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墓守の還る場所

【RP】工房跡、その崩れかけた一室にて【雑談】

元はNoelの為の部屋であろう一室。今では朽ち果てているが、どこか暖かみを感じ取れる。かろうじて残っているのは椅子と机だけのようだ。

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(椅子に腰掛け、静かに目を閉じている)
(煤けた匂いを引き連れ、現れる。)

(某の残骸と観れば、一夜の宿と。)
(だが其処には微かな温もりと。)
(生きているのか死んでいるかるらぬ程に、静かに在る人型が在り。)

(━━踏み込むべきではなかった。)

(口元だけを覗かせるフードの上端を摘み、頭を垂れ。)
(誰かの場所に土足で踏み入ってしまった非礼を詫び、引き返そうと。)
……(静かに目を開け)……何用か(じっとガラス玉のような目が見つめる)
(はたと動きを止め、振り返れば。)
(フードの端から申し訳なさそうな銀色の視線が声の主に向けられ。)

・・・宿、を。
だが此処は。
アナタの場所だった様、だ・・・土足で踏み入って、すまない。

(低く、唸るようにも聞こえる声で。訥々と。)
……該当種、ヒト、と確認。……宿……ここに宿泊を求める、という事と認識。許可。
(身動ぎ一つせず。)
(真っ直ぐに相手を見遣り、言葉を聞き終えれば。)
(一拍の後。)

…こんな故無い、者を。良いのか・・・?
(静かに感情を覗かせない語調で。)
……肯定。静謐を守る限り、聖者、悪人、人外問わず、受け入れよう。我はただ墓を守るのみ。
…なら、ば。
(墓守を見据え、一礼。)
(静かな足取りで部屋の隅に辿り着けば、背負ったずた袋を置き。)

・・・いす・・・石動、凱、だ。今回の事、感謝、する・・・。
……個体名認識。石動、凱。当機の名称はNoel。これからよろしく。

……差し当たり、ヒト種が居住するならば環境を、整える必要を確認。(割れた窓やボロボロの扉を眺め)
(もくもくと板を打ち付けて補強している)
・・・・・・よろし、く、な。Noel・・・。
(礼を述べながら、既に室内の補修を始めている姿を見遣り。)
(其れが人の為。今は故無い旅人の為に成されているならば。)

・・・すまな、い・・・手伝っても、いいか・・・。
(と、資材を手に。)
(こくりとうなずき)……了承。自分が過ごしやすいように改良するといい
・・・、夜露をしのげ、るだけで・・・俺には十分、だ・・・
・・・こんな事しか出来なく、て、すまない・・・
(瓦礫を除け、聊か不安な手付きで修繕を。)
(暫し黙々と。)

・・・さっきは、眼を閉じて、何をしていた・・・?

(そして不意に言葉を発し。)
……貴方が出来ることをすればよいと認識。(ちらりと見ると静かにそういい)

……何も。過去を回想していたと、回答。(目を飛閉じ)
・・・ならば、存分に。
(視線には返さず、言葉だけ。)
(一頻り瓦礫を除け、窓を塞ぎ、次に手をつけたのは椅子の修繕。)
(其の動きは自身の為でなく、場の主人の居場所を正す為で。)

・・・それは。よき思い出、だった、か。
(ふと、手を止め。呟くように。)
(その様子を無感動に自動人形は眺めると、壁の修繕を続け)

……肯定。それゆえに当機には、その時間は短過ぎたと、思考……(こくり)
(打ち据え、除ける。静かだが力強い動き。)
(其れに細かい作業は何所か、たどたどしく。)
・・・短、過ぎた・・・か。
そう想うならば・・・再び、手に入れようとは、・・・。
(其処で言葉を切り、頭を振る。)
(整ってきた部屋を見て、細かい修繕を任せると、クローゼットからシーツや布団などを取り出し。古びてはいるが、清潔に保たれているようだ)……一段落ついたなら、これを使っての睡眠を推奨。ベッドの使用を許可。(こくりと頷き)

……当機は、人にあらざるヒトガタ。その当機に人のような幸せを与えてくれたあの時間は……短過ぎたが、しかし、満ち足りた時間だったと思考。故に、当機はただ、彼らの眠りを守るのみ。それが当機にできる、唯一の恩返しと認識。(静かに微笑み)
(一頻り作業を終え、自身の成果を確認すれば。)
(あるのは大味な仕事。其の結果に少しだけ肩を落とし。)

(声の先。微かな、だが満ち足りたという顔に。)
(一瞬だけ自身の口元を緩めた後。用意された寝具に歩みより。)

・・・寝所まで、・・・すま、━━・・・感謝する。

(毛布を丁寧に除け、ゆるりと腰を下ろし。腕を組み、俯く。)

・・・家主の、製作者が何を目的に、したのかは知れぬが・・・。
、人のような、ではなく、人として、想い。育んだのではない、か・・・?。
・・・ただ気紛れに、モノに想いを与えただけ、で・・・あんな風に、微笑む事はできない、・・・。

・・・ああ、とても、とても、優しい笑みだっ、た・・・━━━

(徐々に言葉は細く、やがて。)
(・・・眠りと言うには張り詰めた気配を漂わせ、静かな吐息を。)
……人として……当機は育まれた、それは確か。しかし……当機は人でないがゆえ、永い時間に取り残されてしまったと、認識……(少し悲しげに目を伏せるとベッドの横に椅子を持ってきて、静かに頭を撫でた

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