PandoraPartyProject

ギルドスレッド

潮騒の従者斡旋所

水面に燻る

沈没と謳われもする。

吊られた乾燥花、
床に敷かれた毛皮、
体の沈むソファにラサの織物。

耳にこびりつくは沸き立つ水温、
喉奥や鼻腔にこびりつくは甘ったるい薫り。

仄暗い店内に、向かい側の客の表情を伺うこともしれず。

洋燈に照らされ、煙の深海に鮫が笑っていた。


※水煙草(シーシャ)屋を舞台にした、不特定多数向けの交流スレッドです
※期間は6月中を想定(場合によって、延長、短縮の可能性もあります)
※どなたでもお気軽に

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(体重を預けたソファから、ぼうっと灯りを見つめ)
変わった味ですね。
あえて煙で、「紅茶」を吸う必要が分かりづらいですけれど、普通の煙草よりは数百倍マシでしょうか。

(真鍮製のパイプを小さな口に咥えれば、硝子瓶は沸き立つ音を立てて)
ゲッホゲホガフゲェッホオ゛ォエッ……ゲフゲフガフッ!!!
……店主。私が申し上げるのもなんですが、年齢確認が不十分ではありませんこと?
おお、レモラ……これはいかん、これはいかんぞ……。
危うく死にかけたではないか!
何故、この様な危険な物で商売が成り立っているのか!
(これ見よがしに勢いよくガラスを鳴らせば、まるで煙突の真似事のように)

ご安心ください。王子は最もその危険から遠いお方にございます。
これはいわゆる薬にございますれば、命によっては毒となることもありましょう。
むむ、薬とな?
東方では良薬口に苦しと言うらしいが、その類いのものであろうか?
しかしこうして薬に頼らねばならぬとはやはりレモラはどこか患っておるのだな。
頭か? 頭であるな!

(そうしてもくもくと吐き出される煙をしばし見つめていたかと思えば、パッと何か思い付いたように目を輝かせ)おお、そうだレモラ。アレをやるがよい!
こう、煙で様々な形を作ったり動かしたりするアレを!
以前に街中の大道芸人がやっておったのだ!!
うーん。
病気というのであれば、心ですかねえ。
私の周囲に困った人達がよく寄ってきて。
病因は特定しているので早く取り除きたいのですけれどねえ。

(うるさそうに耳ヒレを下げると、肩を落としながら息を吐いて)
私は大道芸人ではありませんからねえ。
他をあたってくださると助かるのですけれども。
なんと、僕を喜ばせる芸の一つも出来ぬとな!?
それはいかぬぞ、レモラ。従者の自覚が足りぬのではないか?
爺やは命じれば犬の真似でも馬の真似でもするというのに。まあ、命じた事はない故に想像ではあるがな。

むむむ、心を病んでいると?
それもいかんぞ、レモラ。病は気からと言うしな!
何か困った児とがあれば僕に相談するがよい。従者のめんたるけあも主人の務めであるからな!
どうした、レモラ?
僕の尊顔に見惚れる気持ちもわからなくはないが、それほどまでに熱い視線を送られるといくは僕でも照れるというものだ。
いえいえ、王子は心労という言葉と縁がなさそうで何よりだと関心した次第ですわ。
熱くはありませんし涼やかさを感じてください。
(煙管に口をつけると、伝わらないであろう苛つきで滞留した煙を押し流して)

時に、どうしてこの店に?
水煙草もご存知なかったようですし。
むむ、なんたる言い種!
王者たるもの、いつ如何なる時であろうとも心労に苛まれているものである。
具体的には今夜のディナーの有無などな!

ふむ、どうしてと聞かれても大した理由などないのであるが……。
単にいつも通り野良仕事から逃げ出し……もとい市井の視察に出てみればそなたがここに入っていくのが見えたのでな、そのままついてきただけである。
なるほど。ではお帰りください。
私もここで情報収集するというお仕事がございますので。
残念ながら王子の楽しいお話にお付き合いする猶予がございませんの。
(これだけ冷たく突き放せば、流石の自称王子とはいえ)

店主。時に、最近面白い話に飢えておりまして。
何か、変わった客の話などしていただいても?
印象的だったお話だけでも良いのですけれど。
おお、なるほど!
僕とした事が迂闊であった。自分ばかり話していては歓談を交わす事にはならぬからな。
僕の聞き上手っぷりをとくと見るがよい!
店主よ、僕の御前で口を開く栄誉を与えようではないか!
うーん、めげない。

まあいいです。それで店主、何か変わった、面白い客の情報は?
私達が一番おもしろいみたいな話されてますけど、達ってなんですか達って。
もしかしてこの王子とセットにされてます私?
いえ、少々身分が違いすぎますのでそういうのはちょっと……。
かくして、自らが吐き出した煙に巻かれるのみ。
嗚呼、むべなるかな。

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