暗夜司教の語りでは理解に到るも難く、そもそも理解してはならない物かもしれないが、彼の信じる暗夜の説明をメタ視点で並べておこう。

・そもそも『暗夜』とか何か
　ムドニスカの転移前の世界にある、宵に星全てを呑み込む闇。
　その現象や厄災を総じて『暗夜』と呼ぶ。
　特に濃い闇に包まれた一帯の生命は消滅し、
　陽光を受けようと晴れる事もなく、荒地しか残る事が無い。
　そして滅んだ土地は例外なく、魔物の類が跋扈する。

・『大いなる暗夜』
　全てを平等なる慈悲『暗夜』を以て救済する為に、
世界を永遠の闇で包むことを悲願とする、暗夜崇拝のカルト教団。
　曰くは、全てを闇に溶かし、一体を成す事で、安寧を齎すと。
　信仰者の殆どは圧政や戦災、魔物の被害、
些末な物も含めた“被害者達”で構成されていた。
　陽光を憎み、月光を絶対なる闇、宇宙への導きの光と崇める。
　ムドニスカは悲願成就の前に転移された、との事。
　ざっくばらんな物語的に言えば中ボス的な存在。

・無辜なる混沌での活動
　未だに妄信しているムドニスカは、『暗夜』に近しい何かを求める。
　それは世界にとって害悪かもしれないし、些細な物かもしれない。
　元より教団も一枚岩ではなく、各々の手段を以て確立している。
　よって、『大いなる暗夜』所属であっても、その行動に制限は無い。
　時には内部で喰い合いがあるのは、集団故の御愛嬌だ。
　貴方は国を乗っ取ろうとしてもよいし、
　欲望のままにやりたい放題しても構わない。

・アレーア
暗夜を称える祈りの言葉です。叫びましょう。
アッレェーア！！！