その部屋は女王の執務室から近い位置にある。

客人を招き入れるための部屋。

壁には絵画が並び、棚には珍しい陶器のカップや調度品が置かれていた。
部屋の中央には大きなテーブル。それを囲むようにゆったりとした黒革のソファー。
毛の長い絨毯は、まるでクッションのように柔らかな感触を足裏に伝える事だろう。
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初詣の相談場所よ。
お誘いした方以外の書き込みはご遠慮願うわね。

ぷにと…にゃあは…等価交換です…

等価じゃないわよ……。
ないものはないもの。

何度でも言います…！あります…！

ぐぬぬぬ……。

引きませんよ…！

いや退きなさいよ。
別に命掛かってるわけでもなし。

いやです…！

そんなに！？

絶対に引きません…！

不退転の覚悟！？

レジーニャさんを…無かったことには…したくないので…

いや……いないわよそんなの。

います…！

決意に満ちた表情……っ。

実際にこの目で…見ましたから…

そんなこと言ってるときょーせー的になかったことにするのだわ。

それは…許しません…！

ふ……どう許さないのかしら？
汝(あなた)に何ができるというの？

うーん…毎食…好き嫌いなくそう…キャンペーンを…開催します…

どういうことなのだわ……。

レジーナさんの…苦手な食べ物を…積極的に出したり…
好みのものを…減らしたり…？

地味ないやがらせね……！
そもそも我(わたし)の嫌いなものってなんだか知ってるのかしら？

教えていただければ…幸いですが…レジーナさんなら…まんじゅうこわい…を言いかねないので…

ふふふ……。
そうでしょうそうでしょうとも。

ですので…まずは…むにむにされたら…好物を除きつつ…探ろうと思います…

なに……？

そうですね…
例えば…むにむにした日は……オムライスや…ハンバーグは…除外…とか…？

むむむ。
そ、そんなので屈すると？

屈してくれるまで…お預けでも…ですか…？

卑怯な……！

料理担当の…特権です…

それならこちらにも考えがあるのだわ。

考え…ですか…？

だき枕の刑に処するのだわ。

抱き枕はかまいませんが…どさくさで…むにむには…めっ…ですからね…？

むー。
ダメなのー？

ダメではないですが…したら…にゃー…ですよ…？

そんなものはないからしようがないわね！
(もっふーと膝枕をせがむ)

ないと…言い張るのでしたら…新しく作る…だけですよ…？(正座して太ももをポンポンと)

つくるー？
(ころんとゆみの膝に頭をのせて)
どーするのさー。

ただ単に…シンプルに……むにむにした罰…として…にゃーを…語尾にしてもらいます…(そのままあやすように撫でようと)

(撫でられる)
んむー。
なんでそうなるのよ。

うぅん…レジーナさんが…ない、ない…と…おっしゃるので…ここは…私が折れようと…思いまして…
それで…ないのなら…作ればいいかな…と考えました…

ぐぬ……。
成る程。
交渉の仕方を変えてきたと、そういう事ね。

はい…これで…むにむにした場合は…言わざるを得ない…ということです…

ふ。
でもどうかしら。
約束なんて踏み倒せば良いじゃない？

ふふっ…そうなると…これから…大好きなお料理は…出てこないかも…しれませんね…
むにむにも…膝枕も…添い寝も……なくなっちゃうかも…しれません…

むむむ。

はい……約束…です…(右手の小指を立てて)

むぅ。
(ゆみの立てた小指に自身の小指を絡ませる)