(貴方は城に足を踏み入れようとすると、突然目の前に紙切れが現れた。その紙にはこう書いてある)

このような寂れた城へようこそ。
歓迎したい所だが、いくつか守って頂きたい事がある。
守れないようなら、ここから立ち去って頂きたい。

(……貴方は、とりあえずその注意書に目を通すことにした。)

・城について
どこもかしこもボロボロです。しかし外とは違い、中は不思議とひび割れや壊れた調度品はありません。不満と言えば、埃がうっすらと掛かっている程度でしょうか。
時折おかしな現象が起こることもありますが、悪意は無いのであまり気にしなくても大丈夫。

周囲に緑はあまりありません。ですが、色とりどりの薔薇園だけは見事に咲き誇っています。
貴方は門を潜り扉に辿り着くまでの間に薔薇園を横切ることでしょう。

扉は頑丈そうな鉄で出来ています。押しても引いてもびくともしません。一言声を掛ければ、一人でに開いてくれることでしょう。

・入団について
積極的には募集していません。
家主があまり人と関わることを得意としていないこともあり、よほど家主が気に入り、相手も入りたいという意志がない場合、などでない限りは入団は許可しません。

・注意事項
スレッドではRP推奨です。
後は最低限のマナーさえ守っていただければ、この門は開かれることでしょう。
何かあれば、家主にお気軽に御手紙を送って下さい。

・このスレッドには家主以外は書き込み禁止です。

(貴方が最後まで注意書を読むと、じわりじわりと文字が消えて新しい文章が現れる)

ここまで読んで下さって有難う。
我々は貴方を歓迎します。さあ、どうぞ城の中へ。
何も無い古びた城ではありますが、精一杯の持て成しをさせて頂きましょう。

(そう整った筆跡で書かれた紙が、すうっと……まるでそこに最初から何もなかったかのように消えると、門が鈍い音を立てて開いていく。)