PandoraPartyProject

ギルドスレッド

寂れた庭園

ティア・マヤ・ラグレンさんと

ここは庭園。私はイルミナ。
最近、この庭園で独りのんびりと過ごすことが多い……のだが。
今日はどうやら、他にもお客さんがいるらしい。

庭園に設置されている噴水。そちらの方から話す声が聞こえてきたような気がして歩を向けた。
……スカイウェザー……いや、ウォーカーの女性だろうか。
白に混じった朱色が美しい長髪と、目を引くスタイル。……少しジェラシーを覚えつつも―――いやいやそんなことは無い。そもそも人にジェラシーなど、そんなことは許されない―――歩み寄って、声を掛けてみる。

「あの、こんにちは。少しお話しませんか?」

……さて、どんな話ができるだろう。

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(いつも通り、1人でぶつぶつと話している際に人の姿を確認する。機械っぽい人だなと思いつつ)「こんにちは」
……あれ、話し声だと思ったんスけど……どうやらおひとりのようッスね。イルミナのセンサーの不調ッスかね……
(ふむ、と少し考え込む素振りで)
……っと、いけないいけないッス。えっと、イルミナはイルミナと言います、あなたのお名前、聞かせていただけますか?
「初めまして。私はティア・マヤ・ラグレン。あと、1人ではないよ?」
(お辞儀するような仕草で名前を告げつつ)
あ、はい、初めまして……
……?いえ、ですが周りには誰もいないッスよ。ティアさんお一人……です、よね?
(首を傾げて)
「えっと……」
『まあ別に構わんぞ。私は気にせん』
(説明しようかどうか悩んでいたが、どこからともなく男性の声が響く)
……いけませんね、これは故障ッス。間違いないッス。困ったなぁこちらの世界で直せる人っているのかなぁ。
(軽く現実から目を背け始める)
「うーん、悩んでるみたいだよ?」
『まあ仕方ないだろうな』
(十字架に手を当てつつこちらも少し悩んだ様子で)
………あー、えー。そう、そうッス。とりあえずッスね、自己紹介、はい。自己紹介を軽くでいいのでお願いしても良いッスか。
(とりあえず謎の声は置いておいて、話を進めてみようとするイルミナ)
「ん?ティアはティアだよ。この世界ではウォーカー?って言うんだっけ?
男の人の声はこれ」
(と言いつつ十字架に手を当てて)
『驚かせて済まないな。訳あって名は明かせないが』
(どうやら十字架から音が発生しているようだ)
「簡単に言うと乗っ取り?」
『略し過ぎだ。異世界に移りたい、という願いを叶えた代償に契約の都合上、この娘の身体を借りているに過ぎない』
……は、はぁ。身体を、借りる。ッスか……
(なんとか呑み込んで)
えっと、つまり……この声の人がティアさんの中にいるってことッスね。はい、ええ、わかりました。わかりました。
……願い、契約、代償というとイルミナの知識でいう悪魔とかそういう物なんスけど……
(やはり世界は広い、と考えながら)
「まあそんな感じ。神様だけどね」
『余計な事は言わなくていい』
「はーい。ところで貴女は?」
(次はそっち、という風に)
……と、とにかくお二人という扱いでよいと。あれ、ではそちらの声だけの方はなんとお呼びしたら良いッスかね……?
(こほん、とひとつ咳払いしてから)
あ、はい!イルミナはですね、ウォーカーで……そうっスね、いわゆるロボットッス。元々は家事から護衛までなんでもこなせる汎用型の製品ッスね。
流石にこっちにはイルミナしかいないでしょうから、オンリーワンッスね!
「そんなに気にしなくていいと思うよ?
名無しでいいんじゃないかな?」
『まあそれで構わん』

「やっぱりロボットなんだ。
私達の世界には居なかったから本での知識だけしかなかったけど」
(へー、という表情で見つめながら)
了解ッス、では呼ぶことがあれば名無しさんと呼ばせていただくッス。

ふふん、オールドワンさんとはまた違った趣があるッスよ、たぶん。
ティアさんの世界はどんな所だったんでしょう。ロボットがいない……となるとやはり剣と魔法の世界とかッスかね。
『うむ、それで構わん』

「オールドワンも色々すごいよね。
なんだか便利そう」
『メンテナンスとやらが必要そうな気がしないでもないがな』
「私達の元の世界……か。
魔法は使える人が限られてたけど概ねそんな感じ」
メンテナンスッスか。オールドワンさんはちゃんとした生命体らしいッスから多分いらないんでしょうね。イルミナの場合も定期的に、自分で出来る程度の点検整備で問題ないッス。

へぇ……ティアさんはどうなんです?魔法の才能というか、そういう物はあるほうなんスかね。
「あ、そっか。
生命体ならメンテナンス要らないんだ」
『なおさら便利そうだな』
「イルミナさんは定期的にメンテナンスしてるんだね。
それなら壊れそうな心配はなさそう?」

「うーん……
元の世界では使えたよ。
こっちではなんか使えないし、飛べなくて不便」
『この娘の魔法適性は高い方だぞ。
異世界という時点で使えるとは限らんと言ったはずなんだがな』
ええ、きっと傷も寝たら治るんでしょう。オールドワンさんは。
そうッスね、余程の事がなければ壊れることもないと思うッス。
壊れた時は……直せることを祈るしかないッスね。ウォーカーさんの中に機械に精通している人がいるか、もしくは魔法とかでなんとかなるか。

なるほど……元々は飛べたんスか。いえ、羽が生えているなぁとは思っていたんスけれども。
名無しさんの口ぶりから察するに、お二方はある程度自分からこの世界に来たようッスね。またどうして違う世界に飛び込もうと思ったんでしょう。
「いそうな気がするけどね。
機械に詳しそうな人」

『それは私からは言えんが……』
「……嫌いな世界だったから、かな」
ええ、そうッスね。色々な人がいますから……もしかしたらイルミナの世界より未来な技術を持っている人だっているかもッス。

なるほど……嫌いな世界から、新しい世界へ。
どうッスか、この世界は。以前と比べて。
「異世界は多いからね。
ありえない話じゃないし」

「不便。
魔法は使えないし飛べもしない。
でも元の世界よりは居心地はいいかな」
まぁ、いなかったらその時はその時ッスね。どうにかなるッス。

不便ッスか……それは確かにイルミナも感じるッスね。
居心地がいい、というのも同感ッス。色々な種族がいるせいもあるのか、懐が広い感じがするッス。
「まあその辺りはなるようになるんじゃないかな?」

「うん、色んな人がいるよね。
その辺りはいい所だと思う」
『此方としても気に入ってもらえているなら跳んだ甲斐があったと言うものだ』
明日は明日の……という奴ッスね!

ですよね!後はそうッスね、ある程度何をしても良いというのも良いッスよね。
「そうそう、それそれ」

「自由過ぎるのもどうかとは思うけど、制約に縛られ過ぎるのも面倒だもんね」
ええ、折角自由に動けるようになったんスから、好きなことを好きなようにしていきたいッス!

ティアさんはこちらに来て、なにかやりたいこととかないんスか?
「んー……今はまだあんまり思いつかないかな?
とりあえず温泉?とかあるなら入ってみたいけど」
『誰かしら作ってそうではあると思うが』
ふむ……色んなものがありますからね、ここ。きっとすぐにしたいことも見つかるッスね!
温泉ッスか。んー……確かに探せばありそうッスけど。どうしてまた温泉に……?
「大きいお風呂って入った事なかったから。
そんなの文献で読んだ以外元の世界に無かったし」
ふむ……確かにイルミナもないッスね。
皆さんで一緒にお風呂、というのもなかなか楽しそうッス。
「それも楽しそうだね。
1人でもゆっくりできそう」
『私はその時は意識を遮断しておこう……』
「私だけなら気にしなくて良いのに」
広いお風呂を独り占め、なかなかリッチかもッス。
……あ、そうですよね。名無しさんは男性っぽいッスから。紳士的な判断ッス。
「だらーんと体伸ばせそうだよね。
うん、この人は男の人だね」
『視覚情報に関しては眼を閉じていれば見えないからどうでもいいが、音に関してはな……』
浮かんでみたり出来ちゃうかもッスね。お行儀はあまり良くないかも知れないッスけど……

……ん?名無しさんは名無しさんで目が、あるんスか?ティアさんの視界をそのまま見ているのかな、と思っていたッス。
「お行儀は良くないね。
だから1人で入りたいっていうのもあるけど」

『あるぞ。
まあ基本的にはこの娘の五感を借りるようにはしてるがな』
「まあ普段使わないんだけどね。
2人で私の体を使う時とかは切り替えるし」
なるほど……そういう楽しみであれば、確かに一人で入るのも良いかもしれないッスね。イルミナはですね、広いお風呂ならたくさんの人と一緒に入ってみたいッスね!

……うぅむ。それはこう、物理的に目があるんスかね、やっぱり。
手のひらとか、おでことかがパカッ、と開く感じの……
「仲の良い人と入るなら一緒に入るのも楽しそうかな?」

「物理的にあるね。
普段隠れてるから見えないだろうけど」
『必要時以外使わないからな』
ええ、そうッスね。ゆったりお湯に浸かりながらのお話というのも良いかも知れないッス。

なるほど……なかなか不思議な感覚がしそうッス……
「うん、楽しそうだよね」

「視界が広がるから索敵とかは結構便利かも」
『慣れてない頃は驚いていたがな』
「普通驚くと思うんだけどなー」
そうッスね……普通の人は三つ目を見たら驚くものだと思うッスよ。
アレですよね、名無しさんと一つになった時に出来た……んスよね?だったら驚くのは無理もないッス……
「そんな感じだね。
いきなり視野が広がった時はかなりびっくりしたかな」
『慣れるまでは危なっかしかったからな。
よく壁に激突する姿は面白かったぞ』
「そこ、余計なこと言わないの」
ああ、それは大変そうッス。視差とか凄いことになってそうですもんね……
ふふ、端から見たらドジっ子ッスね!
「視差は中々凄い事になったね。
今ではもう慣れたけど。
あと、ドジっ子じゃないもん」
『私の前では説得力がないぞ?』
「むー……」
やー、人はなんでも慣れるものなんスね……
これもある意味進化ッスかね!

ふふ、なんでもお見通されちゃってます!
「進化……でいいのかな?」
『進化というよりは追加機能みたいなものかもしれんがな』

『この娘は危なっかしいからな』
「なんか複雑な感じがする……」
バージョンアップみたいな物ッスかね!最適化って感じも!

まぁまぁ、なんだか親子みたいでほほえましいッスよ?
「まあ、そんな感じなのかも」

「うーん、親……」
『私にとっては手のかかる娘みたいなものだな』
「うーん……」
いつの時代も親の心子知らずと言うのは変わらないッス(ほろり)
「子供じゃないもん」
『まあ、年齢はそうだろうな』

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