ギルドスレッド
商人ギルド・サヨナキドリ
(ハロウィンナイトで何処も彼処も賑やかで楽しい。少し楽しみすぎたか、飛んで遠出しすぎたな…と帰路に着く頃。ふと、子供の笑い声が聞こえたのに、空を飛んでいたヨタカは翼を止め、森の木の上へと降り立つ)こんな…時間に……?
(そのそばを、少年の姿をした小さな妖精が飛んで通り過ぎていく)
「にげろ、にげろ、怖い時の魔法だ。ぐちゃぐちゃにされるぞ、早くにげろ」
「にげろ、にげろ、怖い時の魔法だ。ぐちゃぐちゃにされるぞ、早くにげろ」
(にげていく妖精。心做しか森も普段よりざわついている様な雰囲気に、ゴクリと息を飲むが。)先の声が、もし…本当の子供の声ならば…危険だ……。(翼を震わせ意を決すると、逃げて行く妖精が居た方向へと向かって飛んでみる事に。)
(シン、と森の奥は静まり返っている。異常だ、とあなたは気がつくかもしれない)
(動物の気配はおろかーー虫の気配も、木々のざわめきすらも、此処からは途絶えている)
(動物の気配はおろかーー虫の気配も、木々のざわめきすらも、此処からは途絶えている)
(暗い森へと降り立ち。あたりを見渡すが、生物はおろか風さえ立たぬ。月の光も僅かばかりしか入らない森は異常な雰囲気を醸し出している。)これは……一体何が…?
何者だ……?誰か居るのか…?(恐る恐る、何時でも戦闘にも逃走にも打ってでられるような状態で、何者か分からぬ声がした方へ、ゆっくりと近づきながら声を掛けてみる。)
”キャハッ”"キャハ"ーーおや"はハハは""キャハハはははははハハハハハハハ"
"キャハハはははははっははははハハはははは!!!!!!!!"
(無邪気な)
(無邪気な、無邪気な、無邪気な)
(笑い声が、笑みが、無邪気な、笑い声、幼い子供の無邪気な、声が、鼻が、笑い声が耳が口が鼻が足が笑い声が口が腕が耳が笑い声が笑い声が無邪気な子供の様な声が聲がコエが)
(ーー目が、暗がりから、いっせいに、あなたをみた)
"キャハハはははははっははははハハはははは!!!!!!!!"
(無邪気な)
(無邪気な、無邪気な、無邪気な)
(笑い声が、笑みが、無邪気な、笑い声、幼い子供の無邪気な、声が、鼻が、笑い声が耳が口が鼻が足が笑い声が口が腕が耳が笑い声が笑い声が無邪気な子供の様な声が聲がコエが)
(ーー目が、暗がりから、いっせいに、あなたをみた)
っ………!??(目の前にあるソレは、魔物なのか、それともファントムナイトが見せる幻影か?一斉に自身を見つめる無数の目に、瞳に、双眸に…心が恐怖に支配される。身体が、視線が動かせずに、その場に崩れ落ちた。震えが止まらない、一気に溢れるは、涙か、汗か。それすら分からない。)
"キャハハは""ーー。"ハハは!!""キャハハハハはははははっ!!"
(ズル…ずるり、ズル、ズル、ズル………)
("ソレ"が、ゆっくりと、あなたに近寄る)
(ズル…ずるり、ズル、ズル、ズル………)
("ソレ"が、ゆっくりと、あなたに近寄る)
っ……!!(恐怖で荒くなる呼吸と、心臓の鼓動は激しく逃げろと警告するのに、身体はビクリとも動けず。近づいてくるソレから唯、目をそらす事も出来ずに見上げる事しか出来なかった。)
"キャハハははハハ"""キャハ"ねぇ、"ハハハは"-ーぇ、って"はハハは!!"
("ソレ"が、あなたに幼子の様な細い腕を一本伸ばしてーー)
("ソレ"が、あなたに幼子の様な細い腕を一本伸ばしてーー)
っ………!!!…?(伸ばされる細い腕に目を瞑りそうになるが、声の節々に感じる違和感に気付いて、恐る恐る、目を開ける。恐れるべき目の前にあるソレの瞳は、何処か以前見た事があるようで。)
ーー“少し、お黙り”
(男とも、女ともつかぬ、ラジオのノイズの様なものが混ざった“ソレ”の、カタチある声。幼子の笑い声がピタリと止む)
“真夜中に森の奥は危ないよ。ナニがいるか、わからないからね”
(男とも、女ともつかぬ、ラジオのノイズの様なものが混ざった“ソレ”の、カタチある声。幼子の笑い声がピタリと止む)
“真夜中に森の奥は危ないよ。ナニがいるか、わからないからね”
………商…人…?(ノイズの止んだ明瞭とは言い難いが、聞き覚えのある声に、不確かな旋律を乗せて名前を呼んで見る)
商人…?何で……どうして、そんな事に……?(答えは無いが、不確かなものは確信へと近づき。フラフラ立ち上がると、ゆっくり近づこうと。)
街へ……って…貴方が何故、そんな…なってる…!!?(首を横に振り、帰らないと拒否し。後退るのを追うように近づく。)
夢っ……此処は、夢でもなんでも…ない…!現実だ…。本当に…終わるのか…?(闇に溶けて消えてしまいそうになるのを止めるように、速度を変えず近づいて触れようと)
“…終わるよ。”
(ぎょろり、と目が再び一斉にあなたを見た)
“この姿は人間には恐ろしいだろぅ?”
“楽しい場所へお帰り”
(ぎょろり、と目が再び一斉にあなたを見た)
“この姿は人間には恐ろしいだろぅ?”
“楽しい場所へお帰り”
んん……(首を再度横に振って)商人は…商人だ…最初は驚いた…けど…。商人なら…怖くない…。(先とは違いギョロリと見てくる瞳に驚く事もなく真っ直ぐ見つめる。)
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「ねェ、ネぇ、魔法がいるよ!魔法使いのふりしてる、可笑しな魔法!」
「しっ!あの状態じゃ近づいちゃダメよぉ!パクッと食われちゃうわよっ」
「Phantom Nightの魔法じゃないの?」
「馬鹿ねェ、そんなのわかりゃしないわよ!ほら、行きましょ行きましょ!」
ーーそんな囁き声。森の奥に"ソレ"は居る。