PandoraPartyProject

ギルドスレッド

灰色教会

【RP】祭壇前

教会内部、身廊を進んだ先にある祭壇。
磨き上げられた十字架と、美しいステンドグラスの輝きが
教会の神秘的な雰囲気を、より強めている様に感じられるかもしれない。



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……。
(男はただひたすらに、十字架を磨き続けている)
こんにちは。(扉を開き内部を覗き込む飛行種の子供)
どなたか、居ますか?
……、……おや。
(あまりに熱心に十字架を磨いていた為に、反応が遅れたらしい。少女の姿を確認すれば、穏やかな笑みを浮かべて)
こんにちは、迷える子羊よ。×××××教、幻想王都教会へようこそ。
少々お待ちくださいね、今掃除道具を片付けますので。
どうぞ、入ってきてくださって大丈夫ですよ。
(あくまでも穏やかな笑みは絶やさず。遠目に見える少女を怖がらせまいとでも言いたげな様子で、優しく声をかけた)
ここ…は教会……かな……?失礼します…(迷い込んできたのかキョロキョロと辺りを見渡しながら中に入ってこようとし)
おやおや……本日は可愛らしいお客様が多いようで。
ふふ、主もきっとお喜びになる事でしょう。
(誰に言うでも無くひとりごちて、小さく笑い)

こんにちは、迷える子羊よ。×××××教、幻想王都教会へようこそ。
お察しの通り教会ですよ。どうぞお入りください。
(飛行種の少女に向けた物と寸分違わぬ笑みを浮かべて、少女をそっと手招いた)
……お茶でも淹れましょうか。
そちらの飛行種のお嬢さんも、ご一緒にいかがです?
こ、こんばんは…(そっと入ってきて)
あ、ありがとう…ございます…
あら? こんなところに教会なんてあったのね。(入り口から中を覗き込み)こんにちは、神父さん達。私も祈らせてもらってもいいかしら?
いらっしゃいませ。……見かけない顔ですが、旅の修道女の方でしょうか?
祈りを捧げてくださるのであれば、主もきっとお喜びになる事でしょう。
どうぞお入りください。
(少女の傷だらけの身体にも笑顔を崩す事なく、やはり穏やかに彼女を招き入れて)

……そう緊張しなくても大丈夫ですよ、お嬢さん。
今からお茶を淹れますから、少しだけお待ちくださいね。
お好きな会衆席……失礼、椅子にお座りください。どこでも良いですよ。
(入ってきた少女にそう声をかけながら、掃除道具を小脇に抱えて奥の方へと引っ込んで行った。男の言葉通り、片付けとお茶を淹れるつもりなのだろう)
す、すいません…ありがとう…ございます…
(そういった後周りを見てから近くの椅子に座り、持っていたぬいぐるみをぎゅっと抱き締め)
神父さんお茶ありがとうなの。お呼ばれするの。

(ノアから少し離れた場所に腰かけて、小声で話しかける)
大丈夫? アルエット一緒に居てもいいかな?
旅の修道女……。まあ、そんなところよ(薄く笑みを浮かべる)
それじゃ遠慮なく(つかつかと中に入り、祭壇に歩み寄る)
(一見するとオーソドックスな祭壇だが、元居た世界のものと違うせいか、何処となく違和感を覚える)
……神父さん、ここはどんな神様を祀っているのかしら?
(人数分のカップとティーポット、お茶請けと思わしきクッキーの小皿を乗せたトレーを持って、男は戻って来た。
 誰も座っていない手近な椅子を机代わりにそれらを置いてから)
お待たせしました。……どうぞ、熱いので火傷にはお気をつけて。
(そう言って、ノアとアルエットにティーカップを差し出した)
(背後のメリンダから神について問われ、一瞬手を止めかけるが、すぐに作業を再開し)
……我が主の事ですか?
主について一言で説明するのは、とても難しいのですが……

そうですね……主は、我々信者に対して並々ならぬ愛を注いでくださる、偉大な御方です。
少々嫉妬深い所もありますので、信者が主以外の物事を第一とする事を絶対にお許しにはなりませんけれど、
曇りなき信仰心を抱いている者はとても大事にしてくださりますし、主の為に捧げられるありとあらゆる行為や供物は全て喜んで受け取ってくださるのです。
友人には"神様の為だからって殺人だの姦淫だのが肯定されるなんて狂ってる"だのなんだの言われましたが。
大体、主以外の神を信仰するなんて行為自体が――!

……っと、失礼しました。少々熱くなりすぎましたね。
(長々ととんでもない内容を語りながら、男はにこやかに笑った。自身が信仰する神の異常性について、全く認識していない様な様子だ)
う、うん…大丈夫…(アルエットの方を見てそう答え)

(差し出されたティーカップを受け取り)
ありがとう…ございます…頂きます…(一口飲み、暖かい飲み物にほっとしたのか緊張がとけ)
(クッキーの小皿の置いてある椅子に一度カップを置く)

ひっ…!?(一瞬聞こえてきた言葉に怯えるもののすぐに平静さを取り戻し)
良い…神様、なんですね…?
(友人がレンツォに言った言葉の部分は聞こえてなかったのかそう問い)
(入り口からそっと中を覗き込み)
場所からするとやや不似合いなほどの場所にも思えましたが……

(改めて中へと入る)
こんにちは。
少しお邪魔させていただいても大丈夫でしょうか?
(レンツォの話に黙って聴き入る。いくつか物騒な単語も聞こえてくるが……。
殺人、姦淫、大いに結構とは。話のわかる神様も居るものだ)
……とっても素敵な神様だと思うわ。宗旨替えしようかしら。
(くすくすといたずらっぽく笑う。そもそも自分に宗旨など無いのだが)
お友達もいつかわかってくれるんじゃないかしら?
……ええ、きっとわかってくれるわ。
(この男の狂気には、そう思わせる何かがある気がした)
ええ。とても素敵な御方ですよ、主は。
祈りと思いを捧げれば、必ず応えを返してくださる。
祈りが耐えぬ限り、常に我々を見守り続けてくださるのですから。
(ノアとメリンダの言葉に、何とも嬉しそうに紫の瞳を細めて)
共に祈りを捧ぐ同士が増えるのであれば、とても嬉しいですが……
お褒めの言葉を頂けるだけでも、主はきっと喜んでくださる事でしょう。
友に理解されずとも、別の方に理解を示して頂けるのであれば
それもまた、喜ばしい事ですから。
(素敵な出会いを贈ってくださった主に感謝を。
 男はそう呟いて、静かに十字を切っている)

……ん、いらっしゃいませ。×××××教、幻想王都教会へようこそ。
どうぞ、お入りください。丁度お茶を淹れた所なんですよ。
(祈りを済ませた男は、新たな客人に向かって再び穏やかな笑みを向けた)
(ノアの隣に座り、レンツォの話に耳を傾ける。アルエットには大半の言葉が理解できない。童子にはまだ難しい内容の様だ。それでも、大人しくレンツォの話を聞いていた)
……アルエットにはちょっとよく分からなかったの。
本当に……良い神様ね(ふふ、と笑みをこぼし)
神父様の信心には及ばないけれど、私も祈らせていただくわ。
(片膝をつき、手を組んで祈りを捧げる)

…………。
(祈りながら、ちらとレンツォの様子を伺う。
私が神を冒涜する存在であり、聖職者を騙る者だと知れば、この神父はどうするだろう。拒絶するだろうか? それとも、それすらも受け入れる?
楽しい想像に思わず口元が緩んでしまう)
そう…なんだ…僕も…少しだけ、祈らせてもらうね……
(手を組み目をつぶって祈りを捧げ)
(アルエットの言葉に、小さく苦笑を見せて)
やはりそうですよね……大丈夫ですよ、私も最初は全く理解できませんでしたから。
24となった今の私でも、未だに主の御心のすべてを理解できているとは言い難いですし、無理もないでしょう。
今後も知りたいと願ってくださるのであれば、ゆっくり学んで行けば良いだけですから。どうかお気になさらず。

(祈る二人を満足そうに見つめながら、男はつかつかと祭壇前に歩み寄ると、彼女らと同じ様にして祈りを捧げ始める。
 その口から紡がれるのは、朗々とした祈りの言葉だ)
全能者にして主なる神よ
あなたの御技は大いなる
また驚くべきものです。
万民の主よ
あなたの道は正しくかつ真実です。
主よ、あらゆる民は来て
あなたを伏し拝むでしょう。
我らは喜び楽しみ、神を崇めまつります。
我らの神に
讃美、栄光、知恵、感謝、誉れ、力、勢いが
世々限りなくあらんことを!
(神父の朗々たる祈りの言葉に耳を傾け、最後まで聞き届ける)
……本当に素晴らしいわ、神父様。(うっとりした表情を作り)
どうしたらそんなにも強く神のことを想えるのかしら。何かきっかけが?
もしよかったら、後学のために教えてもらえると嬉しいのだけれど……。
わあ…(レンツォの祈りの言葉を聞き思わず感嘆の声をあげてから)
し、質問…神様…はネクロマンシー…亡くなった人を生き返らすことも…許して…くれる…?
……!
(兎の少女の質問に一瞬ぎょっとする)
(なんてことを聞くのかしら、この子……。まさか私の正体に気づいて……?)
ありがとうございます。
それでは、少し失礼致しますね。
(教会の中へ立ち入り、辺りを見回しながら)
入ってくる前の庭にも思いましたが、こちらにある物は建物から小物に至るまで、どれもよく手入れがされておりますね。
……見た限り他に働いている方も見受けられませんが、神父さまがお一人でここまでされているので?
(祈りを終え、男はゆっくりと立ち上がる。カソックの裾を払うその後ろ姿は、神々しい光を帯びている様にも、禍々しい暗闇を纏っている様にも見える……かもしれない)
ふふ……お褒めの言葉、ありがとうございます。光栄です。
主を崇める様になったきっかけ、ですか?
……そう大した理由はありませんよ?
絶望の底にいた私を救い上げて、私を人にしてくださった。
……なんて、ありふれた物でしかないですから。

(幼げに見える兎の少女から出た質問に、不思議そうに瞳を瞬かせ)
……我が主が許容するか否かを端的に言えば、
"信者を蘇らせるのは許さないが、それ以外なら構わない。ただし信心は失うな"の一言が
すべてを表していますが……
……どなたか、蘇らせたい方が居るのですか?
(オフェリアの分のカップにお茶を注ぎながら、投げかけられた質問に)
……そうですね、今は私一人で管理を務めさせております。
本来私は教会を管理する神父ではないのですが……何故か後任の神父が全く派遣されて来ないもので。
「後任が来るまで代理を」と頼まれたのは別に構いませんが、こうも長く後任が来ないとなると、私の本来の職務が果たせなくて少し困るのですよね。どうしたものか……
……と、話がずれてしまいましたね。失礼。

今の所なんとか一人で全てこなしておりますよ。
流石に庭にまでは手が回らないので、中庭の手入れは庭師の方にお願いしておりますが。
だ、大丈夫……?(メリンダの様子を見て気遣わしげな表情で)

蘇らせるのは…信者さん…以外で、信心を…持ってたらいいんだね…
えっと…うん、今のところ…1人だけ……(少し考えてからそう答え)
大丈夫よ、ちょっと驚いてしまっただけ。
(すぐさま元の表情に戻り、ノアの方を向いて微笑む)
あなた、見かけによらず大胆なのね。
私の世界の神様だったら激怒しているところだわ。
(口元に手をあてて心底楽しそうに笑い)
ネクロマンシー、うまく行くといいわね。

神父様にも悩める子羊だった頃があった、というわけね。
(無論、人を狂信に走らせるほどの絶望が、そんな軽々しいものであるはずは無いけれど)
それが今ではこうして人々を導いている……。
素晴らしいことだわ。
あくまでも我々に求められるのは、主への曇りなき信心ですからね。
それさえ失わなければ、全てが許容される。だからネクロマンシーも問題ない、と。
そういう事です。
……他宗教では何故かタブー視される事が多いですから、シスターさんも驚いてしまったのでしょうね。
(どうしてなんでしょうね、と他人事の様に呟く様子は、やはり自身が信仰する宗教の異常性を認識しているとは思えないだろう)

それは勿論。とても残念な事に、生まれた時から信者だったわけではないので。
できる事ならもっと早くに主とお会いしたかったです……悔やんでもどうにもならないですが。
一人でも多くの方が、私の様に主と出会う事で救われれば、と励んでいる次第です。
なら…良かった…(ホッと安心したような仕草で)
…そう…?あなたの、元の世界の…神様は、怖いんだね…
うん…頑張る……


神様を…強く信じていれば…いいんだね…

信仰…するのも…いいかもしれない…(そう小さな声でつぶやき)
人を…生き返らせたい人は…いっぱいいそうなのにね……?
……そうね。死者蘇生の事例を見つけようものなら、術者もろとも抹消しようとするくらいには、怖い神様だったらしいわ。
(どこか遠くへ思いを馳せるように語る。
もっとも、「彼ら」が本当に神の意思を担っていたのかどうか、今となっては知るすべも無いのだけれど)

ねぇ、神父様。
もし迷惑でなければ、しばらくここへ置いてもらえないかしら?
こっちに来たばかりで、まだ住処が決まっていないのよ。
私にできることならなんだって手伝うわ。
(少し困ったような顔で懇願する)
(レンツォの話を黙って聞いて)
……なるほど。
本来の職責でない事を務めるのは、さぞかし大変でしょう。
ここまでしっかりと一人で管理されているというのは、敬虔さの顕れでもあろうと思いますので、代理の方であるというのは意外でした。
しかし、そうであれば神父さまの……失礼、神父ではありませんでしたね。
貴方の本来の職務というのは何なのでしょうか?
……初対面で突っ込んだ事をお伺いしているのは重々承知ですので、答えにくければ答えていただかなくとも大丈夫ですよ。

(ネクロマンシー等の話を横目に見ながら)
(……やはり、ここで崇められている『神』は幻想や天義の一般的なものとは違うもの……あるいは解釈の違いか……珍しいというわけではありませんが……)
……貴方の仰る通り、確かに人を蘇らせたいと考える人は多いでしょうが
単純にネクロマンシーだけを目的にするのであれば、練達の技術に頼る方が確実且つ国家単位で支援が得られる可能性があるからではないかと、私は思っております。
信心を維持し続ける事は、案外大変らしいですから……私には理解できませんが。

(メリンダの懇願を聞き、どこか困った様子で眉を下げて)
お手伝いの申し出は大変ありがたいのですが、その……
……私はあくまでも代理の者ですから、私一人の判断で貴女をここに置いて良いのか判断ができません。
上司の判断と指示を待つ為に少し時間がかかってしまいますが……それでもよろしければ、喜んで。
敷地が広いので、初めは困惑しましたが……今はすっかり慣れましたから平気ですよ。
これもまた、主が私に与えてくださった新たな試練の一つなのでしょうから。きっとね。
……それと、代理とは言え現在は神父ですから、神父と呼んでくださっても構いませんよ。
(オフェリアの問いかけにも特に気分を害した様子はなく、穏やかに笑って)
私の本来の職務は異端審問官で御座います。
……大変嘆かわしい事ではあるのですが、主への信心を失っても尚、教会に有り続けて私利私欲に走る愚かな異端者が絶えないので。
それら異端者を"処分"する事が、私の仕事です。
(相変わらずのさらりとした様子で、爽やかにそう言い切った)
術者もろとも……それは…怖い…(少し怯えたような仕草をし)

なる…ほど…練達の人なら…確かに、出来そうな気もする…そういうことを…研究してる人もいるかもしれないし……
そうなんだ…途中で、懐疑心がわいてきちゃうのかな……
論理やら道徳やらは置いておいて、技術だけを考えるのであれば、あの国が一番でしょうから。
ネクロマンシーの技術について研究しているかは、幻想住民の私には分かりませんが……興味を引く事さえできれば、協力してくれるのではないでしょうか?
……主を疑う者もいますが……大抵の異端者達は、己の中の欲望に飲まれて信心を失っている事の方が多い様に、私は感じられます。
己を律する事すらできないとは、何と愚かな……嘆かわしい事です。
(心底嫌そうにそう吐き捨てると、「嗚呼、主よ。どうか我らに愚かな異端者を駆逐する為の力をお与えください……」などと、ぶつぶつ呟いている)
ごめんなさいね、急なお願いで……。もちろん、待たせてもらうわ。
(にこやかな表情で頷く)
(彼の上司が用心深い人物であれば、素行調査などもあるかもしれない。
しばらくは大人しくしているのがよさそうだ)

異端審問官……。
(神の名のもとに異分子を排斥する狂信者の称号。
元の世界で私を消そうとした者たちもそう名乗っていた)
大変なお仕事をされているのね。きっと逆恨みをする人もいるんじゃないかしら?
こちらこそ、すぐにお返事をする事ができなくて申し訳ありません。
できる限り早急に指示を仰ぎますので、今しばらくお待ちください。
(申し訳なさそうに微かに眉を下げて、そう告げた)

逆恨み……ですか。
……考えた事もありませんでしたが、もしかしたら恨まれていたのかもしれませんね。
しかし、私は主の教えに従って忠実に職務をこなしているだけですから。
恨まれようがなんだろうが知ったことではありません。主の忠実なる代行者である我々こそが正義です。
そう……神父様には迷いがないのね。
(盲目的なほどに、とは口に出さず)
きっと裁きを下された人達も来世では悔い改めることでしょう
……それとも、彼らにはもう来世などないのかしら?
(ここの教義ではどうなっているのだろうか。興味深そうに小首を傾げて見せる)
来世……?……嗚呼、"魂の勤め"の事でしょうか。
我々×××××教の信者は死によって肉体が力尽きた後、その魂は主の住まう箱庭に誘われ
それ以後、主のお側で主に仕え、その全てを再び主の為に捧げるのだと伝えられております。
その際に死の裁きを下されても尚、主のお許しを頂く事のできなかった愚かで罪深き魂は
その場で抹消される……との事です。

(そこで一度話すのを止め、少し困った様に視線を床の方に向けて)
……申し訳ありません、これ以上の情報は私にはわかりかねます。
教会上部が管理している禁書になら、もう少し詳しい情報があるでしょうが……
いえ、言い訳はいけませんね。私の勉強不足です、どうかお許しを。
まあ、死してなお主にお仕えするなんて、とても勤勉だわ……。
(それは現世での繁栄の対価を、あの世で支払っているようにも見える)
(神というより、まるで悪魔の契約ではないかしら?)

あら、神父様でも閲覧できない書物があるのね。
こんなに誠実にお役目を果たしていらっしゃるのに……。
(残念だわ、と小さく呟く)
(興味は尽きないが、迂闊に近づくと火傷しそうなきな臭さも感じる)
主を崇めて、主の恩恵を受けている以上、我々信者の身は全て主に捧げられるのですから。
主が我々の生殺与奪権を握るのは、至極当然の事でしょう。
(そう言って穏やかに笑う様子からは、やはり自身の信仰する宗教の異常性は見えていない様に見えるだろう)

私もまだまだ未熟ですから……できる限り完璧でありたい、とは常々考えておりますが。
主の為にも、私自身の為にも、より一層励まねばなりませんね。
上司の方々も、弛まぬ努力と信仰心によってその地位を得たのでしょうから……
(私もそのような立派な信者でありたい物です。そう、男は熱意のこもった口調で呟いたが
果たして"私利私欲に走る異端者"の絶えないこの×××××教で、強い権力を持つ者達が本当にそれに該当しないのだろうか――……
……そもそも、男の中にはそんな発想が無いと言う方が正しいのだろう。それ程に、盲目的な男だ。)
弛まぬ努力と信仰心……ね。ふふっ。
(話を聞いた限りでは、それは己の欲望に忠実であることと同義のように思える。信仰を言い訳にして欲に溺れていても、一体だれが見極められるだろう)
神父様ならきっと、もっとずっと偉くなれると思うわ。
そうすれば、今よりもたくさんの信徒を堕落から救えるようになるんじゃないかしら?
(それまでに誰かに始末されなければの話だけれど……)

……さて、私はそろそろお暇するわね。お話できて楽しかったわ。
上司さんからのお返事は次の機会に聞かせてもらうわね。
(そう言って立ち上がると、入り口へと歩いていく。名前を告げるのを忘れたことに気づいたのは、教会を出てしばらくしてからのことだった)
……私は偉くなりたいわけではないのですが…………
いえ、私が高位の立場に就く事でより主の御心と御威光を伝えられるのであれば
それは大変喜ばしい事だとは思いますが……
(私のような若輩者には不適任なのではないでしょうか……とか何とか、少々自身なさげな様子で口の中で小さくつぶやいていた)

こちらこそ、ありがとうございました。楽しい時間を過ごせました。
どうかお気をつけてお帰りくださいね、この辺りはあまり治安が良くありませんから……
(彼女の姿が見えなくなるまで、静かにその後ろ姿を見送った。
 彼女の名を聞きそびれた事に気づくまで、後――……)

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