へい、らっしゃい。
気軽に見てってくだせぇ。
ん？それとも休憩ですかい？
それならそこに椅子あるんで休んでってくだせぇ。
あっしも暇なんでね、茶ぁぐらいは出しますぜぇ。

＊＊＊
RP推奨、メタ発言はご遠慮ください。

（誰か来ないものかとちらちらとドアに目をやりながら煙管を吹かし本を読んでいる。こちらに来てから会話は問題なく通じるものの、文字はある程度認識せねばと。子供向けの絵のはいった簡単な本をペラペラと捲る。）

（カラカラと鈴を鳴らしてドアが開く。赤髪を雑に編んだ女が顔を覗かせて、入店一歩目で足を止めた）……、（店内を見回す。眉間に皺）

(鈴の音に読みかけの本を閉じ、煙管の灰を落とすと客人に笑顔を向ける)
へい、らっしゃい！
(眉間に皺をよせる客人に気づいて)
どうしやした？そこのじっと見つめてる気がする猫ちゃんの置物の視線がきになるんです？それねぇ、新商品なんですぜぇ。
(丁度入り口付近にあるあまりかわいくない眼力の凄い猫の置物を軽く煙管で指す)

どうも。そうではなく、（貰った愛想に素っ気なく返す。目的を告げようとして、視線が煙管の動きに釣られた。眼鏡の奥で猫と目が合う）……うわっ絶妙にかわいくない。（忌憚ない感想）

そうではなく。（仕切り直し。）　此処は、ええと。……雑貨屋さんで良いのかな。文房具は置いていますか。

こんにちは。
アルエット楽しい絵本を探しているのだけれど、ここにありますか？
（ゆっくりと開けられた扉から飛行種の子供が顔を覗かせる）

絶妙にかわいくないところが可愛気があってお勧めなんですぜぃ！……っと、文房具ですかい？それだったらこっちのほうっすねぇ。
（万年筆やインク、便箋、シーリングスタンプ……などのややアンティークな文房具が並べられた棚を指す。妙なものばかり売っている店にしてはまともに見える品揃えだ。）
ちなみにあっしのお勧めはこの香りのついているインクですかねぇ。薔薇とかシトラスとか洒落たのもありますけど、個人的にはこっちの納豆の香りとかカメムシの香りとか他には無い逸品で珍しくてオススメですぜぇ！

おっと！千客万来ってやつですかい！らっしゃいお嬢ちゃん！どーぞどーぞ入ってゆっくり見てってくだせぇ！
……っと、絵本、絵本ですかい。そうっすねぇ、さっきまであっしが読んでいたのでよけりゃありますが……。
（と、ごそごそと先ほどまで読んでいた子供向けの絵本をカウンターから持ってくる）

そう。
（良いとも悪いともつかない空返事をして、猫ちゃんから視線を引き剥がした。自分が目を逸らしたところで置物は動かない。すっごい見られている）（後ろ頭に圧を感じつつ、示された棚の方へ）（迷わず便箋を手に取った）
きみはカメムシの香りがする手紙を受け取るひとの気持ちを考えてみた方が良いと思うのだけれど、如何だろう。（眼鏡の奥の目が半眼だ）　……けれど、香り付きのインクは面白いね。君影草なんかあるだろうか。

（アルエットには会釈を。端に寄って通路をあける）

（ミルティルテインの会釈に気づいて、笑顔で手を振るアルエット）
店長さんが読んでた絵本？　楽しそうなの。
見ても良いかな？
（そっと絵本を広げるアルエット、みるみるうちに瞳が輝きに満ちていく）
店長さん、これ、素敵ね！