PandoraPartyProject

ギルドスレッド

とある場所

【RP】名のない呑み屋の近辺

呑み屋の人気から少し離れた場所。

あるのは中身の入っていない樽や酒瓶、小さめのコンテナ。
そして海側には堤防。治安はそこまで整備されていないので喧嘩位なら何事もないだろう。
(殺しは流石に見つかれば通報される程度の治安)

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…。(「これどうすっかなぁ…。殴られといた方がいいのだろうか……」)
(穏やかじゃない足音を背に無防備かと思わせるような、それでいて隙の無い歩き方でポケットに手を突っ込んで歩いてくる。染み付いた動き故無意識だ)
(人気のない場所であれば自制する理由が削げていく。変化を抑えきれなくなってはみ出したサイケデリックなピンクの尾が、苛立たし気に己の大腿を叩いていた。風に飛ばされたチラシが地を擦り、かさりという音を立てたのを皮切りに発作的に相手目掛けてとびかかっていた。)

(一言で言えばそれは飼い殺しの獣だ。鳥を追うとしても所詮余興程度でしかない生活が見えるような無様さが、酒でさらに精彩を欠いた有様。)
……。
(酒が入ってもある程度行動できなくて何が暗殺者か。場数の違う相手の飛び掛かる気配に呼吸を合わせて振り返りざまに片足を引き、半身ずらして躱そうか。 嗚呼、こいつは俺とは違う世界で生きてきたんだな…。 それが容易に判ってしまった。)

我忘れて、そんなで大丈夫かよ…… (えらく冷静な、平坦な声が相手の耳に届いただろう。これが常なのだ)
……!
(腕が空を切りたたらを踏む。彼我の実力差になんだか泣きそうな気分になってきた。)

畜生……!
(一声。己を叱咤するように腰の工具入れから抜き身の刃物らしき何かを引き出す。……いや、刃すらついてないのっぺりとした刀身の、パレットナイフだ。握る手すら震えている。)
……。(抜いた得物に対して眉一つ動かさずに棒立ちでじっと相手の目を見る)

なあ、人殺すってのは…生半可な覚悟じゃきついぞ。アンタにそれができるのか?(懐から殺傷性の一番高いであろう投げる以外の接近戦用に使っているナイフを抜くと相手の方へと放る)

殺るならそれ使えよ。パレットナイフ(そんなの)じゃ俺は殺せない。
(淡々と言葉を発する。それは煽るわけでもなく、しかし狂った感覚の物言いだった)
(遠い灯りを跳ねて足元に転がる刃物を一瞥した。情けすらかけられているんだろうなと、侮られているんだろうなと、或いは自分の選び取った物を何の気なしに否定されているのだと認識する。無論相手がそこまで考えているわけなどないのだが。歪に笑い)

……俺のことを目も明かぬ子猫ほどにしか思っちゃいないのはお前もそうなのか?あん?
親父もお袋も、イザベラも、どいつもこいつも、俺の為にだのと……。
(おおよそ肉親に向ける類の怨恨とは思えないし、仮にそうだとしても思春期とともに終わっているような感情をこの男は何かに駆られるように吐きだした。何の絵の具も付着していなかったパレットナイフの鏡面に炎のような影がチラつく。)
…別に。殺したいならこっちの方が良いだろって思っただけだ。
…それに、俺はアンタの為に何かする義理が今のところ皆無だ。

なるほど、アンタは肉親に恨み向けてんのな…。俺は、アンタにとってのさしずめ天義か。
(なら、殺したいのも理解できる。…が、殺されるわけにはいかないし、しかもアレは自力で止まるのも無理そうだと判断。まあ、自分も殺す相手には抵抗されるのが普通だし…そう頭の隅の方で考えると革手袋をすぐさま嵌める。)

…まあ、互いにイレギュラーズだろうし。(「どうなるのかね。」)
(此処からは口数が無くなるのだろう。ゆらりゆらりと状態を前のめりに倒し、揺らすと臨戦態勢に入った。その姿は差し詰め野生の獣か…。相手の動向を色違いの瞳が観察するように見据える)

【先行判定ダイス】
【事務所ルール使用/置きレスでの模擬戦開始】
20
(人など殺したことはない。自分がどうしたいのかもわからない。こいつが自分を実家に引き戻さない限り殺す理由すらない。
 ただ、人前で自分が最も知られたくない部分に踏み入られたことに対する落とし前は要る。二度とナメた口利けないほど痛めつけてやりたい。)

(そういったものをうまく言葉にできず、苛立たしげに靴の踵が地面を数度叩いていた)
【先行判定ダイス】
23
(武器とすら思えぬ武器しかない、何の気苦労も知らず育ったようななまっちろい男は、だ。彼我の実力差すら悟らぬ蛮勇、そんなもの知るかという怒りだけ武器に先に動いた。)

忘れてくれって、黙ってくれって言ったのに、ずけずけと……。
(さて、本来パレットナイフというものは絵具を掬い取ったりパレットの上でまぜたり、絵具を削ぎ落したりするものである。どう考えてもそれ単体で人殺すのは無理だ。切っ先も丸い。)
(いいやこれでいいのだ。手の中で銀色の刀身が動く。強固な物理法則を削ぎ落し、「己の望む色」を乗せるためにだ。)
【先行/攻撃判定】
78
……。 (「俺の悪い癖だな。興味本位で口開いて良い事なんてあったことがない…。嗚呼、でも…憎悪向けられるってのはやっぱ、嫌なもんだな。」)

(先に動いた相手に身体が反応はするが心が伴わない。自分からは恨みも無い、最近会ったばかりの赤の他人。血の繋がりがあったとしても、コイツには関わってすらいないのに。やっぱり俺は厄にしかならねえのかなぁ…そんなことを考えながら避ける気が失せそうになっている脚を思考とは別に本能と経験が半身分動かした)
【回避判定】
38
(吸気、そして)
『その傷はダリアのように赤黒く、炎のように燃え』……
(振りかぶり、ナイフの上に乗った炎の赤を相手へ投射する。炎は絵具のように派手に叩きつけられ、飛び散るのだろう。それは前衛芸術の制作過程にも似てこの世に結果を描き残す。)

【ダメージダイス】
73
ッヅ!!
(半身後ろに身体を引くが相手の叩きつけた攻撃は自分へと撒き散らすかのように描かれる。ゴロゴロと地面を転がり炎を消すと側に落ちていた酒瓶を投げつけ、拳に収まる小さな石を拾おうと手が動く)
【HP127/攻撃判定】
51
いっただろ、魔法使いだって。
(長い犬歯を見せて嗤った。獣種は魔術に向いているわけではないが、魔法使いなのだ。簡単には死なない類の。灰白色に刀身を閃かせ。)

【防御判定】
49
(酒瓶の死角から小石を投げ、ヒビ部分へと命中させる。酒瓶は弾けるようにヴァーデの目の前で割れ、飛び散る無数の破片となり襲い掛かる。)

……。(感情の消え去った色違いの目がその後ろから立ち上がりざまに見つめていた)
【ダメージダイス】
32
三十と六の鉛の……ッ!
(防壁を描き出そうとする一挙手が間に合わない。サングラスのおかげで目は守られたが、頬とレンズは傷だらけだ。邪魔げにサングラスを仕舞いこめば、酒と怒りで淀んだ赤い双眸が露わになる。酒の所為で痛みが薄かった。)

クソが。
(ナイフを一度筆へと持ち替えた。灰白に似る色が乗る)

【HP168/攻撃判定】
58
…。(視線は相手の挙動に固定。表情は眉一つ動かない。…なのに、なんで何時ものようにナイフを投げれないのだろう。露になった自分の赤と同じ色に対しての遠慮なのか、それともただ単に自分には相手を傷つける理由がないのか。)

(手に嵌めた武器は未だ刃はロックが外れていないまま。残りのナイフも抜かないままに数歩下がる)
【回避判定】
33
『冬の野の薔薇は白銀の棘に身を閉ざし』
(僅かな緑を含む、粘度の低い不透明水彩めいた灰白が彼我の間を一直線に、棘みたいな飛沫痕を棘そのものと為して走らせる。)

……随分余裕ブッこいてんなオラ。
【ダメージダイス】
11
…余裕なんかねえよ
(無いからこそナイフが抜けない。非情になれない。数歩下がったところで左手で上着での防御。腕へと刺さった棘が緑色の布を赤黒く変色させた。)

…俺は、自分が無い。俺の為に動くことができない。…偶に動くとこうなる。

……俺が今、「攻撃しないで殴られる」って我を通したらアンタは怒るだろ?俺は攻撃しなきゃ、アンタを怒らせるだけだし、かといって今でもこの状況だ。

俺は、自分の為に動けない。
(言いながら樽の上にあった空き瓶を投げつける。速度には明確な迷い、戸惑いがありありと出ていた)
【HP116/攻撃判定】
72
何も感じない、何もしない、その場その場で相手のやり方に従う。
……とでもいうのかよ?ハ、笑える。
好奇心だか何かでベタベタ人に触っといてその言い分か。
(刺々しく、骨を噛み砕くような笑み)

それにしても他人に復讐だの殺しだの語る癖に随分投げやりなこと言うなあ?
それとも何もかも生きてるフリするための言い訳とでもいうのかい。
そんなもんの出汁に使われるんだったらどいつもこいつもいい面の皮だ。
(チャラチャラとペインティングナイフを触りながら煽り、咄嗟に酒瓶を払おうと左腕で顔をかばった)
76
…好奇心よりは血の繋がりがあるやつが居るんだろうかって、希望抱いてただけな…。俺の両親は目の前で死んだから。

嗚呼、何も感じねえよ。感じなくなった。アンタにとっては俺は厄でしかないんだろうし、元々俺は真っ黒で、俺のせいで父さんも母さんも死んだ。その親友だって、それが無ければ死ななかった。

……俺が復讐したいのも殺したいのも、天義だけだからな。俺自身もどうでも良いんだよ。

父さんと母さんの血の色を、匂いを…目の当たりにしてから俺は全てに投げやりだし。人殺すのにも依頼があるから、天義の要人に近づけるからなだけで殺してる。

笑うなら笑やいい。貶すなら貶せばいい。どうせ、俺は止まれない

アンタが俺をサンドバックにして気が済むならそうしてくれて構わねえよ。俺の勝手な考えが招いた結果なんだし
(脚を完全に止めて相手の眼をじっと見る)
(見下したような目で嗤う。鬱陶し気に頬の血を拭った)

……そこから飛び降りて死ねば?
金も、喜びも、恋も、愛も、腹癒せも、精算も、裁きの日を待ち望むなんてのも、何もかもどうだっていいってんなら。
何一つ求めもせず石っころみてえに見えるってんならよ。
(ペインティングナイフの切っ先がチャラチャラとどす黒い海を指した)

手前のための企てだろ、復讐なんて。
それすらどうでもいいのにやるっての、根っから矛盾してる。
自分で何言ってんのか分かってんのか?
19
……。(「確かに、俺が憎悪撒き散らすよりも死ねば一番良いはずなんだよな…両親の所にって言うとなんでか止めるのに従うのもなんでかわからねえし」)

…。(足取りは相手の指し示す方向へと進む。死ねるかどうかは別として、それでもいいかも知れない…今迄面と向かって言うやつが居なかっただけで言われたら同じような行動を取っただろう。)

俺の復讐は、俺の寂しさを紛らわせる為だけのってわかってるからな…。矛盾、自分でも感じてる。

……俺は、寂しさに耐えられない癖に、独りを選びたがる。その癖、独りじゃない事を望んで…。矛盾、凄えよな。

俺の事、大事に思ってくれてる奴等には申し訳ないとは思ってるけどさ……。俺は、自分から望むのが怖いんだ。

……(一歩、また一歩。話しながら冬の海へと足が進む。それは躊躇いも戸惑いも感じられない足取りだった。)
(手持無沙汰にペインティングナイフを動かしていた。掌を軽く引っ掻くような動作。)
詩才がねえな。言葉が不適当だ。
ないんじゃなくて、探ろうとも思っちゃいないで呆然としてるだけ。

人の腹にめり込んだ刃でも
尚も埋まらぬ穴がある
血に染んだ手で何を抱こう
虚しき光の何を捉えよう

……おおよそそんなかんじィ?
(即興で何か語るとペインティングナイフを仕舞いこみ、細葉巻を銜えて火を入れた。)
……いやあお前の両親だの隣人だのなんだのは可哀想で滑稽だな。
きっとお前のことを心から愛しそのために行動を厭わない者もいただろうに。
俺みたいなチンケな男の一言にも勝てねえ程度にしか思われちゃいないと行動で証明されちまうんだから。
……ああ、そうだ。
冥途の土産にいっこだけおしえてやるよ。

アベリアル・セージ……それが名前だ。俺の。
(その名は行き場のない憎悪とともにしか語れなかった。)
(皮肉なものだ。この男が誰より欲したものは自分にとっては憎悪と恐怖の対象でしかない。そもそもこの怒りも憎しみも誰からも理解されはしないだろう。)
…そっか。ありがとう、セージ。親戚が居たってのが知れて嬉しいわ。

俺の血縁が居たのが嬉しい。…俺にとってはただそれだけなんだよ。
それと、飯一緒に喰ってくれてありがとな。怒らせたのは申し訳ないけど…アンタが親戚じゃなくても嬉しかった。
アンタのせいじゃねえから気にすんなよ。変なところで律儀っぽいから…
(口元を”サヨナラ”と動かすと地面が途絶えたその先へと一歩踏み出した。)
(止めるべきだったんだろうが、酒と頭にのぼった血がそうさせてくれなかった。)
(死ぬなら止める義理はないし、清々するといってもいい気分だ。俺を戒める血縁の鎖がひょんなところで一本途切れてくれる。煩わされずに済む。真綿で首を締めあげられるような息苦しさから逃げられる。)

……。
…………やべえ!
(が、重いものが着水する音で酔いが失せた。自分は一体何をした?)
(多少埃のかぶった良心が嫌な汗を背中に齎す。人が落ちたから引き上げてくれってお願いしにいかなくては。)
(上着の重量は仕込み武器のせいで水中じゃまず自由は利かないし、もがく気も無い。身体が冷えて来たし、段々と息が苦しくなって来た気がする。)

(「銀影に知られたら怒るだろうな…つか、ダレンも怒りそう。…息…続か…ね……」)

(//本人がこのまま死ぬんだろうなって思って意識を失った後にヴァーデの呼んだ海種にギリギリ引き上げられてなんやかんや病院へでも搬送されたはずなので一旦〆)

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