PandoraPartyProject

ギルドスレッド

貸本喫茶『ひつじ雲』

【昼:RP】羊は灰色の夢を見る

日も落ち始めた頃。薄暗い店内に客の姿はない。
扉には『OPEN』の看板が吊り下がっているようだが……?

***

▼1:1RPスレです。1名様限定
▼誰でもどうぞ。キリの良いところで終わり
▼こちらはメタ発言禁止
▼店主は暇で暇で仕方ない様子

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(客が居ないのを良いことに煙草をふかしている)
(扉の向こうに人の気配。
 少しばかり中を伺うような素振りの後、ゆっくりと扉が開いた)

すまない、今日は開いているのか?
表の看板がOPENになっているんだが……おや。

(そろりと覗き込む顔と自信のない声音。
 ぐるりと店内を見渡せば、見知った顔の店主が見えて思わず声が漏れていた)
(声に気づいてそそくさ煙草の火を消す。その後、男は誤魔化すような笑みを浮かべながら扉の方へ向き直った)

勿論開いてますよ。いやぁ、すみませんね。
うっかり灯りを点けるのを忘れてしま……って、ラダさん?
わー、久しぶりだね!また会えて嬉しいよ!
(薄暗い店内にぼんやりと見える人影が、知った顔だと分かれば表情が緩んだ)

やぁどうも、久しぶり。店長も元気そうで何よりだ。
しかし開いてるんなら借りっぱなしの本を持ってくればよかったな。

(とりあず店内の適当な席へと向かう。途中、ふと煙草の香りがしたような気がした)

店長、煙草吸ってたか? 吸ってたんなら消さなくても大丈夫だったんだが。
本ならまた今度。時間が空いた時で構わないよ!
う……正直に言うと吸ってマシタ。
いやぁその、お客さんを待ってたら口が寂しくなっちゃって。

(等と言い訳をしつつ、換気のため窓に手をかけた。
 開かれた隙間から溶けた硝子のような色の光が差し込んでくる)

お気遣いありがとう。
でも、ラダさんのお洋服に臭い付けるわけにもいかないから。
そうさせてもらうよ。
ただこれ以上借りてると、そのまま一生借りる事になりかねないと思えてな。

(それは流石に不味かろうと苦笑を漏らしながら、働き始める店主を目で追う。
 薄暗さに慣れてきた目に光は思ったよりも眩しく見えた)

店長も煙草吸うんだな。
何となく、そういう時は珈琲飲んでそうなイメージだったよ。
こういう店なんだし本でも読みながら。

……そちらこそ、気遣いどうも。煙草の匂い、嫌がられる事あるからなぁ。
ともあれ注文いいかい、久しぶりにここの茶か珈琲を飲ませてくれ。
偶にね。ヘビーまではいかないけど(本人談)

それじゃあコーヒーを用意するね。中に何か入れてみる?
寒い時にはスパイス入りのやつをお勧めしてるんだ。
シナモンやカルダモン、変わり種だとブラックペッパーとか。
勿論他のものでも良いよ。
(と、説明をしながらコーヒー粉をフレンチプレスに入れ)
スパイス入りというのは飲んだ事がないな。
初心者だし今日のところはシナモンでお願いしようか。
今日は甘くして飲みたい気分だし。
……しかし、珈琲にペッパーというのは本当に合うのか?

(店主の仕事を眺めながら、想像がつかないとばかりの声であった)

そういえば、店長って夏の間はどうしてたんだ?
別の所で商売でもやってたのかい。
(慣れた手つきで準備を進めていく。抽出したものをカップに注ぎ)
それが意外と合うんだよ。飲みやすいように砂糖を加えることが多いけど。
はい、お待たせ!ご注文のシナモンコーヒーね。お好みでミルクもどうぞ。

(瑠璃色のティーカップにミルクピッチャーを添えたものがテーブルに運ばれた。
 苦い中にシナモンの甘く優しい香りが漂う)

夏の間かい?お家でゴロゴロ……してたかったんだけどさ、
そういう訳にもいかなくて。(「コレがね」と金銭を意味するジェスチャーをしつつ)
仕事三昧の毎日だったよ。

実は喫茶店(こっち)が副業で、
普段はローレットって所でお仕事を紹介して貰っているんだ。
(手際よく仕事する様は眺めるには丁度いいもので、
 カップが自分の前に現れるまで、本を手に取る事もなかった)

ああ、ありがとう。
それじゃ折角だからミルクも入れてから頂こうか。
(少し多めの砂糖とミルクを適量、軽くかき混ぜまず一口)

――あ、本当だ。初めて飲む風味だけどいいな、コレ。
最近冷えてきたからシナモンの香りが嬉しいくらいだ。
(もう一度香りを楽しみながら口をつけ、満足そうに息を吐いた)

おやこっちが副業――というか店長もローレットの者か。
確かにあそこは稼ぐにはいい所だな。
しかし、結構荒事も多いだろう?
店長、あまり得意そうには思えてなかったんだけど、意外だな。
でしょー?気に入って貰えて良かった!
その口振りからすると、ラダさんもイレギュラーズってヤツなのかい?
なるほど。初めて会ったから只者じゃなさそうだと思ってたんだ(納得したように頷き)

それがね……お金のために仕方なくやってるけど、
御明察通り、戦闘は大の苦手なんだよ。
弱いからすぐ怪我するし。腰と関節は毎回痛めてる。
それを言ったら店長だって只者じゃないって事だろう?
(クツクツと笑いながらカップを傾け)

ローレットの仕事、半分傭兵じみてるからな。
旅人でも混沌の純種でも、突然そういう仕事手伝えって言われても
困る人の方が多いよな。
下手したら魔種まで相手する事になるし。

……腰は、まずいな。下手すると長引くし、立ち仕事も辛いだろう。
!?(ブンブン首を横に振り)
自慢じゃないけどイレギュラーズになるまで包丁すら握ったことが無いんだぜ、僕は!
これであと10歳ぐらい若かったらねぇ……頑張れていた気がするんだけど。

ローレットといえば、例の盗賊団絡みの事件で大変なことになってるみたいだね。
依頼もたくさん来てるけど、ラダさんは何処か行く予定はあるのかい?
(その反応に、更に笑い声が零れる)
そんな事言ってると本当に余分に歳とってしまいそうだぞ。
しかし年齢は……関係あるか。私もだいぶ前から銃握ってたものだしな。

砂蠍か。逃げた賊が隣国で国盗り始めるとは、ラサの者として少々肩身が狭い思いだ。
それもあるから本隊討伐に行ったり、
前から何度かやり合ってる奴の始末つけに行ったりだ。
店長は? 安全を考えるなら練達かラサあたりにいた方が良さそうだけれど。
そうか、あの盗賊王のところへ行くんだね(心配そうな顔になり)
彼、魔種でもないのに物凄く強いって聞いたよ。
気を付けて行って来てね。
ラダさんなら無事に帰ってきてくれると信じてるけど!

僕は南方海域に出て下っ端達の相手をすることになったよ。
店を開けたばかりだけど、作戦決行の日にはまたお休みしなくちゃならない。
幻想には大切なお客さんや仲間がたくさん居るからね。
僕だけ逃げるってわけにはいかないよ。
流石に幻想の為に死ぬ気もないし、危なくなったら尻尾巻いて逃げてくるさ。
そも件の盗賊王ではなく正面部隊潰しに行くつもりだしな。
1人で行くわけでもない。

南方海域……海戦になってるやつだっけか。
海洋の海賊共に喧嘩売ってるなと思っていたが、中々どうして戦い辛そうな戦場だ。

しかし義理堅いな、店長は。
店や客を大事に思うのはまだ分かるとして
旅人からすれば、異世界の勢力争いなぞ心の底からどうでもいい、なんて
考えてもおかしくはないのに。
それが良い。お互い無事に帰ってこよう。
僕の方は船が沈まないことを祈るばかりだ。

正直、召喚されたばかりの時はそう思ってたんだよ。
けど、色んな人と交流しながら日々を過ごしていくうちに
元の世界と同じくらい混沌(ここ)が大好きになったんだ。
第二の故郷と言っても過言ではないよ!
(おや、とカップの中身を弄びながら顔を伺う)
それは光栄だ。そんなに気に入ってもらえたとは。
ああそれとも、店長は元の世界の方にあんまり未練がないタイプだったかな
……というのは、意地の悪い言い方だな。失礼。

(いかんなぁと言わんばかりに眉根を寄せて、誤魔化すように珈琲を飲み)
――そういえば、休み前に言っていた料理の方はどうだい?
ローレットの仕事もあったし、何かと騒乱続きだしで、中々練習の時間もとれないだろうけれど。
未練、か。
そういえば、大好きなアイドルグッズをたくさん置いてきてしま……
(等と、うっかり口を滑らせそうになって)

あ、ああ料理!そう、料理ね!勿論練習しましたとも。
とりあえず、焦がさずに焼けるようになったんだよ。
それから味付けも!ちょうどいい塩加減ってのが分からなくて未だ苦戦してるんだけど
甘味は何となくコツが掴めてきた気がするんだ。

残念だけど、ラダさんに披露するには修行不足かな……ははは。
アイドル。(思わず復唱していた)
というと確かラド・バウのパステル――じゃなかった、パルスだっけ?
ああいう人、店長の世界にもいたんだな。
しかしその手のグッズ系、結構金搾り取る構造なやつでは…
(心配そうに見えるのは「たくさん」と聞こえていたからである)

進歩してるんなら上等だろうさ。
また本を返しに来たり借りに来たりするのだし
その内、食べさせてくれ。
聞こえてたわーい。
ごめんなさい……真面目な話だったのにごめんなさ……。(深々頭を下げ)

なんと、パルスちゃんをご存じですか!彼女良いよね!
僕としては幻想の正統派アイドルすぴかちゃんも捨てがたい!

元の世界にもたくさん居たよ。数えきれないほどたくさん。
僕はどの子も好きだったなぁ。
応援したいから、曲や関連グッズは食費を削って集めてたんだ。
あー、そもそも値段とか見ないかな。
お金のことを気にしていたらアイドルファンはやってられないからね!!(ぺらぺらぺら)
何、話題というのも当たり外れがある。
店長も喫茶店やってるのだから、そういう事は多いだろう?

時折、腕試しに行くからな。有名人の名はいつの間にか耳にしてるよ。
そのすぴかちゃん?はまだ聞いた事がないけれど…
(それは闘技場関連者と思っている声音であった)

店長はアイドルというもの自体が好きなんだな。
役者のファンだったりしたら、その役者自身を応援してたりするものだろうが。
しかしそんなに沢山いたとなると……群雄割拠というか生存競争か、すごそうだな。
ラダさん……、優しい(じーん)
闘技場か!なるほど、それで知ってたんだね。
あそこは色んな人が来るからねぇ(納得したように頷き)
僕もたまに利用しているんだけど……
あ、あっちで会ったらお手柔らかに頼むよ……!

僕はステージの上で歌ったり踊ったりしている姿しか知らないけど
裏側では日々戦いを繰り広げてるんだろうねぇ。
それはこちらの台詞だよ。
私は銃手だから盾にできるものや仲間がいないとどうにもならない。
懐に入られたら、後は運任せだ。

店長、戦う時の獲物は?
体格は――こういう店の店長にしては、よく鍛えてある風ではあるけれど。
(あまりじろじろ見ては失礼かと、そこはちらりと覗くに留め)

というか、そもその店長の名前を知らないままだったな。
困っていなかったからというのもあるが…
闘技場や依頼で会った時に知った、ではあんまりだし。
店長、名前何ていうんだ?
君は銃を使うのかー。へー、すごいなぁ!
遠くから狙い澄ましてズバーン!て撃つんだろ?格好いいなぁ!

僕はトンファーを使ってるんだ。
たまに剣や素手で戦う時もあるけれど、アレが一番扱いやすいんだよね。
一人でお店を切盛りしていたお蔭か、身体も丈夫になったのです!

ああ、そっか。まだ名乗っていなかったっけ。
自己紹介が遅れちゃったけど、僕は灰塚冥利っていうんだ。
呼び方はご自由に!改めてよろしくね、ラダさん。
格好いい、のかな。狙撃手って好かれないイメージが強いけれど……
ただ、銃は戦いやすいとは思う。
基本自分の安全を確保して撃つし、実際本職ではない私でもそこそこ戦えてる。

――本当に体を張る格闘系なんだな。
ここでの姿しか知らないから、まだちょっと想像つかないよ。
しかし……体が丈夫になったのはいいけれど、腰には来るんだろう?
立ち仕事なのに…(その内倒れそうだと眉根が寄る)

灰塚冥利。そうだな……いや、うん。これまで通り「店長」にしておくよ。
すっかり呼び慣れたし、店内では困らないだろう。
外での事は、外や依頼で合った時にまた考るさ。こちらこそ、改めてよろしく。
格好いいよー!男は皆そういうのが大好きなのさ。
憧れるけど、僕は集中力が続かないタイプだから難しいかも。

元居た世界で教わったんだ。古武術っていうらしいよ。
こういう感じの!(普段使っている型を披露してみせた)
は、はは……仰る通りさ。
一つでも動きを間違えたら大変なことになるね。


そっか!うんうん、ぜひそうしておくれ。
名前を呼ばれるのって少し照れくさいなって思ってたからさ。
依頼で会った時は僕の格闘術を存分に披露しちゃうから楽しみにしてて!
近接格闘の方が、気を抜く暇が無いぶん集中が必要に思うけれど
そこは向き不向きというものなのかな。
私は目の前で矢継ぎ早に動かれるのも、動きを見て即対応するのも苦手だったし。

おや、割と戦乱の歴史が長い世界だったのか?(古武術、という響きに小首を傾げ)
平和そうな世界から来た印象だったから、こちらで学んだのかと思っていたよ。
ともあれ、体は大事にな。季節限定の店なら、臨時休店されると残念だ。

なら、私は体を痛めないよう援護射撃を頑張るとしよう。
(ぐい、とカップの残りを飲み干し)
――さて、今日はそろそろ失礼しようかな。
古武術は趣味で習ってたんだ……っと、もうこんな時間か。
今日は楽しかったよ、ありがとう。また来てね!(微笑んだ後、ひらりと手を振り)
おや、趣味か。結構体動かすの好きなんだな。
(そんな会話を交わしながら、代金をカウンターへと置き)

こちらこそ、久しぶりに話せて楽しかった。
また開いてる時に本を返しに――ついでに新しいのを借りにも来るよ。
それじゃ、またその時に。
(こちらもひらりと手を振ると、扉の向こうへと消えていった)

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