湖のほとりにある一軒家です。
年末年始に合わせ、外には大きな焚き火
傍にはお汁粉とお茶を用意してあります
年の瀬を、共に過ごしませぬか？

どうも、雪之丞さん。
寒いので暖まらせて頂きに来ました。

……おや、汁粉ですか。
そう言えば、そろそろ年の瀬ですなぁ。

ようこそ。
年の瀬。すっかり冷えてきましたから、ゆっくり温まってください。

はい。年の瀬といえば、お汁粉と聞きますのでご用意しました。
良ければ、一杯いかがでしょうか

いやいや、有難い。
鬼の作る汁粉を頂く機会なぞ、滅多にあるものではありますまい。
遠慮なく、頂きましょうかな。
(雪之丞に対面するように座る)

そうでしょうか。
えぇ、遠慮なくどうぞ（器に持って差し出し
今年ももう、終わりますね。歳を穏やかに過ごすなど、奇妙な心地ですが

（器を受け取り）
そうですとも。
もしまた父に会う事が出来たらば、自慢話の一つとして語れそうです。
特異運命座標となってからは、時間の流れも速かったですからなぁ。
互いに剣術を修める身で有りますが故に、常在戦場で在りましたから猶更。
ま、こういう穏やかな年越しも良きものでしょうて。
（そう語り、受け取った汁粉を啜る）

あまり語るようなものでもないでしょう
鬼の首を取ったなら、手柄話ともなりましょうが

えぇ。先日はシャイネンナハトという、不戦の祝祭もございました
そのおかげでしょうか