PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

狭間の魔術工房

(招いたコ以外、入っちゃダメー)

清潔なベッド、魔術書、いくつかのマジックアイテム…。シンプルな部屋だ。

だが魔術に触れたことのあるものならそこが出入りが困難な魔術的な迷宮の最奥にあるものだと気がつくだろう。

そこはソレのテリトリーとも言える。

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……イザーク。それが僕の新しい名前……?(化け物の名前でも、もう一人の自分の名前でもない。自分自身だけの名前。そう思うと口元が自然と綻んだ)
とびきりクールだ。いいのかい、そんな素敵な名前を貰ってしまって。

『よかったね、もう一人のぼ……イザーク!』
(嬉しそうに喉を鳴らす。身動きがとれないので視線だけ向けた)
(…ネットの無い世界でネットスラング、か)(くすくす)
さぁて。(とん、と足踏みするとまた景色が工房へ戻る。ソレの影が気泡を浮かべたかと思うと影の中から黒い大きな棺が出てきた)
げッ……!?(棺は死者の眠る場所。出て来たものに思わず嫌そうな声が漏れる)名前が決まった途端、納棺かよ……冗談じゃない!

『死体は土へ還るのが定めだよイザーク。』(まだ獣種の身体が何者かも分からなかった頃、死体の行方を捜して心配している人がいるのではないか。そう思って身元を洗っていた時を思い出して、落ち着いた様子で現れたそれを見つめていた)
『どうせなら遺書のひとつでも用意しておけばよかったな。あと掃除も。……今頃、散らかった僕の部屋を見てアリスが怒り狂ってるかもしれない』
大丈夫大丈夫、土に還しても特に面白味はないだろ?(にこやかに近付く)
もうわたしはイザークと呼ばれることはないからね。
なら、君に願いを込めて譲ったっていいだろう。
(素敵な顔だよ、と彼……イザークに微笑み返し)

脳直で悲観に浸る前に、隠喩の裏にあるものを理解したり真意を尋ねたほうが建設的だとおもうよ?
わたしもあまり修辞は得意じゃないけどね?
そんな名付け方して、情がわきすぎたらどうするんだい。僕はわだつみの陰の性質。陰日向に潜むものさ。
強引に身体を奪っても、主権は銀影にいってしまうし、僕と会える事なんてもうないかもしれない。
(それでも嬉しくて泣きそうになった。ぐったりと拘束に身を任せつつ)
違うのなら何がはじまるのやら。そもそも『悪い魔法』なんて前置きされたら嫌な予感が先行するに決まってるじゃないか。悲観的にならない方が無理ってもんさ。

『やり残している事がいっぱいあるんだ。……事務所の仲間はみんないい人だから。もっと笑いあっていたい、もっと一緒に過ごしたい。勿論、アルともね。』
(何度見ても棺は棺だ。何をされるか見当もつかず)
『それで、これから僕たちはどんなバツゲームを食らうのかな?』
誰にとって悪いのか、どのように悪いのかもはっきりしてない言葉じゃないか。
彼の本質は愉快犯だよ。信じすぎてはいけないし、疑いすぎれば自滅する。
わかりにくくもわかりやすい話だが、君の台本はまだまだ残ってるからね。
じゃあ、魔法使いがなにするかなんて、そう難しい見立てにはならないな。
(天井桟敷から俯瞰するような調子と、親しげに友に語る調子が曖昧に同居する。先程イザークが扱っていた珠を拾うためにあたりを探し)

冬に死に、春にまた生まれるんだったかな……。
そして蛇は死んだ肉体を脱ぎ捨て生まれ変わるいきものだというし、ちょうちょは芋虫から死んだようになって、それからちょうちょになるんだって。
精神もそのように取り扱うものだよ。
いつまでも古い肉に執着していては、滅ぶしかないからね。

……それにしても瀕した神に機械が説法するなんて、役どころが逆転してるなあ。
ちょっと面白いと思わない?
(子供のようにくすくす笑った)
(しゃがんで、イザークを覗き視て)あ、このやり方するんだ。うーん、飲ませるとカタチ喪っちゃうからねぇ……。(両手を合わせてちょこんと首を傾げ)イタダキマス?
身の危険が迫ってるかもしれないのに、そんなにポジティブに考えられるかっ!
(全力のツッコミだった。うごけやしないので声だけだったが、悲痛さは伝わったかもしれない)
僕が死体を脱ぎ捨てたら、ちゃんと龍に戻れるかも定かじゃないし……って待て待て!「イタダキマス」って何!?(食われる!と怖がりギュッと強く目を瞑った)

『機械文明の発展は凄いらしいからねぇ。そのうち神より凄い存在になるんじゃないかな。
……イザーク……。』
(もうだめだ、と同様に目を瞑った)
(体良く目を瞑ってくれたのでイザークの顔を白く細い手で包んで)(よいしょーと無造作に顔を向けさせ)(遠慮なく無慈悲に口付けしようと)
……!……、……?…………!!??
(武器商人の手が頰に触れると、怯えてビクッと身体が跳ねた。
次いで唇に柔らかい感触。何が起こったか分かると次第に頰が赤く染まっていく。
自分にイニシアチブがないと滅法弱いヘタレさを露見した)

『……わぁ。』
(薄眼を開けるとキスシーン。思わずガン見に切り替わる)
(神よりすごい、という言葉に曖昧に笑って肩をすくめる。)

(それから頬を赤らめるイザークの姿に「ああ、かわいいなあ」と甘やかに微笑んだ。)
(イザークだけは案外と鋭い、涼しげな紫水晶を思わせるソレの瞳が前髪の奥から愉しげに細められているのが見えるだろう)

(ソレはわだつみを奪取する。記憶や人格、心に依らない部分ーー神格、権能などの力を、奪取し、掠奪し、強奪しようとしている。その割合は、実に全体の2割に達する)
……!!
(目を開けてみると、鋭い目にドキリとする。そのまま視線が釘付けになった)
……ぅ、……?
(動悸が激しいのはキスのせいだけではない。先刻とはまた違った、力が奪われている感覚。
力が失せていく事を実感したのは、直後の銀影の反応だった)

『な、んだ……力が……』
(アリスターが探していたはずの四つの玉が、それぞれ落ちている場所で黒くくすみを帯び、ポロリと崩れていく。龍の姿が縮んで、拘束からするっと抜け落ちはじめた)
(龍の力をたっぷり2割。ごっそり8割奪っても美味しく頂けそうだったが、それは今回の目的では無い)

(一度口を離し、にぃ…と間近で笑んで魅せて)…残しちゃ、駄目だよぅ?

(イザークの拘束された身体を、逃げ場がない様に抱き寄せまた口付ける。今度は奪うのではなく、“与える”。ソレの魔力を送り込む)
(端的に表すならーーソレの魔力は、“堕落しそうな”味だった)
(拾おうとしたものはないし、様子もおかしいが……まあ致命的な問題はないはずだ)
(でもなんだろう、見てると胸のあたりがチリチリするなぁ……)
(無意識に口角が片方下がっていた)
ぷはっ!……はぁ、はぁ……っ、……なんっ……何を、し…た……!
(身じろぎをするのが精一杯で、荒い息をくり返しながら武器商人を睨みつける。恥ずかしさと混乱でやや涙目だったり)
……寒い。こんな……ドキドキする…のに、体の奥底が、冷えたみたいな……んむっ!?
(普段摂取している魔力とはまた異質なモノに拒絶しそうになるが、それも一瞬。味わってみるとその味は他にない魅力があり、いつのまにか此方からも求めはじめていた)
……っ……。
(もっと欲しい。浴びる程に。恍惚げに唇の端から熱い息を吐き出した)
……なんていうか、これいじょうはだめ。
(理屈より先にやんわりと黒い手を伸ばし、イザークと商人の間に割って入ろうとする。。)
(きっかり奪った2割分を与えてからあっさり口を離し)うン?はい、いっちょあがり。(ナーサシスの旦那に一旦イザークを渡す)
えーと、確かこの辺にー。(呑気にベッドに備え付けの棚から何か漁ってる)
いざーくくんのえっちー。
(情動を持て余して八つ当たりみたいなこと言う。まあ、嫉妬だ。あと、不穏な予感もなくはなかった。)
これでいいかナー。これにしよう!ヒヒッ、ナーサシスの旦那ー、これ可愛いよねぇー?(ぷらぷらと棚から取り出したイタチのぬいぐるみをナーサシスの旦那に見せる)
なんかかわいい気がする。
なんとなく長い感じがちょっと龍の方に似てなくもないし……えーと、ねこ?
(イタチなんて生まれてこのかた見たことがないシティボーイが、ボンクラフェイスで。)
イタチだよ、イタチ。ほら、尻尾がふさふさで可愛いだろーぅ?(イタチのぬいぐるみを手に抱えて持ってくる。両手で持てるサイズの普通のイタチのぬいぐるみだ)
……ふは。(唇が離れると、ぼーっとした様子でアルを見つめた。えっちなんて言われると眉を寄せ)今のは僕のせいかい……?
(いつものように噛み付く余力もなさそうで、ぼんやりする頭の中を整理しようと首を振った。身体に魔力が馴染むまで少しかかりそうで、動きにくいとかもっとくれとか文句を口にしつつ)
なんだそりゃ。(と取り出されたイタチのぬいぐるみに思わずツッコミを入れた)
いたち。おぼえた。
(今日はあたらしいことがありすぎたので間違いなく夢見が悪くなる気がした。)

なんかヤだったからね。持ってかれそうな感じ?多分そんなようなの。
(イザークには若干スネたような顔の一つもする。)
なに、わざわざ覚えなくても問題ないとも。見慣れるだろうから。(棺の蓋を開けて流れる様にイタチを放り込む)

(土の入った小瓶を放り込む。水の入った小瓶を放り込む)
馬鹿だな。僕が持ってかれる訳ないだろう。
僕は僕自身のもの。アルは僕のものだ。
(事務所のものは陽のランベールのもの。つまりそれは自分のもの。平然と言ってのけつつ、目の前で行われはじめた謎の準備に腰を引かせた)
覚えなくていい。それよりなんだかイヤ〜な予感がするんだけど……これはひょってしてひょっとするのか?
さぁ?ひょっとするかもしれないし、ひょっとしないかもしれない。(痩身からは全く想像のつかない怪力で銀影とイザーク、1人と1匹を引きずろうとする)
いやだなぁ、わたしはいつだってわたしのものだよ。
でも君らはチョロくて自分を見失いそうだからダメだ。
(電子レンジで飲み物温める感覚で見送る)
どう考えてもひょっとするだろこれ!僕は嫌だぞあんなちんちくりんな姿!おい、もう一人の僕!アンタだけ行けよ……ぅぐぐぐ!(抵抗しながらもずりずり引きづられて後退していく)

『嫌だよ!?この身体には愛着があるし、ランベールからまだ調べたい事が……』
(ずるずるずるー。デスクワーク派なので逆らう筋力は悲しいくらいにない)
(ふらっと二人と一匹に近づいて、ニッコリと微笑む。)

嫌なことは早めに終わらせたほうが気楽だよね。
(などといいつつ蹴り込もうと試みる。むごい。)
いってらっしゃーい。(無情な投げ込み)
『「そんな不条理なー!?」』
(ぎったんばったん、蓋がしまると棺が曲がったり跳ねたりせわしなく動く。やがて開けば煙が立ち込め、中から現れたのは……)

うっ……けほ、こほっ。し……死ぬかと思ったよ。
(普段の陽のランベールが起き上がった。龍の姿は銀影に沈んでおり、龍の目だけが×マークになって映っていた)

………?
(すぐ後ろに気配を感じて振り向く)
……世の中……ぜぇえんぶ理不尽だあああぁーー!!
(棺の縁からちまっと顔を出す)
いい大人は簡単に人を殺したりしないんだ。
(良心的な、というよりは海千山千な、のほうが近い。)

まあほら、君だっていままで散々理不尽な真似してたしねえー……
徳とか積んで、いい体に載せ替えてもらえるようにお祈りでもする?
(イタチちゃんもといイザークに視線を向けて微笑む)
うるさいな、人ごとだと思って……!
これでも魔力はさっき得たんだからね?本気を出せばお前たちなんか!
(前足を振り上げ飛び上がるが、足元がふっかふかのクッションになっていてまるで脚力がない。
べそっと地面に倒れこんで、たもたもと床を叩いた。柔らかすぎて情けない音が辺りに響く)
ぅ、う……!アル。僕と契約して魔力をくれよ!事務所の部下なら僕の部下だろう?
あー、そんな事言うんだ。じゃあ人間体になれるギフトは要らないね?理不尽だもの。
安心したよ。龍はちょっと、気合い入れないと出せないけど……それくらいがいいや。今ぐらいがいい。
(力が弱まった実感はあったが、戦闘は苦手なので弱体化に安心した。ほっと息をつく)
……イザーク、だいぶ小さくなったねぇ。
だって実際他人事だし。
(けらけら笑うぞ。笑い事だから。)
わたしも体を載せ替えたり改修したりはしたけど、こんな非力な体に積まれたことないなー……
(ひょいとイザークの首筋を掴んでもちあげ)
ところでイザーク。
わたしが名付け親なんだから、つまりわたしが君の主人なんじゃないかな。
(名前は最も古い呪いのひとつである。)
というか、ちゃんと水龍としての権能も半々に分けてあげたあたり、慈悲を感じてほしいよねぇー。(小首傾げながら)
暴力なんて手頃に扱える程度が一番さ。
維持するコストも高くつくし、まかり間違って殺すと後味も悪い……。

そういえば名前といえば静寂をどうしたものだろう。
返すっていってもうっかり名前をつけてしまったし……。
(肩の上でおとなしくしてる妖精に視線を向けて。ちょっと名残惜しい。)
最初から付けとけよ、卑怯だぞ!……うわっ。
(キィキィ武器商人に怒るものの、首根っこをつままれれば無力にもぷらーんと宙に浮いた)
ちくしょう、強い体を手に入れたら次はないからな。どいつもこいつもブッ殺……は?
(アルが主人。自分の。暫く頭の中でふわふわと、二人で和気藹々と過ごす様を想像する)
べ、べっ……別にそんなの、嬉しくなんかないし……。
(尻尾を嬉しそうにぱたぱた揺らす)
ヒヒッ、ヒヒヒヒヒヒヒヒッ……!(腹を抱えて大爆笑してる)

(静寂はすりすりと友人に頬擦りしてる)
まあとりあえず色々あったしなかなかトチ狂った経緯を辿ったけど、一件落着だね。
とりあえず当座はめでたしめでたし、だ。
朝長君との間にもうひと仕事残ってるけどそっちも状況変わりまくりだから、自分の首にナイフ突きつけながら問答する必要も、ないだろうし……。
(空いてる方の肩にイザークを乗っけた。割と広い肩の上が両方ファンシィ。)

(それにしてもここで別れるのもなー……)
責任持ってだいじにしまーす。
(静寂を指先で撫でる。そういうことにした。)
自分を振り回してた存在が、あんな感じになってしまうなんて……ちょっと複雑だけど、身体の取り合いになったら負けるから、僕としてはありがたいよ。
アル。イザークをよろしくね。
(とても懐いている様子を見て、深々と頭を下げた)
店主さんにも色々とお世話になりました。……そういえば、怪我。大丈夫でした?
ま、隣人はそういうものさ。仲良くしてやっておくれ。>ナーサシスの旦那

ン?怪我?……ああ、脚の?(既に服すらも元に戻したのか、いつもの姿を保っている)
めでたし?……さて、どうだろね?(くす)

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