なるように、魔物もその姿や特徴は多種多様だ。
人間に酷似した者、獣の姿をした者、性別の概念が無い者……角や特殊な眼を持つ者。
(顎から手を離し、ややソフィラの方に顔を向けて)
――我は、そのような魔物と人間の間に産まれた存在。
言うなれば……半端者、だな。
(リュグナーの言葉に目を瞬かせて)
半端者……うぅん、誰かと誰かとの間に産まれるってこと自体がイメージ湧かないから難しいのだけれど、人間にも見えるし魔物にも見えるってことかしら?
その……半端者、だと誰しもがリュグナーさんのように性別の見分けがつきにくくなるの?それともリュグナーさんが角や瞳を持っているから……?

……あっ。(また質問になったことに気づき)
うぅ、質問しないって難しいわ……。
(へなり、と眉尻を下げて)
(眉尻を下げた様子を見て)
クハハハハハ!構わぬ、情報というモノは収集できる時に逃さず集めるモノ。
誰も質問をするなとは言っていないが故、気になる事はチャンスを逃さず聞くが良い。
……尤も、後に対価として貴様の情報も聞かせてもらうがな。

(質問に答えようとした所で少し考え)
……ふむ、一度整理して話すとしよう。
我は魔物と人間の混血種であるが故、魔物としての特徴と人間としての特徴を持っている。
そして、我の魔物の方の親に当たる者には、角があり、特殊な眼があり、性別と言う特徴が無かった。
――といっても、全ての魔物がそうという訳ではない。角の無い者や、性別の決まっている者、翼の生えた者等も居たな。
(思い出すかのように視線を少し上にしつつ)
……つまり、この我の特徴は、我の魔物の方の親がたまたまそのような特徴を持っていた、というだけのこと。
尤も、元より我の世界では魔物と人間は敵同士。生物としての仕組みも繁殖方法も異なるが故、我のような半端者の前例など無いのだが――
(途中まで言いかけ、何かに気づいたかのようにソフィラの方を向き)
――ああ、貴様の世界ではその髪の花の持ち主が亡くなった際に、新しい花の持ち主が生まれるのだったな。
それは、自然に発生するかのように人が生まれてくるものなのか?
あら……そう?それならよかった。
ええ、私のことを聞かせるのは勿論構わないわ。
(ほっと笑みを浮かべて)

(整理された情報を聞いて、リュグナーの問いを耳にし頷く)
そうね。世界のどこかで生まれるって言ったと思うのだけれど……本当に、どこで生まれるかわからないの。
かみさま(崩れないバベル的に世界の管理者)は確か……力の凝縮で生まれるって言ってたかしらね?
だから親がいるっていう感覚がよくわからなくて……あ、でもリュグナーさんがどちらの特徴も受け継いでるっていうのはわかるわ!
リュグナーさんの存在に前例がなかったことなら、もしかしたら今後似たような人達が沢山生まれることもあるかもしれないわね。
(今後似たような人達が沢山生まれるかもという言葉に対し)
……さて、どうであろうな……。
(と小さく呟き、言葉を続ける)
力の凝縮、か……何かしらの力が集まり、貴様という存在を作り上げているのだな。
それならば、親から子が産まれるイメージが湧かぬと言うのも納得出来る。
――しかし、どこで生まれるかわからぬと言ったが、生まれてすぐの記憶はあるのか?
親がおらぬと言うのならば、生まれてすぐの貴様らはどのようにして生きるのか……それとも、生まれながらにしてある程度成長した姿なのだろうか?
(生まれの話に興味が湧いたのか、思いつく疑問をソフィラに質問する)
そうね……生まれてすぐの記憶はあるわ。
自分がどんなところで生まれたのかも知ってるし、最初に何を見たかも覚えてる。
私は……風に舞う木の葉だったわね。
(懐かしげに目を細めて)
姿はね、基本的に生まれてから死ぬまで変わらないの。
小さい子も、大きな人も、ずっとそのまま。
多少なら外見の変化もあるみたいだけれど、寿命のこともあるからほとんどないと言っていいみたい。
だから私は多少変わっているのかもしれないし、ほとんど変わっていないのかもしれないし……ふふ、どちらかしらね?
あまり気にしたことがなかったから、かみさまに聞いたこともなかったわ。
ほう……少なくとも、貴様の惹かれる場所というのはそう変わっていないのやも知れぬな。
(初めて見た物を聞き、一瞬周りの自然を見回してそう呟く)
外見はほぼ変わらぬと……ならば、貴様の方が我より長く生きている可能性も、逆に生まれて間もない可能性もあるということか。
フッ、一部の人間が聞いたら羨ましがりそうな体質だ!
(見た目を気にする人間を想像し、少し口角を上げる)
その、かみさまと言う存在と話が出来る世界なのならば、是非とも聞いてみて欲しかったものだな。
尤も、貴様がこの世界に召喚された時点で叶わぬモノだが。
(わざとらしく両手を少し広げ、お手上げポーズを取る)
ふふ、確かにね。こういった場所が落ち着くのはそのせいもあるかしら?
(くすりと笑って)

そういうことになるわね。少なくとも3、4年は生きていると思うから、生まれて間もないってことはないと思うけれど……リュグナーさんより年上かどうかはわからないわ。
こういう体質、羨ましがられる……かしら?見た目の変化があるって楽しそうだけれど、楽しくない人だと羨ましいのかしらね。

(リュグナーの言葉に目を瞬かせ、暫し考えて小首を傾げながら)
…………そうね、もし次に会うことがあれば聞いてみましょうか。多分、答えてくれるでしょうし。
3、4年……?
(想像より少ない数字が聞こえ、おもわず言葉を繰り返す)
……いや、少なくともという話ではあるが、よもやそれ程とは。我が言えた事ではないが、見た目の印象というのは恐ろしいものだな。
それとも、貴様らの寿命から考えて3、4年という月日は長いものなのだろうか……?
(少し驚きの感情が混ざった声から始まり、段々と落ち着いた声に成って行く)

ああ、過去の依頼人の中には、いつまでも若くありたいと願う女性も多かったが故な。
貴様が見た目の変化を楽しそうと思うのと同じように、変化する者は変化しない者を楽しそうと思うのやも知れんな。
(両手を元に戻して話を続ける)

……随分と風通しの良いかみさまなのだな。
いや、この世界の神託の少女(ざんげ)を思えば、意外と世界の管理者という者はラフなものなのだろうか……?
(驚きの声に小さく笑いながら)
ええ、勿論少なくとも、の話よ。もっと生きている可能性もあるわ。
私達の寿命はだいたい1年か2年……花によってはもっと長生きする人もいるけれど。花の寿命がその人の寿命だから、生きる長さは結構極端なのよ。

(リュグナーの言葉に納得したように頷いて)
感じ方は人それぞれだものね。そう思う人がいてもおかしくないかも。

うぅん……人による、いえ管理者による?かしら。
かみさまは私の髪の毛を弄りによく来ていたけれど、他の管理者が皆そうだったかといえば……そうでもなかった、ような。
成程……まさに、花が人としての体と意思を授かったようなものなのだな。
だが、それが貴様らの世界の常識か……。
(少し考えて)――ならば、貴様は長く生きている方なのだな。
貴様は後どれ程の…………いや、やめておこう。
(珍しく質問を途中で止め、顔を前に向けてやや視線を下げる)

(管理者の話を聞き)
……ふむ、管理者というのは複数居たのか。
尤も、よく個人の髪を弄りに来るかみさま……管理者など、あまり想像出来ぬモノだがな。
あら、質問を止めてしまうのね。それなら私も答えないでおきましょうか。
(小さく首を傾げて)
……未来は、誰もわからないものよ?いついなくなるかなんてわからないわ。
寿命に限らずとも、明日別の世界に呼ばれていなくなっちゃうことだってありえるわ。だって、ここに呼ばれたくらいだもの!
(想像したのか、くすくすと笑って)

ええ、そうみたいよ?私はかみさまにしか会ったことがないけれど。
私の髪は弄り甲斐があるのですって。リュグナーさんも会ったら、髪型を弄られないように気をつけてね?
(ソフィラの言葉を聞き、ゆっくり顔を上げたかと思えば、自分の顔に右手を当てて笑い声を上げる)
クハハハハハ!成程、確かに。ああ、確かにそうだ!
我々はある日突然この世界に呼ばれたが故、己の明日の事すら分かっていなかった訳だ!明日また別の世界に居たとしても、何等おかしくは無い!
……未来は誰にも分からぬ。故に、時に恐ろしく、時に興味深いモノ。そして情報屋たる者、未知なる未来を楽しまねばならぬな!
(自分の顔から手を離し、再び視線を横に向け)
……なにより、杞憂であったか。
(くすくすと笑うソフィラの顔を見て小さく呟く)

確かにそれ程長い髪であれば、色々と遊べそうではあるな。
なに、我はその者に会う事も無いであろうが故、気をつける必要など――
(言いかけ、今までの会話に少し違和感を感じ)
――なあ、ソフィラよ。 そのかみさまとやらは、貴様の元居た世界に居るのであろう?
(リュグナーの笑い声と言葉を聞いて、そちらの方を向いて微笑み)
明日も、明後日も何があるかわからないけれど……楽しい1日になるといいわよね。
色んな人と話したり、知らない場所を探検したり……ふふ、わくわくするわ!
(呟きは聞き逃したか、あえて追求しないのかわからないが特に反応を示さなかったようだ)

(そして彼の問いに小さく首を傾げてみせて)
ええ、居たわよ?元いた世界に。
今はこちらにいるけれど。
フッ、貴様は明日も明後日も迷子になっていそうだがな。
尤も、それを楽しんでいるのだろうが。
(口角を上げ、冗談っぽく言う)

(その後、ソフィラの返答に再び自分の顔に手を当て)
……どうやら、今日は少々気が抜けている様だ。
(ソフィラの年齢や管理者の所在について、正確な情報も無く勝手に勘違いしていたことを思い出しながら言う。情報屋としては失態だと考えているようだ)
成程……ならば確かに、我も髪を弄られぬよう気をつけねばならない訳だ。
しかし、世界の管理者までもが召喚されているとは……管理者が複数居るならば、一人くらい元の世界から居なくなっても大丈夫、なのだろうか?
(頭を切り替え、新しい情報から疑問に思った事を独り言のように発する)
む……否定できないわ。
でも、毎日迷子ではないわよ?
(小さく口を尖らせて)

ふふ、そうね。自然に囲まれてるせいで安心してしまったのかしら。
(リュグナーの様子に楽しげに笑って)
召喚されたのは……まあ、大丈夫なんじゃない?
少なくともかみさまは気にした風ではなかったし。
多分見つけやすいだろうから、直接聞いてみるのもアリだとは思うわ?
(口を尖らせた様子を見て小さく笑い)
おっと、それは失礼した。
では……迷子でない時は何を?
(冗談っぽい口調のまま言う)

安心、か……ふむ、それもあり得るやも知れんな。
(再び自然を見回し、他人の視線の無い状況に小さく納得するように呟く)
……管理者が気にしていないのならば、気にする程の事でもないのやも知れんな。
見つけやすいというと、やはり貴様の世界出身故に、髪に花が咲いているのだろうか?
そうであれば、確かに目立ちそうではあるが。
え?ええと……
(目を瞬かせて頬に指を当て、考えながら)
……日向ぼっことか、お昼寝とか……?
あとはもうわかっている場所を散歩して、脇道とかがあったら気になるから入って……あ、あら?これじゃあ迷子だわ……
(はたと気づいたように)

私の世界の人は、ここの人達と比べて比較的のんびりしているし……些細なことを気にしないことも多いから。
もしかしたら別の思惑があるのかもしれないけれどね。
(リュグナーの問いに頷いて)
ええ、そうよ。私の花よりわかりやすいから、見つけたらすごく印象的だと思うわ。
クハハハハハ!それでは結局、出かけた日にはいつも迷子になっているではないか!
(返ってきたソフィラの回答に楽しげに笑いつつ)
だとすると、この場所も今日貴様が迷子になって辿り着いたのか?
(座っている樹木を軽く手で叩きながら)

のんびりしていて、些細なことを気にしない……成程、貴様を見ていると妙に説得力があるな。
(小さくフッと笑い)
ならば、色々と聞きやすいというもの。
いつか髪に花の咲いた者を見かけたならば、声をかけてみるとしよう。貴様の髪を弄りに来るのならば、いつかは会えるだろう。
まあ…………ふふ、本当ね。
(笑い声に小さく笑い返して)
いえ、ここは数日前に見つけたの。だから今日は迷子じゃないのよ?
勿論、数日前は迷子になって辿り着いたわけだけれど……いつもいる教会からあまり離れていなかったから、もうよく知る場所だわ。

あら、私に説得力?
のんびりはしていると思うけれど……気にすることは気にしているわよ?
(多分、と小さく付け足して)
ふふ、とても長生きだから色々知っていると思うわ。
もしかしたらこういう時にふらっと現れるかもしれないわね。そうしたら2人とも髪を弄られてしまうのかしら?
(くすり、と楽しげに笑いながら)
成程……ならば、今日の迷子はこれから、だな。
(少し弄るように言葉を返し、ニッと笑う。その後、ここに来た経由を思い出して)
ふむ? いつもいる教会とは、この森の近くの古びた教会か?
だとすれば、我はあの教会の持ち主を探しに森に入ったのだが……何か知っているか?
(表情を戻し、情報収集をする時のように質問する)

フッ、そうか。 なに、我が知る中では、貴様が何かを気にした様子を見た事は無かったと認識しているが故な。
尤も、我の認識が誤っている可能性もあるが。
(小さく聞こえた 多分 の声に、小さく笑いながら)
向こうから現れるのならば、探しに行く手間が省けるが故、好都合だ。
……では、先に貴様の髪が弄られている間に聞きたい事を聞いて、退散せねばなるまいな?
(冗談を言うように)
きょ、今日は迷子にならないかもしれないわ?
(これから、という言葉に目を瞬かせて。
 そしてリュグナーの問いに小首を傾げる)
ええ、多分その教会だけれど……1度も持ち主を名乗る人は来ていないわよ。
来るのはイレギュラーズの人たちばかりだし……なんだか、捨てられてしまった場所みたい。

そう……かしら。うぅ、あまり気にしてなかったのかしら……?
(自信なさげに眉尻を下げる。そしてリュグナーの言葉に目を丸くして)
まあ、逃げられてしまうの。
じゃあ……こうして、捕まえていた方がいいかしら?
(言いながら、手をリュグナーの方へ伸ばして。その腕に触れようと)
フッ、だと良いが。
(言いつつ口角を上げ、その後ソフィラの返答を聞き)
ふむ、捨てられた場所……つまり、持ち主が居ない可能性もあるのか。
最近は天義での依頼も増えてきたが故、神父のような役職の者の話も聞いてみたかったのだが……他を探した方が良さそうだな。
(小さく息を吐き、ふと気づいたように)
ん、今度は我の方が質問ばかりになっていたな、失礼した。

なに、別に悪く言っている訳ではないが故……そう、' 気にするな ' 、だな。
(わざとらしく言葉を返し、小さく笑う。その後、腕に触れられて)
ほう……成程、捕まえられたのであれば容易に逃げることは出来ぬ。
これは、髪を弄られた時に要求する対価を考えた方が良いやも知れぬな。
(一瞬触れてきた腕に視線を向けるが、避けることも逃げることもせず、視線を前に戻して言葉を紡ぐ)
天義……神様を強く信仰する国よね。
独特な雰囲気だし、確かに話は聞いてみたいかも。
……もしかしたらそういう依頼も出るかもしれないわね?
ふふ、大丈夫よ。聞かれるのは嫌いじゃないもの。

あら、振り払わないのね。リュグナーさんなら私くらい振り払えてしまいそうだと思うけれど。
でも、対価は考えておいた方がいいかもしれないわ。彼女、とても髪弄りが好きだから。
(思い出し笑いのようにふふっと笑みを浮かべて)
ああ、その国だ。尤も、信仰を超えたパラノイアだという噂も耳にしたことがあるがな。
貴様の言う通り、そういった依頼が出るやも知れぬ。――ならば、それまで待つとしよう。
(大丈夫という発言に対し)
ふむ、そうか。だが質問攻めになっていたのは事実故、貴様の方もまだ何かあれば、攻守交代しても構わぬが……どうする?

なに、情報屋にとって大切なモノの1つは、相手からの己に対する信用や信頼だ。
振り払う行為自体は容易だが、それは貴様からの信用や信頼をも振り払う事になるが故、やはりそう簡単には出来ぬ訳だな。
それに……こうされておけば貴様も逃れられぬが故、その分かみさまとやらの興味、もとい髪弄りは恐らく二分割されるであろう?
(その際は我も観念するがな、と付け加えてフッと笑う)
あら、私からまた質問していいの?
そうね……あなたの瞳についてまだ聞いてなかったかしら?
とは言っても、私は見られないけれど。どんな目をしているのか気になるわ!

ふふ、確かにそれは大切ね。
でも、振り払われるくらいで信用と信頼は……あ、時と場所によるかしら?
怖い場所とか、知らない場所で振り払われたら困っちゃうもの。

……興味、二分割されるかしら?
彼女、一度始めると気が済むまで止まらないし……
片方の髪を弄ってる間、もう片方は自由かもしれないわよ?
ふむ、我の眼か……流石にコレばかりは、触れて確かめてみよとは言えぬな。
(触れられてない方の手を自分の顎に当て、説明の言葉を探す。ふとソフィラの方を向き)
……貴様は、自分の目を見た事はあるか?
もしあるならば、その瞳を金の色に変え、瞳孔を縦に伸ばした眼を想像してみるが良い。細かな違いは有れど、見た目はそのイメージが近いやもしれんな。
――いや、貴様ほど力は抜けてない……もとい、目尻は下がっていないか。
(最後に冗談っぽく言っていじわるに笑い)

成程、確かに場所によっては貴様は困る事に……ん、怖い場所も?
……ああ、そういえば何時かの肝試しとやらでは面白いように怖がっていたな。
(己の中で納得するように頷く)

(かみさまの情報を聞いて、笑った口が元に戻り)
……やはり、振り払って早々に撤退するのが正解だったやもしれぬな。
(小さく言いつつ、しかし実行には移さずに樹木に座ったまま)
自分の瞳を金色に、瞳孔を縦に……(目を伏せて想像するように考え込み)
(そして、冗談のような笑い声に目を丸くして)
そ、そんなに目尻が下がってるかしら??それとも、リュグナーさんがつり目なのかしら……?

ええ、何が起こるかわからないのはとてもドキドキするわ。
勿論、視覚で驚かせてくるものは見えないからわからないけれど。

……ふふ、そうね?もし弄られるのがどうしても嫌なら、それが正解だったかも。
(くすり、と笑ってみせて。同時にさりげなく、しっかりと腕を握って)
さて、そのどちらであろうな。あるいは、両方やも知れぬ。
(反応を見て再びいじわるするように笑う)
尤も、こればかりは確かめる術は無いが故、貴様の想像に任せるとしよう。

成程、それは覚えておこう……貴様の弱点として、な。
(小さく呟き、口角をニッと上げる)

(先程より強く握られた腕をチラリと見て、再度視線を前に戻し)
……いや、別の方法もあるではないか。
(もう片方の手を自分の口元に持っていき、最初に気づかなかった己を小さく笑いながら)
――このまま撤退すれば良いのだ。
このままいつも通り、二人で、だな。
(掴まれた腕の位置を変えないようにしつつ、地に足を付けて立ち上がる)
まあ……お任せされてしまったわ?どちらなのかしら……
(小首を傾げるも、何を思い浮かべたのかくすりと笑みを浮かべて)

あら、あら。弱点が1つ知られちゃったわね。
(くすくすと笑って、困った風も見せず)

(そして、相手の言葉と動いた様子に目を瞬かせ。ふわりと微笑んだ)
……ふふ、そうね。いつも通りに2人で。
さあ、どこへ逃げようかしら?
(腕は掴んだまま、ゆっくりとこちらも立ち上がった)
(立ち上がったのを確認して)
そうだな、そのかみさまとやらに見つからぬ場所……となると。
(口角をニッと上げて)
――ふむ、そういう見つからぬ場所に行くのは貴様の得意分野ではないか?
迷子……と言うべきだったか。
(しっかりと足音を立てつつも、腕を掴んでいるソフィラを引っ張らないようにゆっくりと歩き出した)
まあ。よくわからない場所に出てしまいそうだけれど……大丈夫かしら?
かみさまから逃げるつもりが、かみさまのいる方へ向かってしまったり、なんてこともあるかも。その時はごめんなさいね?
(小さく首を傾げてくすりと笑みを浮かべ)

(そして相手の足音を耳にして、誘われるままについていった)

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