いつものは箱庭を抜け出し、海を泳ぎ渡って街の近くへと。
そこで偶然耳にしたのは「収穫祭」という言葉、そして「ハロウィン」。
聞き慣れぬ単語に首を傾げながら、雰囲気から見るに何かのお祭りだろうか…
街角が賑わう気配にこちらの心も浮き立ってしまう。

しかし、"はろうぃん"とはいったいどんなお祭りなのだろうか…。
人通りの多い所へと出向けば、誰かが教えてくれるだろうか。

もう、ひと泳ぎ。
街角にほど近い開けた場所で、少年は声をあげた。

「"はろうぃん"って、どんなお祭りなんだ？」

はてさて、質問に答えてくれる親切な者はいるのだろうか…？


～～～～～

●ハロウィンの事を知らない人魚の少年・嵐にハロウィンの内容、楽しさについて教えてあげる喋り場
●どなたでも歓迎。寄り道程度の気楽な気持ちで顔を出して頂ければと。
●短文推奨。
●RP形式のスレッドの為セルフツッコミや記号の使用は非推奨。
●TPOは守りましょう。

●誰も来なかった場合は一人で話が進んでいきます。行き交う人の話を盗み聞いて勝手に学びます。

街角に立ってた人が魔法だって言ってた。何か魔法を使うのか？どんな魔法を使うんだろう。

（収穫祭に参加してきた帰り道をてくてくと歩いてきながら）
市場もランタンも花火もとても凄かったですね……。あそこまで賑やかな場所へ行くのは初めてで………、！（ふと真横から何事か、声をかけられた気がして振り向き）

えっと、えっと………（人魚を一度も見た事が無いのか戸惑った様子で）
何かお困りでしょうか（かくりと首を傾げながら

(戸惑う相手を他所に返された声には嬉しそうに顔を綻ばせ近付いていく)
あのさ、あのさ、"はろうぃん"ってどんな祭なのかなーって思って！教えてくれ！

“はろうぃん”でございますか？
ええっと……白燕にも詳しい事はわかりませんが、秋の味覚に舌鼓を打ったり、カボチャのランタンを飾ったりするようですよ（至極真面目に受け答えしつつ顔はじっと、キラキラと光る人魚のヒレに向けて）

…なんでカボチャのランタン飾ってるんだ？あと、なんかカボチャに顔ある！あれはなんでだ？(詳しい事はわからないと言ってるにも関わらず次々と質問は返されていき、自分の背ビレに相手が注目している事には気が付かないままで)

（きっと鯖の親類か何かなのかもしれない、と彼なりに結論を出して、目の前の少年と顔を合わせ）何故……というのは白燕にはわかりかねますが……ランタンはとても美しいものでしたし、顔のあるカボチャは大変愛らしいものでした。
それから……焼き芋が大変美味でございました（ほくほくした様子で

(何か間違った認識をされた気配もしたが、言葉に出してない以上相手の思う所はわからないので小さく首を傾げるだけに留めた)…？んー、よくわからないな。でも、美味しいのと目に楽しいものがあるのはわかった！…ところで焼き芋ってなんだ？

ええと……黄金色をした……とてもふかふかで柔らかく、甘い食べ物でございます。きっと、今の時期ならばどこぞへ赴けば、口にすることもできるでしょう。
言葉だけで伝えるのは、とても難しいですね……。
貴方様ご自身でソレを見に行くのは……難しいのでしょうか？（純粋に抱いた疑問を紡いで

へぇ…ふかふかで…柔らかくて…甘い…。
(一言ずつゆっくり言葉に出しながら想像すれば、正体はわからずとも心は浮足立って。しかし相手から問いかけられれば途端、困った様に眉はハの字に)
んー、それはちょっと難しい…かな。ごめん。

(口元に手を当て長考したあとに)
そうですか………自ら赴くのが難しい場合も……時にはあるでしょう。
もし、よければこちらを（懐から濃く色づいた紅葉の葉を取り出し）
ささやかですが、秋の訪れが貴方様にも、感じられますように（ほんの少し笑みのような物を浮かべ

は。申し訳ございません。白燕は向かわなければならない場所があるのでした。
また、いずこかでお会いできました時は、ゆっくりお話させてください。
それでは………鯖の足の方（至極真面目な様相で丁寧な礼をして去っていく

えっ、いいのか？
わあ、ありがとう！綺麗な紅葉だな。
(受け取れば嬉しそうにしながら眺め)

あ、おう！
わざわざありがとな。気を付けてー……って、え！？鯖！？
(最後に衝撃的な間違いをしたまま去っていく男の背中に手を伸ばすも時既に遅く、遠ざかっていくその姿を見ながら「俺鯖じゃないんだけど…」、と苦笑いを浮かべる事しかできなかった)