PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ドゥルダーカ邸

談話室

邸の小ささに比例した、こじんまりとした談話室がある。
長椅子と椅子が数点、中央のテーブルには手作りと思しき焼き菓子。
水差しの中には香り付けの葉が浮かんでいる。
使用人に声を掛ければ、程なく愛想の良い笑顔を浮かべた主がやってくるだろう。

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(本日分の焼き菓子をバリバリ齧り、水をガブガブ飲んでいる)
そもそも、主が談話する姿を見せねば入りにくいであろうなあ。とはいえ一人で話すのもいささか恥ずかしいものがあるとは思わぬか?難しい所である。
なんという縁か、奉公人が増えるぞ。セバスチャン!なに、家計が厳しいと?そこはそれ、これから余が得意運命座標に選ばれし貴族として稼いで来るから……当座の所、余の装飾品を幾つか売り飛ばして工面するのである。旅人の大量召喚でこれから宝石類の価値が崩れる恐れもあろう?今のうちに貨幣に替えてしまい、後々買い戻せば良いのである!
(カタン、と家から通いで方向と言うことで
 割安で自分を売り出した見た目は小娘中身は詐欺師。
 鞄一つを置いて、見事なカーティシーでもってのご挨拶。)

ご機嫌麗しゅうございます、ドゥルダーカ様
本日よりこちらに奉公に来ました、イコ・セラエノ・ベルナールドです。
……イコ、これでいいかな…挨拶…

あっ、ええと、財政につきましては!
昨今、ダンジョンの類が見つかっているとも、きいてます
なので宝石の価値が下がる可能性は高い…のと
逆にそれを先読み、して他のお店への投資と言う形などで
お金を貸したりするの…いいかも、です
今のうちに、利益になりそうなお店に投資して
儲かってるときに、集金するの、です。
宝石の価値が下がるとよんだドゥルダーカ様の読みならば
きっと、外れることはないと思…います、です。

(いろいろなギルドに所属してみるとかいいとイコ思いますご主人様!
 そして情報をお持ち帰りください。というのが本音である。)
(気さくに笑って)
ああ、噂をすればと言うやつであるな!ようこそベルナールド家の子女よ!
堅苦しい挨拶はよいよい、これからは我が家、余を親と思って存分に頼りたまえ!
呼び方はイコ君でよろしいかな?ふむん、早速頭の回る所を見せてくれたな。
(追従の言葉を聞いて嬉しそうに)
そうであろう、そうであろう!旅人の持ち寄る稀物が出回れば、それを以て現在の貴金属類はガラクタとなるやもしれぬ。であれば現状価値の保証された貨幣に換えて、それを投資に回すのも悪くない考えであるな。
ただ、人に貸せる程の蓄財が無いのが現状でな……以前など金貸しに少し用立てるよう相談してみたら、金を返せぬのなら、面を貸せと言われてな。
無論、余の堂々たる物言いでその場は穏便に済ませたが!正直命が幾つ有っても足りぬ思いをした!
で、あればだな……信用は金なり、と余の愛読書にある。つまりは早い内に他の店、特に旅人の集う私設公設のギルドであるな、あそこの常連になって、信用を手に入れ、同時に情報を聞き出し金にする。
言いたいのはそういうことであろう?だが私、いや余は出不精でな……貴族同士の夜会やパーティーは出ても、荒事を行う冒険者達のギルドは余り顔を出したことがないのである。住む世界が違うというか……品位に欠ける者も多くおるであろう?余のような如何にもな貴族が顔を出せば、ろくなことにならないのは目に見えておる。金貸しの二の舞いである。

ううーむ(出た腹を軽く叩いて)……何か、名案はあるかね、イコ君?
長らく思考に陥ってました、ごめんなさい…
貴金属が増えるのであれば、それを売る者たちが潤い増える
職人を雇い、宝石類を加工させて売る、という案
もうひとつは…ドゥルダーカ様が冒険者を雇い
その装備を保証することで、冒険者のエル成功報酬の一部を得る案
この2つを、提案します。
後者は人の目を見る目を売りに、信用に出来ますし
優れた職人は、旅人の中にもいるとの噂
旅人は衣食住に困るものもいます、今のうちに囲ってみるといいかなって…あっ
いいと思います。いいと思います、です。

あと、後者。イコも運命座標点として登録をされています
こちらで奉公をしている身ですが
魔法の腕はねぇね…べ、ベルナールド家当主も認めています。
イコは既に雇われの身と思ってください
つまるところ、イコが手足となって働けばドゥルダーカ様の名も売れる、のです。
つまり、イコが武勲をあげて
ドゥルダーカ様はイコを雇えるほど凄いんだぞって
皆に見せつけるのです!
イコが負け知らずであれば、不敗の冒険者を従える者として
イコが正しき振る舞いを忘れず知者であれば、レディが慕うものとして
御父様は、名が売れるのです。
それを信用として、元として、増やしていきま……あっ!あぅっ!あの!

おとうさまって、ごめんなさい……
う、うれしくて、つい…

(顔を真っ赤にして、おろおろする。完璧な「尽くす少女」を演じる。
 ……とはいえ、案に嘘はない。自分がしっかり働けばいい。それだけなのだ。)
それと貴族間の繋がりの強化として
あちらに出向くのならば、イコもご一緒します…

(シナリオで貴族のお屋敷に行けるようです!)
う、うむ(剣幕にたじたじになりながら)
実に素晴らしいアイデアの数々、真に聡明な子であるな。ベルナールド家当主に余の感動を文で拙ければ。
どちらの提案も非常に魅力的である!後々の我が家復興の為、予定に加えようではないか。
だが、だがな。イコ君。
冒険者として働くのは大変結構。余も後々は自ずから出る予定でもあるからな。
だが余は君の身を預かった責任もあるのだ。あまり危険な仕事は受けんでくれよ?
余は本心から君の身を心配するものである。そう、“おとうさま”としてな。

ふふ、御父様か。余にも子供がいれば聞けた言葉であろうが……ああ、美しく資産のある良家の子女を嫁に迎えられはしないものかな……
長く間を置くことは気に病まなくてよろしい。余も活発に弁舌を振るう性質ではないのである。
なにせ話すことは疲れる。大変に疲れる行為だ。一席ぶった後はそれはもう痩せ細る思いであるからな。
(全く痩せても細くもない腹を揺らして)

そう、ギルドで噂に聞いたであるな。夏の依頼でかのバルツァーレク領主殿が招待会を行うと。
ここはほれ、幻想貴族として気品ある振る舞いを見せ、かつ特異点の一人としてありていに言えば売り込みを掛けるチャンスであるな!
【ドゥルダーカ家】として【美術品の鑑賞】をメインに立ち回るのはどうだろうか。
かの領主殿は美食家で有名であるから、食を狙うのもありかとは思うが……目新しい食文化の紹介は旅人(ウォーカー)に理があるであろう。
美術品の干渉波、目利きのアピールになりますドゥルダーカ様。
そちらに出向くのならば、イコご一緒します
売り込んで売り込んで、いいお嫁さんが貰えるように
イコも頑張ります……!

(貴族とのパイプをもっと強く、情報を集めればお見合い話も出るはず
 そこから、さらに情報を得て、…うん、イコはしっかり考えられる。)

え、あ……はい、おとうさま
イコは、ココねぇね…ベルナールド当主に、家族は一番の宝と言われてきました
おとうさまにも、ほんとうの子供が…できたら……とてもしあわせなことと、思います。
血が途絶えることは何より恐ろしい、から。

(かぞくがいなくなるのは、かなしい。
 しょんぼりと、眉根を寄せて…)
家族は宝。良い言葉であるな、流石はベルナールド家当主殿。
家族は確かに良いもの、何より人件費がかからぬ。余も幼き頃は亡き父上の横で仕事の手伝いをさせられたのである!貴族としての立ち振舞いを学ぶ上では大変参考になったがな!
ともあれ、今すぐに嫁が欲しいという訳ではない。まずは財政事情をどうにかせねば。
(イコの仕草を見て)
……ああ、奉公に来たからといって、家に帰ってはいけない訳ではないからな。
休みの日には里帰りも良いであろう。一言掛けるのだぞ?手土産を持たせるからな。

と、言っていたら。国王主催の舞踏会への誘いが来たのである。何という僥倖!特異運命座標とは名の通り運命的なものよ!
(嬉しさに余った肉を震わせ、手を擦り合わせる)
仕事の手伝いができたことで今の有能なドゥルダーカ様がある、の、ですから
人件費と架じゃなくて、きっとお父さんのおくりもの、です。
知恵と知識は、いざという時の……あっ大丈夫です、ちゃんとおうちに帰る事、します!
ココねぇねは心配性で…休日にはおうち帰ります、ね。
イコが心配なのはドゥルダーカ様です
家族…子供とお嫁さんいないの、さびしくないかな、って……

こくおーへーかですか!?
い、イコがんばります……!そしてドゥルダーカ様威厳、威厳でてます!?
(イラストおめでとうございます!)
ははは、有能とは。褒め言葉と受け取っておこう。
没落は余の先代……父上の頃から既に兆しはあったので、余の責任ではないしな。
これから建て直して有能さを見せねばならぬ。

家族、であるか。流石にこの歳にもなると、家族が居なくても特に寂しさは感じぬな。
昔からの使用人が共に居たのもあるから、真に一人となったことが無いのもある。
そして、更に無聊は慰められるであろう。新たな使用人が増えるのであるからな!
ん、今日から…お世話に、なります…です…ミィ、ミィ=オルタンシア、です…よろしく、おねがいします…です…(ぺこりとお辞儀)
このあたりで、猫を見かけた気がしたんですがねえ…(きょろきょろしながら)
ん、お客様…あれ?
のいんだ…おきゃくさま?(一応使用人っぽい服(メイドさんでしょうか)でトテトテ歩いてお出迎えしようとします)
うむ、良い良い。礼儀が出来ておる。ということでオルタンシア家のミィ嬢を当家に迎えることとなった。
イコ君は先輩として宜しく頼むぞ!

うむ?客人かな。猫は当家で飼っておらぬから、見たとすれば迷い猫であろう。
ああ、ねこいた。
こんにちは、ミィ。って、うお、猫耳メイドとは属性がつまれている……!
あ、(周囲を見て)不躾ながらもあがってしまいました

おや(エンヤスをみて左腕を前に、右腕を背に。斜め45度で頭を下げ)
お初に御目にかかります。ノインウォーカーと申します。
突然上がってしまって申し訳ございません。こちらのご主人でいらっしゃいますか?

ねこって…私、だった?
ん、ここでお仕事貰った…(メイド服を見せるようにノインさんにぺこり)

えっと、ご主人様…ノインはノイン…で…
ん、尻尾触る人…です…(語彙の少ない説明をエンヤスさんにするのです)
(どこぞの貴族の使用人と言った風情であるな)
うむ、この邸の主、レガド=イルシオンの貴族にして得意運命座標に選ばれし者、エンヤス・ドゥルダーカとは余のことである。
しかし猫呼ばわりとは感心せぬな。獣人であれど才ある子女をそのような……ん?知り合いであったか。だが今は余の使用人として迎えた身、彼女への侮辱は余への侮辱と受け取ることも吝かではないぞ。まして尻尾を触るなぞ公序良俗に反した道理にもとる行為ではないかね、んん?
ん、難しい…です。
ご主人様は、守ってくれてる…んだよね?
ありがとう、ございます…です…
だけど、だいじょうぶ…だよ?あ、だいじょうぶです…
気にしてない、から…(こくりと頷くと気にしていませんと精一杯伝えます)
ふむ、ミィ嬢の心の広さに免じて今回は許そう。余も少々過敏であったな。
(気まずい沈黙の後に)
まあ、客として来たのなら……茶でもどうかね?
(暫く間が空いて申し訳ございません…!)

はい、ねこ……(エンヤスの話を聴いて)
あ、いえ、そうですね。そうだと思います。
ちゃんと女性ですね。その、申し訳ございません、お猫様というか、愛らしいそれ系のものには頭のネジが飛んでしまうようで……。
それ以前に、貴方の使用人とは知らず無礼をお許しください。

お仕事があることは良い事ですね、メイド服に恥じぬような振る舞いがみられるのを
楽しみにしています。

あ…、俺に茶など。
俺も、いえ、自分も、使用人の身分ですから、施しを受けてしまうのは少々。
余は寛大であるし、一度口にした言葉は違わぬ。しかと謝罪を受け取ろう。

何、気にする事はない。特異運命座標同士の身の上としては立場は同等。
それに茶の一杯も奢らずに帰してしまえば、ドゥルダーカ家の名折れと言うもの。
そちらの主人に吝嗇家の貧乏貴族と思われるのも癪であるしな!ムハハハ!
そうですか。
確かに、貴族殿に恥をかかせて帰ったとなれば、俺の主人が憤るでしょう。
では、お言葉に甘えたいと思います。
ドゥルダーカ様、修行より帰ってまいりました
立派なメイドに…バニーさんになりかけましたが…なれました!

使用人…ねぇねですね、よろしくおねがいしま
お客様もいたのですか!?
ご、ごめんなさいイコ失敗……
ドゥルダーカ様のメイド、イコ・セラエノ・ベルナールドと申します
以後よろしゅくっ、く、よろしくおねがいします!
(ぺこり)
誠に相済まぬ!大きく滞ってしまった故な、新たな談話室の記録簿を用意した。
ノイン君も仔細なければ向こうでお茶でも飲んでいくと良いであるぞ。使用人二人もな。

しかし立派なバニーに……メイドがバニー?少しこう、下世話というか大衆的な服装であるな?
ドゥルダーカ家としては実に古風なロング丈メイドスタイルを推し進めるものである、が。
当人の好みでまあ使用人と分かれば許す寛大さも余の美徳であるからな(自分で言う)。
何はともあれ、比較的治安の良いこの幻想国とて悪しき者どもはおるからな。
服装には気をつけるのであるぞ?
余は主君であって女性諸氏のナイトたる仕事はできぬから、こういった耳に煩い苦言を投げることしかできぬのだ。

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