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ギルドスレッド

追憶の森

【RP】寂しい場所(昼)

『灰塚霊園 ご案内』

大切なご家族からお夕飯の魚まで、とにかく焼きマス。
もしくは埋めマス。大切なご家族から黒歴史ノートまで。
息を引き取った方に限りマス。
生きてる者を甚振る趣味はございませんのデ。

ーーーーーーキリトリ✂️ーーーーーー

自殺の名所と噂されていた場所を数年前に召喚された旅人が整備し、
花や木を植えて霊園にした。
街の喧噪とは無縁な場所である。奥の小屋には青年と中年が住んでいるらしい。
後者は留守にしていることが多い。


ーーーーーーキリトリ✂️ーーーーーー

■ 小屋の主がぐだぐだしながら過ごしているだけ
■ 独り言がメイン。他、RP会話など
■ 話しかけると、お菓子や珈琲を出してくれる。

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(秋気身にしむ季節、小屋の前にぺたんと座って空を眺める青年が居た)
……いい天気だ。僕の心は全然晴れやかじゃないけど。
聞いてよウサギさん、僕が命と同じくらい大切にしていたスマホが壊れてちゃった。
ついでに、家事係の弟も2日帰ってない。腹が減って死にそうだよ、クッキーもう飽きたぁ。
他のものが食べたいぃ。(彼は、兎の人形を相手にお喋りを楽しんでいる)
(散歩がてら来たことのない場所へ足を向けてみると、墓場に人がいるのを見つける。
遺族か、それとも管理人だろうか?
興味をそそられ、話し掛けてみる)

ペインフル・ブルー、痛々しいほど青い空という表現を詩で見たことがある。
まさに君にとってはそんな空模様といったところかな?
御機嫌よう。

(手に持った袋から、香ばしい匂いが漂う。
死にそうに減ったお腹をちくちくと刺激するかもしれない)
僕、話しかけられた?幻聴?幻聴ではない?キミはお客さん?(ぱああっと表情を明るくさせて)
あはっ、いらっしゃい!誰かに会うなんて久しぶりだよ!(客人の周りをくるくると回って喜び)

ねぇねぇ、何か御用?ここはね、霊園なんだ!火葬場も兼ねてるんだよ。
燃やしたいもの、全部燃やして埋めてあげるよ!

ところでキミ、とっても良い匂いがするね!美味しそうな匂いだ!
美味しそうなヤツに悪い奴は居ないんだ。キミはきっと良い奴だ。そうに違いない!

(よほど嬉しかったのか、返答を待たずに早口でまくしたてる)
青年が猛烈な勢いで喋り終えた頃、おどけた仕草で胸の高さに両手を掲げてみせる)

……いや、参ったよ。
降参だ。
私もお喋りな方だと思ってきたが、君には敵いそうもない。
それに済まないが、幻覚ではないとしても私が君の期待するお客さんかどうかはなんとも言えないな。
私は棺や壺を持ってきたのでもないし、誰かに手向ける花もない。

……と、いうか、ここは本当に墓地だったのだね。
看板は掲げているが墓石の一つも見当たらないから判じ兼ねたが……。

(依然、食べ物の匂いを漂わせつつ。
ぐるりと辺りを見回した)
あはは、僕もお喋り大好き!
その手に持ってるヤツは燃やしたいわけじゃなかったのかー。
まぁ何だっていいよ!誰かに会えただけで嬉しいもの。
誰も来てくれないからね、すごーく寂しかったんだよね。

正真正銘、墓地なんだよ。
墓石って可愛くないでしょ?だからね、そういうのは置かないの。
でも確かに居るんだよ。あそこにも、あっちにも、
みんな、木とか花の下で眠ってるんだ。樹木葬っていうらしいね?僕はよく分からないけど。

季節が巡る度に綺麗に色づくんだよ。花を見る度に眠ってる人を思い出せるの。
ロマンチックでしょ?ステキでしょ?なによりカワイイ!
樹木葬。成る程。
そう言われてみると……ふふふ。
墓には桜とか彼岸花といった花がよく育つ、そういう話を聞いたことがあるよ。
……だが、私が死んだ時にはマホガニーでも植えてもらうのもいいかもしれない。
可愛くはないから、君の趣味とは違うのだろうがね……そういうのもきっと素敵だ。
墓であることが忘れられた頃に、別の形で役に立ち、愛される品となるのもね。
(珍しい墓地もあるものだと、一人頷きながら感想を述べる)

(それから、自分の荷物が漂わす香りに気が付いて……)
そういえば、さっきお腹が空いたとか独り言を言っていたかね?
いや、立ち聞きをしてしまって済まないが……丁度いい。
どうだい、ひとつ。
(と、開けた袋から取り出してみせたのはバゲットのサンドイッチ。
パストラミやレタス、卵が挟んである)
マホガニー?聞いたことなぁい。それってどんなお花?(こてっと首を傾げて)

そうなんだ!お腹と背中がくっ付いちゃいそうなところだったんだ!!
わー!食べたい!食べる!(出されたサンドイッチに目をきらきらと輝かせて)
あは、さっきの美味しそうな匂いはコレだったんだねぇ。

やっぱりキミって良い人なんだ。
見知らぬ僕に食べ物を分けてくれようとするんだもの。

……あ、そうだ。貰ってばっかりは駄目なんだ。
何か貰ったら、ちゃんとお礼をしなくっちゃ!
ねぇねぇ、良い人。コーヒー飲む?飲めるかな?
マホガニーはね。
花ではないが、とても美しい木だよ。
君も墓の下で眠る頃には、その魅力が解るだろう。

ははは。
そこまで喜んでもらえるならサンドイッチひとつなど安いものさ。
(と、サンドイッチを手渡し)
ほう、コーヒーがあるのかね?
勿論頂くよ。ありがとう。
それから、良い人と呼ばれるのも悪くはないが……私の名前はイシュトカ=オリフィチエ。
好きに呼んでもらって構わないのだが、「良い人」という名前になってしまうと今後博打のひとつすらも打てなくなってしまいそうなのでね。
へぇ、木の名前だったのかぁ(サンドイッチを受け取って)
木も花と同じ暗い種類があるんだよね、面白いよね。
僕ね、木だとあれが好きだよ。見えるかな?ほら、この奥に生えてる赤い葉っぱをつけたやつ。
(くるりと後ろを振り返って小屋の奥を指さした)
名前は忘れちゃったけど、ホットケーキにかけるシロップが採れるんだよ。

あ、キミにもお名前があるんだね。イシュトカ、かわいい名前!
貰ったから僕も返すね。僕は、灰塚 溟(うみ)っていうんだ。

イシュトカ、ちょっと待っててね?今コーヒー持って来るから。
そこに切り株とか丸太が転がってるから、イス代わりにしていいよ。
(灰塚の指差した方を見遣り、首肯する)
あれもいい木だね。
君の言うように甘い蜜が採れるのは勿論、楽器にも使われることがあるそうだ。
良く育ったものなら、驚くほどいろいろな使い道が……おっと。
あの下にも誰か眠っているのなら、不謹慎な話かもしれないね。

かわいい、かね?
だとしたら間違いなく名前負けしているね、私は。
ふふふ。
よろしく、灰塚君。

(切株のひとつを選んで腰掛け、待つ)
(暫くして、カップを2つ持って帰って来る)
お待たせ。貰ったサンドイッチ、両手が塞がるから食べちゃった。
美味しかったよ!とっても!
パンがふわふわだった。久々に幸せな気分になれたよ。えへへ
この世界の食べ物はどれもこれもみんな美味しいや。(自分も丸太に腰掛けると、カップを一つ手渡して)

はい、コーヒーどうぞ。お砂糖とミルクは必要?
えっとね……ぶれんどこーひー…ってヤツなんだって。良い豆を使ってるんだって。
これ、僕が買って来たやつじゃないから、詳しいことは知らないけどね。
お口に合えば良いんだけど……。
(自分のカップにポケットから取り出した大量のスティックシュガーとミルクを沈めながら、じっと相手の方を見た)
それは良かった。
(コーヒーカップを受け取りつつ)
それには私も深く同意するね。
こちらへ来てから幾つかの店へ顔を出したが、異世界からの旅人がシェフをしていることもあるし、多様な調理法や食材が別の世界から持ち込まれているようだ。
食に関してはここは豪勢なビュッフェのようなものだよ。

(灰塚のカップへ大量に投入されるスティックシュガーとミルクに目を瞠りつつ……)
砂糖は結構、ミルクだけ貰おう。
ほんの少しで大丈夫。
……多様な味覚の持ち主が訪れるからこそ、この世界の食は豊かなのかもしれない。
(と、呟きながらミルクを注ぎ、コーヒーに口を付ける)
………ふむ。
良いね。
(満足そうに息を吐き)
この季節には、身体に染み渡る味だ。
それに、淹れ方もきっと手慣れているのじゃないかね?
あは、最高だね!僕、食べるのは大好きだからもっと色んな物を味見したいなぁ。
とりあえず大好きなパンケーキをお腹いっぱい食べたい!
あ、イシュトカは?好きな食べ物ある?


(表情を見てほっと胸を撫で下ろす)
実はここにもう一人住んでる奴が居るんだけど
ソイツが珈琲のことになるとすごく五月蝿いんだ。
耳から血が出そうなくらい横からネチネチ言ってきてたせいで覚えちゃった。
(思い出したのかムスッとした顔になり)
パンケーキか。
喫茶店の類も見かけるし、そういったものを出す店もあるだろう。
街へ行くことがあれば探してみたらどうだね?

私が好きなのは、チーズだね。
チーズと一口に言っても種類は様々だが、ワインに合うものならなんでも。
クリームチーズと蜂蜜をパンにたっぷりと乗せて食べるのもいいし、刺激的なブルーチーズも捨て難い……。
(と、謳うように口にする。幸せそう)

ははは。
君はその人のことを気に入らないかもしれないが、美味しいコーヒーの淹れ方というのはちょっとした専門技術だ。
芸は身を助くということもあるかもしれないよ。
……というか、君はここに住んでいるのかね?
小屋があるならもしやとも思ったが……いや、なかなか変わっている。
(あらためて霊園をぐるりと見渡し)
私は死後の世界とかそういった信仰は持っていないがね……。
わーハチミツにチーズかぁ、なにそれ美味しそう!今度試してみよっと。


そうだよ。ここに住んで数年は経ってるかなぁ……
あー霊園は成り行きみたいな感じー。
安くて、人通りが多くない土地を探してたら辿り着いたんだー。
ここ、元は人骨や動物の死骸が転がってるだけの荒れ地だったんだよ

僕はそのままで良いって言ったんだけどさー、さっきの珈琲にうるさい奴……僕の弟が
どうしても「彼らのための墓を立てる」って聞かなかったんだ。
で、気づいたらお家のついでに、こんなにたくさんの墓まで出来ちゃったわけ。

僕も全然信じてなーい。死んだら終わりって思ってるよ!
死後の世界があるって信じてるのは「死ぬのが怖い」人間だけなんじゃないかなー?
ま、僕自身死んだことないから真相は不明なんだけどねー(コーヒーだったものを飲みながら、にんまりと笑う)
こういう場所に長く住んでいる君がそこまで明快に「信じない」と言うのなら、少なくとも死後の世界の実在を示唆するような存在も……つまり霊や魂かな。
そういうものも、実在は相当怪しいというところだろうねぇ。
いや、残念だ。
こういう場所に住んでいる君からなら、私の認識を転覆させる体験談を聞くことができるかとも思ったのだが。
(言葉とは裏腹に、楽しそうに喉奥でくつくつと笑う)

まあそれでも骨ばかりは10年や100年で自然に消えたりはしないし、埋葬する場所は必要だろう。
埋まっている者自身は感謝することはできないとしても、君や弟さんに感謝している者はいると思うよ。
もっとも、君の最初の様子からすると、その中で花を供えにくるような人の数はあまり多くない……のかな?
それなら、イシュトカの方が色々知ってそうだなーって思っちゃったけど。
僕?僕はごく普通の男の子だもの。語れるほど人生経験豊富ってわけじゃないのさー。
(と、釣られるようにへらりと笑い)


わお、人間の骨ってそんなに長く残るんだねぇ。肉はすぐ腐っちゃうのに不思議!

そ、ここには誰も来ないんだよ。キミみたいな物好き以外はね。
道が入り組んでて分かりにくいし、案内板も設置してないから仕方ないけどねー。
イシュトカはとってもラッキー。行こうと思っても普通は迷子になっちゃうもの。

ってわけでさ、久々のお客さんだから此処に居るみんなも喜んでると思うんだよね
成る程。
それなら尚更、花でも持って来れば良かったかもしれない。

(コーヒーで口を湿らせると、独白するように喋り始める)
………ひとつ、私の知っていることを話そう。
骨と同じように骨以外の部分を残す方法も、実際にはあるんだ。
それは、凍らせておく。
あるいは乾燥させる。
つまり、精肉店に並んでいるのと同じだよ。
ことほど左様に、屍体というのはモノなのだね。
では生きている身体の中にはモノ以外の何かがあるかというと、これも違う。
ばらばらにしたってそんな「何か」はどこにもないさ。
だから例えば、誰かが君の気持ちを想像する。
心を仮定する。
きっとその時にその場所で、モノ以外のヒトの部分というのは生まれてくるんだ。

そんなわけで、かな。
ひと時でもここに眠る誰かを忘却から救い出せたのなら、それは私にとっても望外の喜びさ。
……やっぱり不便だね、ニンゲンって。いずれにしても時間が経てば外も中も劣化しちゃうんだもん。

なーんか、似たようなこと聞いた気がするよ。「死んだ=誰かに忘れられたとき」だって。
誰かが覚えてくれさえすれば、その人の命はずっと続いていくんだって。


あ……ってことは、このままいけば僕も元居た世界で死んだ扱いになっちゃうのかなぁ。嫌だぁ〜
(灰塚の感想に目を細める)
……ほう?
まるで君自身は「ニンゲン」ではないような口振りだ……いや、事実そうではないのかな?
この世界に来てからいろいろな種族に出会ったが、やはり見ただけでは分からないものだね。
ふふふ。

ああ……それなら私もそうだ。
もしくは、もう既にそうなっているかもしれない。
竜宮城のお話は知っているかね?
そうなら割り切って竜宮城に留まる覚悟を決めるのが幸福というものかもしれないねぇ。
あはっ、正解!僕ね、人間の振りをして生きてるんだ。
最近まで「死」とは縁のないモノだったんだよ
可愛くないから隠してるけど、本当は目玉もいっぱい付いてるし、お口も2つあるんだ!
こうして見てみるとイシュトカも……ブルーブラッド……だっけ?とは、だいぶ雰囲気が違うみたいだね


知ってるよーウラシマだー。初めて見た時は「ずっと夢に浸っていれば良かったのに馬鹿な奴だなぁ」
って思ったけど……
今ならなんとなーく、アイツの気持ちがわかるかも知れない。
ずっとこのままだったらって考えると怖くなっちゃうんだよね。焦っちゃうんだよねー。
擬態を得意とする種族や変態する昆虫は勿論、ヒトだって場合によっては姿を変えるものだが……君のそれは素晴らしいね。
言われるまで確証が持てなかった。
しかし、不便だと言いつつもその姿を選ぶほど、人間の姿というのはいいものかい?

ああ、私は君と比べたら恐らくはありきたりな存在だよ。
生まれもするし死にもする。
良くも悪くもーー概ね悪い方向で、過大評価され易い姿だがね。

焦る、か。
まあ急に喚ばれて心残りがないという者のほうが珍しいだろうが……私は、これから起こること次第かな。
何しろ、まだこの世界へ来て何をすればいいのかもよく見えていないのだから。
良いよーすっごく良い!イシュトカにもお勧めしちゃうね。シンプルイズベストってヤツ!
身軽だし、走るのだってらっくらくー!

フーンそうなんだぁ?格好良いし、物知りだし、僕に食べ物を与えてくれたし
どこかの世界の神様なのかなって思ってたよ。

こういう状況……異世界に飛ばされた時にやることって言ったら冒険と相場が決まってるらしいよ!
本に書いてあったんだ。仲間を集めて黒幕を倒して世界を倒す!格好良いよね。

僕は面倒だからやらないけどね!
それに何より、君が言うところの「可愛い」というわけだね?
では、姿かたちを思うままに変えられるようになった暁には考えてみるとしよう。

はははは。
良いね、神様というのは面白い。
ただ、私が信徒ならこんな神様は遠慮願いたいと思うがね。
(自分を指で示し)
何しろ性格が向いていないよ。
飢えている人に空中からパンでも取り出してみせればいいだけなら神様には簡単かもしれないが、この世界はそう簡単ではない。
この世界の主がどれだけの二者択一を迫られるか知れたものではないし、私は率先してそういう立場に立つような性質ではないのさ。

ああ、だがその冒険というのには……私は大いに興味があるね。
そう、そうなんだ!さっすがイシュトカ、わかってるぅー!

えーキミみたいなのが神様なら信仰しても良いかなって気がしたけどナー。
神様って本来そうあるべきだよね。人の為に尽し、人の為に試練を与える……みたいなさ。
僕の所の神はそうじゃなかった。与えないし、罰しない。ただの傍観者だった。
この世界の空の上から僕らを見下ろす存在は、そういう怠け者でないことを祈るばかりだよ。

そういえば、この世界にも未開の地?があるんじゃなかったっけー。
危険なモンスターとかがウジャウジャしてるんだろーね!冒険のしがいがありそうだよね!
(ふ、と短く溜め息を漏らし)
神を傍観者として仮定するのなら、それはとても辛いことだ。
神は何の為に私を造り給うたのだろう?……と、こう考えるとね。
被造物が試練に挫けず、与えられた恵みを謙虚に謳歌する、その姿を通じて地上に最高の善という作品を表現する為……君が「そうあるべき」と言う神様なら、こう解釈できる。
だが神が傍観者であるなら――彼は、虫籠の虫として私を造ったのか。
それは、全能の存在の所業としては、酷く悪趣味だと思うね。

地図を見た限りではそのようだね。
海の果ても解らないとは、実に楽しみじゃないか。
それにね、冒険というのは何も人跡未踏の地でばかり起こるものでもないよ。
訪れたことのないあらゆる土地に、未知の文化や品物、食物があるはずさ。
そして魔物なら、夜の街にも社交の世界にも大抵たくさん棲んでいる。
(と、笑いを滲ませた声で言う)
仰る通りの悪趣味だ。僕はそんな奴を喜ばせるようなモノにはなりたくないね!
(ムスッとした表情になり)まー元々期待なんてしてないですケドー。

わーお!そりゃすごいや!!でもなぁ、魔物って怖い奴らばっかりじゃない?ねぇ?
全てがイシュトカみたいに優しくないんだよ。
紳士なフリをして腹の中では何考えてるか分からない奴ばっかりじゃない。
うーやだよー!怖い怖いー。可愛くないよー!
……まー、食べ物とか財宝には興味をそそられるけどね、うん。
可愛くないことはまあ間違いないね。
だがそこがまさに面白いところでもあるのさ。
私利私欲の為に、人を欺き、裏切る……そんな人物こそ典型的な街に蔓延る怪物として嫌われるものだが、実際にはそういった人物などは可愛いものだ。
……これは君の使う「可愛い」とは見事に意味が違うね。
ふふふ。失礼。
しかしそういう人物は、理解するのに難しいことなど何もない。
本当の怪物は、もっと別の種類の人物だったりするのさ。
そういう怪物の潜む迷宮に身を投じるのも、時に冒険となる……と、こういうわけだね。

さて、散歩中のひと休みにしては少し長居してしまった。
私はそろそろお暇しようかな。
美味しいコーヒーと楽しい話を、どうもありがとう。
(空になったカップを返す)
あれぇ、もう帰っちゃうの?残念だなぁ(カップを受け取り)
イシュトカのお話、とても面白かったよ。
今まで此処で引き蘢ってたんだけど、外に出てみたくなった。

次もし会えるのなら……そう、街がいい。(にこりと微笑んで)
どこかの喫茶店で美味しいパンケーキでも食べながらお話がしたいな!
それまでに美味しい店、調べておくね。
それはいいね。
そう、ここは静かだし良い場所だが……そのことは、他の全ての素晴らしい場所の価値を減じるわけではないのだから。
次に会えるのを、私も楽しみにしているよ。
御機嫌よう。

(立ち上がって軽く一礼し、その場を辞した)
そうしよう、そうしよう。
また会う日までさようならだ(ふわふわ笑みを浮かべながら、彼を見送った)

あーあ、また暇になっちゃったー。帰ってこないのかなぁ アイツ。
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