PandoraPartyProject

ギルドスレッド

伽藍堂

昨日の花は今日の夢

(今日のような日が永遠に続くとは限らない。)

……、………。

(―――ならば、せめて。)

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(ひらりひらりと身を翻しながら、舞を舞う童が一人。)
わああ、綺麗な動き……。
はっ、こんにちは!ふふ。素敵だったのでついみとれてしまったのです。

(思わず見惚れ、暫し舞を眺める海種の子供。しかし、ただ見ているだけでは失礼だと気付いて小さなひとへ笑顔を向けた。)
‪(突如聞こえてくる快活な声にぴたりと動きを止め、相手を見遣る。)あら、元気なお客様ね。…有難い御言葉、身に沁み入るわ。(そして、着物の袖を口元に持って行き控えめに微笑み返すと、礼を述べ頭を垂れた。)私の名前は鬼童・都子。……お礼と言っては何だけれど、どうぞ上がっていって?勿論、無理にとは言わないわ。(堂を見回すと必要最低限の物しか置かれていないようで、何処か哀愁を感じさせる。)……貴方さえ良ければ、私の話し相手になってくれないかしら?(童は中央に座し、貴方が名を告げ、話し相手になってくれるのを今か今かと待っているようだ。)
元気、ですか?
えへへ。母様たちに挨拶はしっかり元気にと、といつも言われていましたので。
(ぺこりとお辞儀をして改めてご挨拶。都子という名を聞き、自分も名を名乗るべきだと気付く。ぱっと顔を上げれば長い髪がぴょこんと揺れた。)

都子さんというのですね。僕はアティス。姓はメイイェルといいます。
おはなし……です?ぼくなんかでよければ、ぜひ!
(とてとてと近付いて彼女の目の前にまで歩いていく。近くで見ると着ている服が気になり、改めてじっと見つめてしまう。)

それにしても、きれいなお召し物なのです。とってもすてきです。
…そう、とても素敵な方達に育てられたのね。(束の間目を伏せ、その光景を想像する。子に過ぎたる宝なしという諺があるが、この子はきっと大切にされてきたのだろうと容易く推測することができた。)アティス…、(心の中で名前を数度反芻した後、堂の床を撫でるようにとんとんと指先で叩き、好きに寛いでと促す。)ふふ、宜しく頼むわね。……これ?これは、『着物』と言うのよ。私が居た処では皆が着ていたわ。(懐かしそうに眉を下げ、見つめ返して。)…貴方が着ているものは?此処ではよく見るけれど、華やかなものが多いわよね。(鸚鵡返しをする。)
(促されるままに堂内へ。寛いで良いと言われて辺りを少し見渡した後、相手の近くにぺたんと座った。)
なるほどなのです、着物ですか。ぼくが着ているのはワンピースなのですよ。
いつもはこの上にローブを羽織っているのですが、今日は暑くて。都子さんは、どこの方なのです?着物をみんなが着ているところって、ぼくがいったことのないところでしょうから、気になります!
(座ったままスカートの裾を軽く広げて見せる。彼女の様子から異邦人なのだと感じ、改めてじいっとその様子を見つめた。興味津々だ。)
……平服、なのかしら?可愛らしい貴方にとても似合っていると思うわ。(裾を抓みひらひらと広げる眼前の子を女の子であると思っているらしく、嬉々とした様子で告げる。)私が居たのは日本という処よ。…今みたいに屋外に出たことは一度もなかったけれど、人達は皆私を大切に扱ってくれていたこと…鮮明に覚えているわ。(小首を傾げると頬に手を当て、思案するような仕草を取って。)……温かい処だった。(手先、着物から覗く手首。貴方は気付くだろう、球体関節が用いられていることで此の童は動くことが出来るのだと。)

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