開け放たれたドア。埃臭い店内でひとり、巨躯の女が何かをしている。

外側のドアノブに、【準備中】と書かれた札が下げられている……が。
この札は、「見ようとしなければ見えない場所」に、あるわけで。

【基本】
・たぶん雑談
・メタいことは控えめにね
・行動描写(ロール)なんてなくていいんだよ(適当)(お兄さんは好きなのでやります)

(埃臭い店舗の奥。戸棚の前で身を屈め、編まれた髪を床に垂らし、巨躯の女が戸棚の中を漁っている)　(ひと段落ついたのか、ふうとひとつ息を吐き、立ち上がった拍子に、ごつん。小気味よい音と共に、天井に頭をぶつけた)
……いっ……う、おわぁー……。(低い声で唸りながら、ぶつけた頭を抱えて、その場で悶え。己の身長を考慮しない、自業自得のありさまである。)

あ、あのー。アルエットね、探検してたらね、声が聞こえたの。
痛そうな声がしたわ。大丈夫？
（キィとドアノブが開き、飛行種の子供が顔を覗かせる）

あぁー、天井もっと高いとこにすればよかった……(ぶつくさ言いながら、漁っていた戸棚の扉を閉めて。声に気づき振り返る)　おや、おやおや、いらっしゃい？　お兄さんは大丈夫だよ〜。めちゃくちゃ強かにぶつけただけだ！(頭をさすりながら、片手をひらひら)　……。お兄さん、声大きかった？(大きかった。)

とっても、大きくて、とっても痛そうな声だったわ。
大丈夫？　あ！　アルエット絆創膏もってるよ。（カバンの中をゴソゴソと探って花柄の絆創膏をショットガンに差し出した）

そ、そんなにも。(そんなにもだ。)　恥ずかしいところ聞かれたなーこれ……。あ、絆創膏？(手を出し、受け取る。つまんだそれを興味深そうに、表裏を返して見て。にへ、と笑み)うん、必要かもしれない。今か、いつか。ありがとう、もう大丈夫だ。