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ギルドスレッド

第八魔王領域「ヴァニティー」

城門前(エントランス)

此処は『練達』の外れ。貴方(達)は城門の前に居る

朽ち果てた城門と、さらにその向こうに昔は荘厳だったであろう古城が見える

人の気配は勿論無く、聞こえる音は風のざわめき、小鳥の鳴き声くらい。

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(城門上の、崩れかかった端部)(どうやって登ったのか、ちょこんと腰掛け景観を眺めている)
……んん。なんじゃ?あれは何時ぞやかの(見下ろして観察している)
(がりがりと、地面を這いずる鉄球の音。
それは鳥の囀りを搔き消すように、それは風の騒めきを叩き潰すかのように。土埃を舞わせ、城門に接近する一つの影。)

 何だこれは。何だ此処は。
愚生の前に立つか、些か愚かである。

(告げるは罵倒、相手は扉。無機物に値するソレ。無論喋ることも開く事もない。ーーー彼女こそが、愚かであった。)
(今日も今日とて、門の上に鎮座していた魔王様)くは……まぁた、可笑しいのがきたのう――(息を吸って)(両手を口に当て、メガホンのように見立てて大声を出す)

なんじゃあ、きさん!「愚か。と言うた、そなたこそが愚かである」という言葉を知らんのか!

(バベルで修正改変(或いは曲解)されるようにわざと自分のみ知る解り難い言い方をした。彼女が何者であれ、「馬鹿と言った方が馬鹿だろ」と言うようなニュアンスで通じるだろう)
 何だと。貴様、貴様。
待て。しかし、一理ある。
( 見上げるは門の上、そこには幼き女がいた。幼女の言葉に拒否はせず、呑み込むように受け入れる。そのまま女のようなソレは口を開く。)

 そうだ、愚生は愚かだ。
貴様も愚かなのか?
( 何とも哀れな答えと、何とも失礼な問い掛けであった。)
くはは! 愚問じゃのう。文字通りに愚かな問いじゃ。答えは決まりきっておろうて、のう?(幼き愚者にして愚かな魔王は見下ろして笑う)

しかしそうじゃな、敢えて答えるならば、そうじゃのう……

自らを愚かと謳うモノほどではない、のっ!
  ………そうか。
( 結論。知性の低下、もとい「おつむ」が弱い彼女。一度頷くも、理解はしていない表情。)

 ならば貴様は、天才か?
( 大まかな答えに辿り着いたようで、それで合っているかと問い質す。律儀に上を見ながら。)
くは!そうだったら良かったのっ、じゃが違うちがーう(首を横に振り)妾は自らを天才とは謳わん、愚かとも謳わん。かといって只人とも謳わん。

ふむ。……解らぬなら正直に言うと善い。妾自ら答えてやろうぞ(渾身のドヤ顔)
(いつの間にか城門の上に座りながら、美女2人のやり取りを眺めて微笑んでいた)
(どのタイミングで話しかけようかな、と思いながら手元の紙袋に入ったお魚パンとチョココロネを見やりながら)
 教えろ、愚生に知識を与え給え。
貴様はその答を告げる者として値する。
( 女の答えは間違っていたようだ。無論それ以上の考えも出るハズも無く、ただただ見据える少女に聞くしか出来なかった。)

 貴様。
( そして目線を横にスライドさせ、カタリナを観察する。真っ赤な瞳は狂気を孕み、深淵を覗くかのようなーーー )

 何か持っているな、寄越せ。寄越せ。
( ーーー鳴るは腹の虫。今は狂気は休息中であった。)
くはははは。では、応えてやろうではないか――!(それなりの高さのある門の上から飛び降りようとして)む、なんじゃあ、きさん。いつの間に妾の所までたどり着いた?裏手にある梯子は使用禁止の札を掛けていた筈。……まあ、まあ、よい。それよりも、今は名乗るが先よ――(すう、と息を吸って)

妾が名はアルカ=H=バッドワード。かつて七つの世界を滅ぼせし『×××』の魔王、で、ある!(×××、の部分だけ偶然何か物音に掻き消されたり、偶然意識がそれたりして何故か上手く伝わらないだろう)
フフ、やぁ素敵なお嬢さん達。
と言ってもショゴス君とは久しぶりに会ったろうがね!
アルカ君とはレインの神殿以来かな?
よーーっと。(門の上から飛び降りてフワリと着地する)

実は素敵なパン屋を見つけてね、そこで爆買いとやらをして来たのさ。
焼き立てで美味しいとも、はいショゴス君!
(チョココロネとお魚パンを1つずつ差し出す)

はっはっは!ショゴス君のお腹の音で肝心な所が聴こえなかったけど、いつもながら元気が良くて結構さ!
(アルカ君の名乗りに拍手しながら。 パンはいるかな?と紙袋を掲げて)
( 降りてくるカタリナを凝視している女のようなソレは、十中八九かの偉大な魔王の名を聞いていないだろう。そう確信出来るほどに、彼女の集中力はカタリナに向いていた。)

 貴様なぞ、知らぬ。
名も分からぬ、容姿も判らぬ、存在も解らぬ。
何故に愚生の名を呼ぶ。
( ソレはカタリナと云う男を知らず。物覚えが良くない、知性が絶望的に低い。其れ等を省いたとしても記憶に該当する存在は無く。
 しかし、受け取る。そして喰らう。
ソレにとって、相手の名は「必要か不要か」程度としか認識していないのである。
 口にパンを含みながら、ぎょろりと紅い目は動く。)

 貴様。いや、パン屋の魔王よ。
聞きそびれた。再度、名を答え給え。
( 頭で処理が追いついていない結果、二人の会話が重なり、此処に新たな魔王の称号が誕生してしまった。)
ふむ。ではその言葉に甘えよう、か――っ!(カタリナにならって門の上から飛び降りる)(掲げた袋から一つ掠めとり、着地)

ンン(額に指を当てやれやれといったポーズ、無駄に尊大)仕方がないのう、三度目は無いゆえ、耳をしかと傾けよ。妾は『×××』の魔王、アルカ=H=バッドワードである!しかと胸に刻むがよいぞ?(あらゆる偶然が重なって×××の部分はよく聞き取れないだろう)
 …聞こえず。いや、受け入れられず。
パン屋の魔王よ、アルカと言うべきか。
貴様に興味を抱く、ならば答えるべき。愚生はショゴス・カレン・グラトニーである。刻み返せ、この名を。
( 濁る瞳に映るは諦観。律儀にも「三度目は無い」という言葉を実行しているようで、パン屋の魔王で定着させた。恐らく何かしらの異変を感じたのだろう、興味を示した女のカタチをしたソレは名を告げるのだった。)

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