数多く用意されている客室のうちの一つ
落ち着きのある部屋で泊まる人を萎縮せず疲れが癒せる部屋になっている
部屋に置かれた大きなベッドは低反発で横になると瞬く間に寝入ってしまうだろう
客室として十分機能しており、不足と思うところはないようだ

やはり人はか弱く脆い……だからこそ人は強くなれるものぞ
だが今は休むが良い（ベッドにBloodを寝かせて毛布と布団を掛ける）

(ベッドに寝かされても、すやすやと子供のように寝ていて)

……ん…………これ、が……？…………行か、な…きゃ………
(ベッドの上で寝ていたことに気づいて起き上がると、これが自分の部屋だと気付くとキョロキョロと辺りを見渡してから呟き、フードを深くかぶり直してから、大鎌を抱き締めるように持ち、後でオジヴァンにお礼を言っておこうと思いつつ、部屋を出て)

日々の生活の支障か……良き安息が齎されることを我らが父祖に祈ろう
（Bloodをベッドに寝かせ布団と毛布をかけ立ち去ろうとしふと枕元に直筆の四則演算ドリルと文字練習ドリル、筆記具一式を置いて部屋から出ていく）

(バスタオルは取れてもベッドにすやすやと寝ていて)

ん……寝て、た…………なん、だろ…これ………わか、ん…ない………………
(ベッドから起きてドリルと筆記具を見てはパラパラとドリルを見て呟いてから机の上に置き、着替えてからパーカーのフードを深くかぶり、大鎌を持って部屋を出て)

汝も飽きぬものだ、「我」と同じ待遇を望むな（Bloodをベッドに置くとそのまま去っていく）

…お、礼…言わ、ない…と……………雪希、の……幸、せ……なん、だろ………………文字、読め…ない……
(起き上がって小さく欠伸をして、ドリルと筆記用具が置いてある机を見てパラパラと見るも困った顔をしてから大鎌を持ってフードを深くかぶりその場を立ち去り)