(此処についてのことを、Zoodooが紙にまとめている)

(そこには大まかに、こんな事が書いてある)

(誰でも来てくれていいが、あまり大人数とは会話が出来ない。場所ごとに、多くても三人程度で話がしたいこと。)

(此処に居着いてくれても勿論良いが、自分は自分のことにいっぱいいっぱいで、何も気遣いなどは出来ないこと)

(わたしたちの後ろにいる意識よりは、わたしたち自身の言葉で会話をしたい事)



(Zoodooは、その紙をそこら辺にあった木に貼ってみたが、下手な字だ、その上そこら辺はそこら辺だ。誰が見る、誰が読めるとも限らない)

(つまりそれは、誰しもが見てくれた可能性でもあるのだ)

(そんな可能性の上に、君はこの紙を、読んだのかもしれない、読んでもいないかもしれない)

(さあようこそ、長くもない、ろくでもない話をしよう)