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黒き森

【雑談】隠者の森小屋

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表情も増えました故、本格的に活動致しましょう。
ギルドの方もそろそろ動き出すご様子。
黒き森の一部となり永き時を引きこもって過ごしてきましたが、特異運命座標となったからには仙境にて浮世を眺めるばかりとはいきますまい。
ここは…何処だ?いや、どうしてここに居るんだろうか。
(少し立ち止まって考える)
(何処かに出かけようとし、ドアノブを握って開けた先が…この森だった)
…そうか、導かれたのか。
戻り方もわからないしな、ひとまずは道なりに歩いていくとするか…。
(振り向くが、やはり森で。取りあえず前進することにした)
(ふと、森への来客の気配を感じて外へ)
(薄く発光する蝶を纏い、ランタン片手に森を進めば一人の青年を見つける)
おや、おや。やはり迷い人を発見致しました。
こんにちは、わたくしはこの森に住むカルマリーゼと申します。
ここは観光に適した場所ではないと思いますので、あなた様も森に呼ばれたのでしょうかね?
ん…あれは?(歩いていくと、一人の女性が姿を現した)
こんにちは。俺はフィンスター・ナハトです。
フィンとでも呼んでいただければ幸いです。
カルマリーゼさんはこの森に住んでいると…?(あたり一面森だが…。)
はい。どういう因果か、運命の悪戯か。この黒き森に迷い込んでしまったようです。
ふむ…。(この森の幽霊か…?と思ったがギフトの右目は、
オーラを映し出しているので今を生きる人だと感じ取った)
これはこれはご丁寧にどうも。それでは、フィン君、と。
(ふと、自分を見つめる青い瞳に、首をかしげて)
はて、わたくしの顔に何かついているでしょうか?

っといけない、怪しまれる前にご説明を。
わたくしはここにずーっと住んでおりまして、多少はこの森の事は把握しております。
フィン君がそう感じていらっしゃるように、どんな運命の悪戯か稀にここに迷い込む方がいらっしゃます。
そういった方々がこの森で彷徨わない様に、わたくしは道案内役を買って出ているという訳でございます。
フィン君か…言われ慣れてないのでなんだか照れますね。
ん?あぁ…すみません。少し確かめただけなんです。
この森に住んでいると聞いて、この土地の精霊か何かかと思ったんですが、
そういうわけでもないようですね。(苦笑いして手を振って否定し)
ずーっと…というのは文字通り?
道案内役。案内と言うと、
森そのものを案内するのか、どこか小屋のような施設があるのか…?
そうで御座いましたか。怪しまれていないようで安心致しました。
わたくしは、これでもれっきとした人間種、カオスシードで御座いますよ。
フィン君はその綺麗な瞳がギフトとしての授かりものなのでしょうかね。
(苦笑するフィン君を見て、にこりと笑顔を返し)

そうですね…薄暗い森で立ち話というのも何ですし、早速ご案内致しましょうか。
このままお帰りになるのでしたら森の出口まで、少し休まれるのでしたら私の住処へ。
この森の中を散策でもよろしいですよ?
怪しむだなんてそんな。
俺がこの黒き森に来たのが、偶然じゃないなら。
貴女と会ったのも運命(さだめ)なのだと思いますよ。
カルマリーゼさんもカオスシードなのか。実は俺も人間種です。

綺麗な瞳、か…。この世に存在しない者まで見えてしまう眼だから、
不思議と言われても綺麗、と言われたことはなかったなぁ。
カルマリーゼさんは感性が良いんでしょうね、
森暮らしが長いと色々感じ取れるようになるのだろうか…。

一度迷い込んでしまった身ですし、せっかくなので色々体験していこうかと思います。
この森の中でどのように暮らしているのか…。
(フィン君の言葉にぱぁっと表情を輝かせて)
それはよかったです!外から人がいらっしゃるのは稀ですし、久しぶりに誰かとお話をしたかった所で御座いました。
運命の出会い、様々で御座いますね!
(上機嫌に森の奥へとゆるりと歩みを進める)
さあさあ、折角ですのでまずはわたくしの住んでいる小屋へとご案内いたします。
お茶でも淹れますので、フィン君のお話を是非とも聞かせてくださいませ!
俺も色々話を聞いて勉強させて頂ければと。
おぉ…小屋に案内していただけるのですね!
お茶まで…!お世話になります。
そんなに急ぐと俺がカルマリーゼさんを
見失い迷ってしまうので、ゆっくり行きましょう。
(揺れるランタンの灯りに、纏う蝶たちを微笑ましく見ながらカルマリーゼさんについて行く。)
お茶と焼き菓子くらいしかお出しできませんが、それでよければいくらでも……おっとすみません、年甲斐もなくついはしゃいでしまいまして…お恥ずかしい。
(うっかり先に進みそうになったので、速度を落としてフィン君の隣に並ぶ)
この森は歩くのに慣れてしまえば踏破も容易いもので御座います。
わたくしの小屋まで、精々5分くらいと言うところでしょうか。
ただ、わたくしから離れると迷ってしまわれる確率が高いですので、わたくしとランタンの灯りにしっかり付いてきてくださいませ。
案内もしてくれて、その上お茶とお菓子も提供してくれるとはありがたい限りですよ。
あぁいや、気分が高まってはしゃぐのは良い事だと思います。そういうのは年齢を重ねて行くほど難しいと聞きますし…。
(恥ずかしそうにしているのをフォローし)
ここから5分で行けるんですか、
まだ辺り一面は暗い森なので全然気づけそうにないな。やはり、カルマリーゼさんが居なかったら大変なことになって途方に暮れて居たでしょうね…。
(歩調を合わせつつ見失わないようにする)
えぇ。この森は色々と特殊と申しますか。
まぁ、わたくしにドンとお任せください。
(ふと、少し歩いた所で何か思ったかのように足を止め)

あぁ、そうです。わたくしの事もお好きに呼んでくださって問題はないですよ?
呼び捨てでも、呼び易いようにカルマでも、親しみを込めてマリーちゃんでも。
なんでもどうぞで御座います。
…ん?(急に立ち止まったのでカルマリーゼさんの方を見て)

好きに呼んでもいいと?ふむ…。
ま、マリーちゃんですか!(頬を赤くし)
その呼び方は少し照れくさいので…
マリーさんと呼ばせていただきますよ!
さん付けて呼んでくださるので御座いますね。
フィン君は誰にでも敬意を払うのを忘れない、素晴らしい殿方の様で。
わたくしも見習いたいところで御座います。
(嬉しそうに頬を緩め、またゆっくり歩きだそうと)

もう間もなくわたくしの住処が見えて参ります。
もう暫く、お散歩にお付き合い下さいませ。
はい、マリーさん。
いやいや、俺はそこまでの男ではないですよ。
当たり前のことを当たり前にしているだけですから。

割とあの場所からは近いんですね。
一体どのような所に暮らしているのか…興味はあるな。
(口調は落ち着いているが、少年のような好奇心を隠しきれてない)
当たり前の事を当たり前に行う、それができるのなら十分に立派な事だとわたくしは思う次第で御座いますよ?

(話しながら暫く歩くと、少し開けた場所に出る。そこにはログハウス風の小屋が建っている)
(入口に備え付けられている階段を上がり、扉を開いて招き入れようと)
さて、到着いたしました。
わたくしの暮らしに興味を持って頂けると仰られるとお恥ずかしい所では御座いますが…一応、お客人を招くのに恥ずかしくはない作りとなっていると思います。
本当ですか。俺は得意なことがあまりないんですが…。
俺にも胸を張って誇れることが出来ました。

ここが小屋…。一面森の中からは想像できないな。
(立派な小屋を前にして立ち止まって)
あ、そうか…。すみません。プライベートな空間もあるでしょうし、
もし見せたくないものがあるのであれば、別の場所でも問題ありません。
ですがせっかくの好意を無下にするのは良くないですし…俺も小屋に入って大丈夫ですか?
(入口付近まで階段を上りきり、立ち止まり聞く)
いえ、とんでも御座いません。どうぞ遠慮なくお入りください。
むしろ、何もなくてお恥ずかしいというか…。
ともあれ、どうぞどうぞ。
(小屋の中には木でできたテーブルとイス。石造りの暖炉と簡単なキッチンがある)
(天井からつるされた灯りが室内をやさしく照らしている)
では…。(小屋の中に入る)
何もないなんてことはないですね。
むしろ無駄なものはないという感じで、
落ち着く空間だと思いますよ。
すまない。長居をし過ぎましたね。幻想の中にもこのような場所があったとは。
ココで見た事は口外しませんので、この素敵な場所を大事にしてください。
さてと、森の出口はこちらだろうか…。(小屋を出て、元の場所へ戻っていく)
大したお構いをできず申し訳ありませんでした。
出口はわたくしの蝶を辿っていけば見えてきます。
どうぞ、振り返らずにお進みください。
…良き旅路を、冒険者殿。
 しまった。
そう思った時には既に私は術中の内でした。
といっても興味本意入った私に全面的な非があるのですが。此処は自分に甘く八割ということで。
…しかし歩けど歩けど森林しか見えませんね。
むむむ。方向感覚も狂ってしまいそうです。
お腹も空いてきました。
お風呂入りたいです。
柔らかい毛布に包まって眠ってしまいたいです。
そんな気分が私の労力を駆り立てます。
( 杖をついてメガネをくいっと掛け直す魔女。はぁ、と重い息を吐き出して再び森の中を進みます)

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