PandoraPartyProject

ギルドスレッド

潮騒の従者斡旋所

事務室

長椅子に馬鈴薯。

波の音を掻き消すべく、
垢抜けた言葉を嘯いてもいい。

誰も彼も。

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海種である以上、海から離れがたいという気持ちは、例え動機が少しでも自らにとって優位な土地で暮らしたいという純粋無垢なものであっても、

果たして郷愁に入るのでしょうか。
海で暮らすなら惰眠を貪る間に水面から金貨が落ちてくるような、そんなか弱き乙女が誰しも夢見るささやかな願いが叶う寝床が欲しいですね。
昨夜見た空の色と今日見た空の色は同じでしょうか。
世界としては同じではないのでしょう。
ですが世界を観測するのは私です。

私が不変と思えばそれは不変になるのでしょう。
雖も、逆もまた然り。
戯言を呟くだけでも空腹になるらしく。
消化速度は発した言葉の重さに比例するわけではないようです。

なれば沈黙こそが食費を抑える鍵なるかな。


私、食べる時以外大体喋っているのですけれど。
陸で生きれば生きるほど、海が恋しくなるか否か。
私は全くそんなことないのですけれど、世間一般的にはそうらしいです。

世間一般的たる概念が私の生活を脅かすならば、
喜んで変わり者となりましょう。
鮫なので魚も食べます。肉も食べます。
生き物に関する好き嫌いは多いですが、食べ物になると特にないですね。
私に益するものであるならば、私は全て好意を抱きましょう。

時々、レモラ君は人を食った奴だなどと揶揄されることが多いのですが。
流石にそこまで悪趣味じゃありません。
忘れた過去は、やはりその名の通り忘れているからこそ予期せぬ時分に思い出されるもので。

寝付けぬ夜、ようやく迎えた微睡みの中で。
大は小を兼ねれども。
大局を語る者は自らの視点に酔うあまり細部を直視できません。

大きな者にしか見れぬ大局があるならば、
私にしか視ることのできない真実もある。

バランス感覚は大事ですよ。
彼方より来たりて。

此方に到し身を顧みれば、



世界は自分を中心に眺めた方が気楽ですね。
理想の主人など本当は存在しないのかもしれません。

されど私という理想の従者がいる以上、
主人無くして従者が有るなど可笑しな話で。

やはりどこかに理想の主人が存在していると仮定するのが適切でしょう。
マスター、ご主人様、主……貴方は、どう呼ばれたいのでしょうね?
歯を磨き、顔を洗い、髪を櫛でとき、また寝所へ。

夢を見るにも身嗜みは必要です。
風を浴びることに慣れたものの、
一向に空は遠いままで。

風を知らぬ時のまま、ずっと。
世界の広さは何で測るべきか。

金銭の発生しうる場所が私にとっての世界ですけれど。
見上げることの多い体躯ですが、
見下す頻度を高くすることでバランスをとっています。
孤独は必ずしも悪いものではなく。
寧ろ独立した命として確保されねばならぬ要素です。

過剰摂取すれば死に至る方もいらっしゃるようですけどね。
酒か薬かといったところで。
流した汗の価値を語るのはナンセンスです。

お金になるなら話は別ですけどね。
ひとえに頭痛と言ってもどこが痛むのか。
頭、という部位は自らが想定するより多くの器官を内包しています。

さて、貴方の痛む心とは、
果たしてどこに存在する、どのような器官なのでしょうか?
上手い話などありませんよ。

私が持ちかけるもの以外には、ね。
遠き日を思うほど近い日は遠くなってしまうものです。

まあ、大体が今日のことなんて10年後ぐらいに思い出せばいいのでしょうけれど。
過去の貯蓄を食いつぶしているのか、
未来の収入を前借りしているのか。

いずれにせよ私は今を生きています。

過去のツケに追い立てられているのか、
未来の破産を前に引きこもっているのか。

いずれにせよ。
信じなさい。

それで貴方が救われるならば。
忘れるにも力がいります。

忘れさせるにも鈍器を振るう力がいります。
酒に酔うのは止めませんよ。
ご自身に酔われるのもご自由に。

されど、私に酔うのはお勧めしません。
きっと二日じゃ済まないでしょう。
命に感謝をと言いますが、
食卓に上がったものに既に命はありません。

命をかように見やすく加工してくださるその経緯にこそ、
私は敬意を抱きます。
命は何かをしたがっています。
無意識のうちに、適度な疲労を覚えるべく。
疲労が成果だと言わんばかりに。

そして私も何かに従っています。
自分の心に従うことができずして、
どうして他人に従うことができましょう?
鏡に写る私は、常に完璧です。

最も好いている者に
直視されていることを知っているからです。
現実に微睡み、夢に醒める。

いつ入れ替わったかもしれず。
時計の針だって、見えないところで帳尻を合わせているのかもしれません。
神様ですか。

いるのかもしれませんね、私以外には。
風が吹いてくるのは、誰かが扇いでいるからでしょう。
流れ星は墜落しているだけです。
長く長い時をかけて泳ぐように墜落しています。

一方、我々命は生きるように死んでいるのでしょうか。
逃れ得ぬ終着に向かって。
誰かが何かをしてくれると、願うのは簡単です。
ですが、叶わなかった時の失望を耐えるのは難しい。
月は見えなくとも其処にあると。

知らねばただ、消えただけにしか見えないでしょうに。
私の知識は増えたが、私の意識は一つのまま増えずにいる。
衣食足りて、眠気を知る。
全く、礼節に繋がらないわけです。
思うに、歳を数えるから老いるのでは?
もっと熱を。

温もり等という言葉にとどまらぬ、我が身を焼く熱を。
落ちるのに力はいらない。

されど、勇気は必要です。
目的なんかなくても生きていけるのです。

本当は、誰もが。
好きなように生きていけるはずなのですけれど、
果たしてどう生きるのが好きなようか。
時間よ止まれ。

しばし時計が休めるように。
鼓動は振り子。

四肢は針か歯車か。
眠るように死ねればと思う。

実際は寝起きのように生きている。
ぼんやりと、いつまどろむかもしれず。
世界には誰かが描く何人の自分がいるものか。

神様を例にとるに、恐らく両手じゃ足りない程の私が、今日を生きているのでしょう。
旅人だから旅に出るのではなく、
旅に出たから旅人になったのです。

お選びください、生きる道を。
明け方に歌う鳥がいるのです。

宵闇に踊る魚もおりましょう。

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