PandoraPartyProject

ギルドスレッド

クレピュスキュル

【雑談】四季の庭園

王都の外れ。そこには四季折々の花に囲まれる屋敷があった。
その庭園は主人の気まぐれにより、
イレギュラーズを対象に常に開放されている。

もし気が向いたら足を向けてみると良い。
四季の花々と新たな出会いが、
きっとあなたを待っているだろう。

* * *

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(庭園の中央、噴水前のベンチには少女が一人、腕を組んで偉そうに座っている。丹念に手入れされた草木も大切に育てられた花々もほんの一瞬しかその視線を留めることは出来ず、入り口ばかりをじーっと見ては退屈そうに足を揺らしている)あれだけの召喚があったのだから、大挙して押し寄せてくるものかと期待していたのだけれど……いえ、まだ分からないわ。あと少し、あと少しだけ待ってみましょう……。
おっきな……お屋敷。綺麗な、ところ……。
(半身半霊の少女があてどなく歩いていた時、美しい花々に囲まれた建物に気を惹かれる。
そのまま道なりに進み、正面入口に差し掛かった時、興味からそっと庭園内を覗き込む。ひょっとしたら、屋敷の主と目が合うだろうか)
あら……あら、あら、ふふっ、うふふっ(視線にちらり、入り込んだ人影にぴたりと足を止める。ほんの数秒の無言を経て、その正体に当たりをつけると楽しげに口元を綻ばせた)……ようこそ、可愛らしい旅人さん。そんなところで見ていないで、ここで私とお話しましょう?(流石に声は届かないかしら、そう呟くと組んでいた腕を解き、上機嫌な様子でひらひらと手招いた)
あっ……え、っと。あの……すみません。お邪魔、します。
(思わず目が合ってしまい、前髪に隠れがちの目が泳ぐ。どう反応していいのか分からずかちこちと固まってしまうが、やがて上機嫌そうな声に誘われ、しずしずと身を出して前へと出ていく)

つい……旅をしてて、キレイなお庭だと、思って。あなたは……ここの、子供ですか?
(地に付きそうなほど長い霊体の髪を揺らして、ぺこりと小さくお辞儀。まさか少女が屋敷の主とはつゆ知らず、失礼な物言いをしてしまう)
ふふ、この庭は私の自慢なの。気に入ってくれたなら嬉しいかぎりね。
それと、私は子供ではないわ。むしろ、そこらのニンゲンよりはずーっとずーっと年上なのよ?
(機嫌が良かったからか、或いは相手の風貌がまだ年若かったからか。子供と呼ばれても動揺することはなく、それどころかイタズラを成功させたときのようにくくっと笑い声をあげる。手招きしていた手を口元に添えると、手首に隠していた骨の尻尾をしゅるりと絡ませて)

――私の屋敷へようこそ、小さな小さな旅人さん。
私はルルクリィ。ここの主で、見ての通りの旅人よ。あなたの来訪、心から歓迎するわ。
(愉しげに余裕を持って出迎えてくれる様に、胸に手を当ててほっと安堵の息を漏らす)
そう、でしたか……大人に見える人、子供に見える人……この世界、いろんな人が、いますね。
旅人(ウォーカー)……召喚された時に、話。聞きました……私も、同じ。旅人の、ウィリア・ウィスプール……って、いいます。ルルクリィさん……覚えました。
……何だか、不思議。これは……尻尾?
(骨という特徴的な容姿に、つい視線が動く。真新しいことばかりで、興味が尽きないとばかりに)
話を聞く限り、あなた……いえ、ウィリアはその大召喚で喚ばれたのね。
この世界は不思議なことばかりで、飽きることがないわよね。
大召喚が起きてからは随分と賑やかになったし、私もこれからが楽しみでしょうがないの。
(話を聞く内になにか面白いことを思いついたのか、くすっと笑いを浮かべる。それから、尻尾を絡ませた手をそっと差し出し)
……尻尾、気になるなら触っても構わないわ。
その代わり、ウィリアのことを教えてもらえないかしら?
はい……つい先日、この世界に。
でも、あの……お言葉は嬉しいんですが……ごめんなさい。
私……この世界に来る前のこと。何も……覚えてなくて。
……教えられるのは、こういう体をしてる、こと位です……。
(自分の事を教えて欲しい、と言われて申し訳なさそうに目を伏せる。
そして白い手袋を片方取ってみせると、髪と同じ霊体の手が炎のように揺らめき波打つ。旅人は様々な存在がいるが、少女もどう見ても生身の人間ではないことが伺えるだろうか)
へぇ……召喚の不手際か、それとも召喚の前からそうだったのかしら? なんにせよ、珍しい経験ね。
その手も……ああ、謝る必要なんてないわ。
ウィリアは記憶がなくて、ウィリアの体は肉とは違うもので構成されている、それだけで自己紹介としては十分でしょう。
(少女の手を見つめ、それから自分の手を見つめ。尻尾を巻いたままだったことを思い出すとゴホンと咳払いをし、腕組みしてからふっと微笑む)
それにね……あなたの純粋さを現したような手も髪も、すごく綺麗で私は好きよ?
ルルクリィさんは……優しい、人。私、覚えました……ありがとう、ございます。
自分が、何なのか……何か、思い出せたら。ちゃんとお話します……ね。
(表情の変化は薄いなりに、目を細めて小さく微笑む。綺麗と褒められて照れつつ嬉しいのだろう、肌が真っ白だからこそ頬が紅潮するのが見て取れる)

よかったら……手。触って、みますか……?
その……尻尾。言葉で、教えられない代わりに。握手……として。
(そして、そっと手を差しだす。触れれば、実体があるのかないのか不確かな、魔力の塊に触れる感覚を伝えるだろう)
ええ、思い出した時はいの一番に話に来なさい。待っているわ。
それにしても、私が優しいなんて……覚えても後で後悔するだけよ、きっと。
(素直で純粋な少女の姿に微笑ましさを感じながらも、思い出したかのようにくくっと悪い笑みを零す。それから腕を解くと立ち上がり、差し出された手を優しく握った)
……粗方予想はしていたけれど、魔力の体なんて妖精みたいね。
尻尾は、そうね……見るのも触るのも、自由にすればいいわ。まぁ、楽しいものでも無いと思うけれど、ね。
(骨の尻尾をゆらりと少女の目の前まで持ち上げると、悪戯げに片目を瞑って)
そう……でしょうか。私、自分のことも、分からないから……。
受け入れてもらえるんだ……って。ちょっと、嬉しくって。
(後悔と言われてもよく分からない、という風に首を傾げながら、手をしっかりと握り返す。第一印象が優しく接してくれる印象が根強いからか、悪い笑みにも気付く素振りは見られない)

そんなこと、ありませんよ。白くて、不思議で……触ってて、痛くないですか……?
……私も、そうですが。ここは、本当にいろんな人が……集まる世界、なんですね。
(目の前まで持ち上げてもらった尻尾を、気遣うように恐る恐る手でなぞらせてもらう)
(素直で純粋で、疑うこともしない様子にペースを乱され、照れ隠しのように咳払いをして)
記憶があろうとなかろうと、今のあなたはウィリアという確立した個人で、私の話し相手だもの。
だから親切心なんてものじゃなくて、ただの好奇心で……まぁ、嬉しいのならいいのだけれど。

そ、そんなことより尻尾よね。
痛みはないけれど……頑丈さには自信があるの、私よりウィリアが怪我しないように気をつけなさい。
(尻尾をなぞるのに合わせて、驚かすようにゆらゆら動かしながら)

この世界は本当に賑やかよね。退屈なのよりはずっといいけれど……色々居すぎて、覚えるのが大変だわ。
(ゆらゆら揺れる尻尾を目で追いながら、輪郭のぼやけた手でなぞる。やがて種族の違いをその手で感じられたのか、満足したのか、小さく頭を下げて尻尾から手を離し)
大丈夫……です。私も、ふわふわしてて……多分、あんまり怪我しない、から。

ルルクリィさんは、好奇心の強い人……ですね。
賑やかで、いろんな物が、混ざり合ってて……きっと、退屈しない。
――でも……元の世界。帰りたいって、思うことはありませんか……?
(やや言い難そうに口ごもりながら、言葉の端に僅かな寂しさを滲ませる)
(ちょこんと頭を下げたのを見てくすっと笑い、それから尻尾は虚空へと溶けていく。出会ったときのようにベンチに腰掛けると、水色の目をじっと見つめて)
―――そう、ウィリアは元の世界に帰りたいの。ええ、それはきっと間違った想いではないわ。
記憶を失ってなおそう思えるのは、それだけ強い何かがあるということだもの。

……でも、そうね。私は帰りたいと、そう思ったことは一度もないわ。
どこに居ても私は私。やりたいことをやりたいように、それは変わらないじゃない?
まぁ、帰りたくないと思ったこともないのだけれど、ね。
……多分。元の世界……なのかな。
実は、分からない、んです……でも、『帰らなくちゃ』『どこかに行かなくっちゃ』って、気持ちだけがあって……それで、とりあえず。旅を始めたんです……。
(相手の目を伏目がちに見返すが、少女本人にも理解できていないようで言葉は弱々しい。衝動に突き動かされての物、位の意図は伝わるかも知れない)

つまり……どこにいても、ルルクリィさんは自然体……なんですね。
芯の、強さ……素敵なことだって、思います。
(それに対して自信に満ちたような言葉に、感心したように頷く)
そうね、記憶がないのだから、分からないのも当然ね。
元の世界に関連した何か、失われた記憶に関係する何か、そんなところかしら。
……でも、いいんじゃない? ウィリアは旅、嫌いじゃないのでしょう?
(弱々しい言葉の裏を見つめるように、衝動の先を探るように、投げかけた言葉は叱咤でも慰めでもなく、確認じみた質問だった)

私の芯が強いのは当然だけれど、手がかりもなく何かを探し続けるウィリアだって素敵だと思うわ。
諦めるのは簡単だったはず。妥協だって幾らでも出来たはず。それでも探す道を選んだ意思は、賞賛すべきものだと思うの。
(相手の言葉に小さく頷いて肯定しながら、ぽつりぽつりと呟く)
そう……ですね。旅をするの、嫌では……ないです。
どこかに行かなくっちゃ、って気持ちはあるけど……新しいことを知るのは……興味深い、し。
こうやって、知り合って……ゆっくりお話も、できますから。

でも……あの。そんな風に褒められると。恥ずかしい……です。
(思わぬ高評価に、しどろもどろと頬を染めて狼狽えてしまう。ふるふると首を横に振れば、それに合わせて霊体の髪も揺らめいた)
そうね、新しきを学ぶこと、それはとてもとても大事なことなの。
長く生きている私でも、知らないことは多くあるもの。
ウィリアが望む限り、世界はきっとあなたを飽きさせないでしょう。
(その純粋さを讃えるように、その前途を祝福するように、ニィと口元を緩める)

私は飾るのも偽るのも好きではないし、事実を言っていただけなのだけれど……
褒めることがあるなら、そうね……今私の退屈を晴らしてくれていることへの感謝、それくらいかしら?
大人で、先輩のルルクリィさんでも……この世界は、分からないこと、色々。
私で、よければ……今後もこうやって、お話し相手。なりたいって……思います。
旅の合間、ここに立ち寄って……見知ったこと、お話して。
そうしたら、退屈……もっと晴らせますか?
(旅で得た縁を大切にしたいのか、様子を伺うように顔を覗き込む)
それは話し次第、ね。
(見定めるように、悪そうな笑顔をくっと浮かべるが、すぐに表情を緩めて)
なんて、冗談。なら私はウィリアの進む道、その終着点を見届けることを約束しましょう。
……まあ、これも建前だけれど。私はあまり出歩く予定はないから、あなたのこれからを期待しているわ。
あっ、はい……期待に、応えられるように……頑張ります。
(悪そうな笑顔に一瞬竦むが、冗談だと分かって安心したように緊張が解ける)

え、と……それで、とても、不躾なんですが。少し……宿を、貸してもらえませんか……?
この辺り……他に宿があるか。ちょっと……分からない、ですし。
お皿洗いでも、お庭の掃除でも……お返しに、頑張ります、から。
(そして、じっと目を見据えてから、今日の寝床を貸してもらえないかと切り出す。馬小屋や納戸でもいいからと付け加えて、野宿しない為にも真摯に頭を下げる)
あはっ、ふふふっ、そう来るの。ええ、ええ、本当にあなたって面白いわ。
(しっかりと合わせられた目に、真摯な礼節に、堪えきれないとばかりに今までとは違った笑いを零す)

……この館は客人も受け入れているのだけれど、働きたいのなら客人としては扱えないわね。
客人として相応の饗しと待遇で迎えられるか、辛い辛い館の仕事を手伝うか。
どちらを選んでも受け入れることは約束してあげる、好きな方を選ぶといいわ。
(今度はこちらから水色の瞳を視界に捉え、試すようなそれでいて分かりきったような表情で選択を投げかけた)
面白い……ですか。楽しんでもらえるの、嬉しい、です。
(楽しげに笑ってくれる様子に、自身も小さく笑みを浮かべ返す)

えっと……私、がんばって働くの。イヤじゃない……です。
連泊、になるかは……分かりませんが。滞在、させてもらう間、だけでも……
私でも何か、お手伝いしたり、お返し……したいなって、思います。
(胸の前で小さな両手をぐっと握りしめて、自分なりのやる気を示す。表情も変化が薄いなりに、きり、と目に力を込め)
嬉しいって……くくっ、その純粋さ、私は好きよ。
嫌じゃないのなら、それを望むのなら、働いてもらおうかしら。
(期待通りの選択に楽しげに口元を歪めると、わざとらしく考えるような素振りを見せて)
――ああでも、働く以上は使用人たちと同じ待遇が必要ね、タダ働きなんて私の品位が疑われるもの。
そうね、衣食住は用意してあげる。後は身元の保証と……給金は路銀の足しにでも使いなさい。
滞在している間なら大した数字にはならないでしょうけれど、それでも無いよりはマシでしょう。
まぁ、こんなところかしら。不服があるなら早い内に言っておくことを勧めるわ。
(思いもよらない好条件に、不服など滅相もないと言わんばかりに首を横に振り)
いえ……それだけ、してもらえるなら。十分……です。
旅の足しにもなりますし……やる気。いっぱい……出しますね。

じゃあ、お屋敷の中では……ルルクリィさん、ではなく。お嬢様……ですね。
何でも……申し付けて、ください。
(今までも何度かそうしているが、今までよりも気持ち丁寧に頭を下げ。呼び方も合わせて、使用人としての自覚を示していく)
……もう切り替えるのね。まぁ、そのあたりは好きにすればいいけれど。
(思いの外やる気に溢れた姿とそれを示すような態度に少し意外そうにしてから)
……でもね、私がウィリアに求める仕事は約束の履行、つまりはその物語を聞くこと。どうあろうとそれは変わらないの。
他に何かしたいなら自分で見つけるか、私以外に問うのがいいでしょうね。
(そこで言葉を切るとただじっと、決して赤には染まらぬであろう水色を見つめて)
……改めて、ようこそウィリア・ウィスプール。
この館《わたし》は、あなたの滞在を心から歓迎するわ。
何でしょう……そうやって、働くの。不思議と……嫌な気が、しなくって。
そういうのも……思い出せない何か、関わってる……のかなぁ。
(自分でも無意識なのか、首を傾げながら頭を上げ直す。
記憶になくても無意識が覚えているという事はあるが、これについて確たる答えは出ないだろう)

はい……お話は、必ず。旅の思い出や、思い出せた、こと。
退屈しないように……お話、させてもらいます。
ありがとう、ございます。よろしく……お願いします、ね。
(全体的に白い中において、目立つ水色の目を細めて、うっすらと口角を上げる。
それは、普段表情の変化が薄い少女としては、頑張って向けた笑顔なのだろう)
思い出せない何か、ね。それが何であれ、嫌でないのなら良かったわ。
……面と向かって嫌だけど働くなんて言われるのもまぁ、躾け甲斐はありそうだけれど。
(その過去は己が探り出すものではないと、それ以上触れることはしない。冗談で流すように、それでいて趣味を語るように、どちらとも取れるような言葉を続ける)

この世界はこんなにも広いのだもの、話に困ることはないでしょう。
だからね、ウィリア。――次も、楽しみにしているわ。
(白く純粋な精一杯の笑顔を見て、どこか嬉しそうに微笑みを返す。
その瞬間だけは外見相応に、けれどもすぐに瞳を閉じ、そうしていつものようにくくっと笑った)

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