PandoraPartyProject

ギルドスレッド

FlawlessFlowers

店内―寂れたカフェ―

寂れた店内、そのなかで異彩を放つ大きな水槽。
そこに浮かぶ一人の海種。
本来、この時間帯はウェイトレスとして、店を手伝っているはずだが、肝心の客足が全くない。

客を待つ店主と、ぼんやりと水槽に浮かぶ少女。
果たして客は来るのだろうか?

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(あまりの客入りのなさに耐えかねたのか、店主が声を上げる。「なにか景気の良い歌でも歌ってくれや」と)
歌をお望みなら、歌いましょう。
それで景気の良い、とは具体的にどのようなものでしょうか?
陽気なうた? それとも覇気のでるような激しいうた?
あ、愛を囁きたくなるようなものでしょうか?
(少女の言動に店主は頭をかく。そういや、お前はそういう面倒なやつだったなと。「ここで戦争おっぱじめて貰うのは勘弁だ。ついでに愛を語るような趣味もねぇ、つまり陽気な、楽しい気分になれるようなのを頼むわ」店主はそう続け、気に入りのティーカップを手に取る)
(店主の言葉にふわりと微笑む)
はい、仰せのままに
(そうして歌う。陽気な歌を。求められた歌を一息一息、語るように紡いでいく)
(奏でる歌はありふれたポップなもの。ただし、歌い手が異質であった。ただ流れるだけの歌にはならず、聴くものに歌の本質を伝えいく。歌に込められた想いを広げていく)
わぁ…。(一人の少女がその歌に引き寄せられるように、外から店内の様子をうかがっている)

いい雰囲気のお店だな~…入ってみようかなぁ。どうしようかな…(とドアの前で悩んでいる)
(歌の影響か、店主は手にしたティーカップを上機嫌に磨いている。時折、鼻唄も混じっているようだ。「何を言ってるのかわからんような曲でも、お前が歌うと、なぜだか身に染みるな」そう呟く)
~♪(歌はクライマックスへと向かっていく。歌う少女の瞳は閉じられ、何を想い歌っているのからうかがえない。それでも、その身ぶり手振りは歌うことを楽しんでいるのだと、そう感じさせるには十分なものだった)
ah~……(歌が途切れ静寂に包まれる。パチッと目を開いた少女は視線を店主へと向ける)
ご静聴、というには鼻唄など聴こえてきましたが、これで宜しかったでしょうか?
(そう話しかけつつも、視線を店主から戸口へと移していく)
さて、先ほどは外に人の気配があったようですが?
あっ、歌が終わっちゃった!

お邪魔しちゃ悪いから、自分のお店に戻ろう…っと。(入口から離れようと)
(「なに!?客か!!」と店主がドアへと小走りに駆け寄っていく)
(なお、店主の外見は一言で言えば凶暴だ。顔には無数の傷跡が走り、その肉体はカフェの店主というより、海賊といった方がしっくりくるほど筋肉質だった)
あ、マスターさんが急に顔を出しては……
(お客さんが逃げてしまいますよ?そう言葉を繋ぐより先にドアが開け放たれていた)
っ!?(後ろの方でバンッとドアが開く音がして振り向いて)

あのあの…!わ、私何かしました…?
(怖そうな人だなぁという顔をして)
(「おう、客だろ?一杯飲んでけや」店主は親指をたて、店内をさす。笑顔なのだが、顔面に走る傷跡のせいで威圧しているようにも見えてしまうだろう)
(水槽の端に上半身を預けるように身を乗り出し)
マスターさん、そんな強引なやり方は嫌われますよー。
申し訳ありません、その人、根は良い人なんですけど、接客には全く向いていないんです。
(「なんだと!?俺の接客はいつでも完璧だ!」そんな抗議が投げつけられるが、水槽の少女は意にも介さずといった様子で、ひらひらと手を振る)
あ、店長さんなんですねっ!こ、これは失礼しました!
(奥にいる方綺麗だな~…と思いながら)
あっ、でもでも…せっかくだからお邪魔しますねっ!
(そうこないとなと、招き入れつつ店主がメニューを差し出す【本日のおススメ。パンケーキのフルーツ盛り。ドリンクはお好みで】と大きく書かれていた)
いらっしゃいませ、お客さま。
(このような水槽から失礼します。と一礼をする)
わたしは、セアラ・ラファティ
こちらで給仕の手伝いをしつつ歌わせてもらっています。
わぁ…!(パンケーキのフルーツ盛り…いかにも甘くて美味しそうっ!)
店主さん!このパンケーキのフルーツ盛りをお願いしますっ。ドリンクは、何か甘い飲み物があればそれで!(わくわくした表情でオーダーして)
お店の外から聞こえて来てついつい聴き入っちゃったんですが、セアラさんが歌っていたんですね!
とっても、綺麗で浸透していくような歌でした!
あっ、申し遅れましたっ。
ユーリエ・シュトラールと申しますっ!
よろしくお願いしますねっ。
(「甘いのか?なら蜂蜜を溶かしたミルクティでいくか」注文を受けた店主はカウンターの奥へと向かっていく。久しぶりの客に喜んでいる様子がその背に見えるようだった)
お褒めいただきまして光栄です、ユーリエさま。
わたしは歌うことしか取り柄のないものですから。
(特に今は水槽に入ってしまって、給仕もできませんしね、そう呟きつつふわりと笑顔を向ける)
ご希望があれば、もう一曲歌を紡ぐこともできますが?
蜂蜜のミルクティーにパンケーキのフルーツ盛り…!(想像して涎が出かかり)
今から楽しみですっ。(わくわくしながらカウンター近くに座って)

ううん…何か一つでもできることがあるってとっても素晴らしいことだと思いますっ。
そうですね~じゃあ心が落ち着く歌とかお願いできますか?
素晴らしいこと、そんな風に言っていただけて、とても光栄です。
これも神さまのお言葉があったからこそ。
(ありがとうございます。と一礼をして)
では、改めて……心の落ち着く歌を一曲
ユーリエさまの仰せのままに
(スッと息を吸い込み、歌を紡ぐ。心も身体も安らぎ、リラックス出来るようにと、歌に想いをのせて……)
(聞こえてくる歌に目を閉じながら聞いていて)
…。
(すっかりリラックスした様子で聞き入っている)

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