宿屋の2階にあるアンナのお部屋。
テーブルとイス、シングルベッドが置かれており、基本的に他のお部屋と同じような作り、家具の構成になっている。
また、窓際に目をやると子犬のぬいぐるみがちょこんとお座りている様子が伺える。

ふぅ、やっと人心地つけそうね(荷物を下ろして部屋を見渡し)
期待していたより良い部屋ね…相場はよくわからないけど、本当にあの宿代で良かったのかしら。
これは…サービス？(子犬のぬいぐるみに手を伸ばして手触りを確かめる)

店主は良い人そうだったし、 思い切って宿泊にしたのは正解だったかもしれないわね。
(ぬいぐるみを撫でながら窓の外をしばらく眺めた後、ふとお腹を擦り)
…まだ食事はやってるかしら。
同業者の人もいるようだったし、ついでに挨拶にでも行きましょう。
(1階に向かうために部屋から出ていく)

……ふぅ(扉をパタンと閉めて)

皮肉の応酬以外で、あんなに話したのは何時ぶりでしょうか。
イレギュラーズ…ね。あの日感じた予感も…少し、信じて良いのかもしれない。
(階下で会った人達と、大規模召喚の日を思い浮かべて。…たったあれだけの会話で前向きになれるほど単純だったのかと、少し自分に呆れながらベッドに座る)

それにしても、接客なんてちゃんと出来るかしら…。数年で愛想笑いの仕方一つも忘れるものね。
ニーズがどうと言ってたし、笑顔以外の何かで勝負する手も……。
(考えながらぶつぶつ言ってると、来たときと同じ状態の荷物が目に入り)

……まずはやることをやりましょうか。
(思考を中断して、荷物を整理するためにベッドから立ち上がった)

（ノックをして）アンナぁ～、今お部屋にいますかー…？
可愛い可愛い狐さんがやってきましたよー！（軽食をもってドアの前で待機）

(扉を開けて)…ルル？どうかしたの？
そんなものまで持って…。とりあえず中に入る？(軽食を持った姿を見て首を傾げながらそう聞いてみて)

えへへー…すぐ出てきてくれました…！
いえ、一緒にお話しでもどうかと思って…軽く食べれるクッキーもってきました！
はいります、はいりますー！（耳ぴこぴこ）

ちょうど暇だったから。
そう。…お友達が部屋に来るって少し緊張するわね。
いらっしゃい、歓迎するわ。

(部屋に入ってテーブルに向かって歩き出す。
部屋は来た時より物が増えていて、机にテーブルクロスがかかっていたり高級そうな文房具立てや花瓶が置いてある。
窓際の子犬のぬいぐるみの両隣には、猫と熊のぬいぐるみがそれぞれ座っていた)

んっ…ありがとうございます！
子犬のぬいぐるみは大事にしていますかー？恋しい夜に大活躍ですよっ
…あれっ良く見るとぬいぐるみ増えてます…？
お部屋もアンナらしさが出ていて素敵です…。（キョロキョロお部屋を見回して）

ええ。なかなか可愛らしいぬいぐるみね。夜に活躍はしてないけれど。
ぬいぐるみは…置いてきたつもりだったのだけど、荷物に入ってて。折角だから並べたの。
…あまり見られると恥ずかしいわ。クッキーも持ったままじゃ落ち着かないでしょう。座って(テーブル傍の椅子を引いて促す)

えぇーっ…ぬいぐるみのことをルルだと思って抱きしめながら寝てもバチはあたりませんよっ？（冗談っぽく微笑み）アンナ…普段は大人のように落ち着いて振舞っていますけど、年相応の可愛いところありますよねっ…ふふふー…（増えているヌイグルミの説明を聞き）

あっ、ごめんなさい…ジロジロお部屋を見るのは失礼でしたね！んっ…（イスに座って、テーブルの上にクッキーを置き）

貴女と思って抱きしめたら逆に落ち着かないわ…。何を笑ってるの…。私だってそれは…多少なりとも、好きな物はあるわよ(照れたように少し視線を逸らして)

…で、特に用はなくてお菓子を摘まみながらお話しようってだけなのかしら？(自分も椅子に座って)

ふふっ、それもそうですね…！ルルは超絶可愛い狐さんなのでっ！
やっ、悪いとかそういっているわけでもからかっているわけでもないんですよっ？
アンナ、ルルより年下ですし、そういうところあって安心したなぁって…！

…強いて言うのであれば夜遅いですし、お泊りに来ましたっ！
あとはお話しできたらと思ってお邪魔させてもらいました。アンナとの友好を深めにっ