薄暗い店内に落ち着いた演奏が響く

時折バーカウンターからはシェイカーの小気味良い音が聞こえてくる

落ち着いて喋る分には問題ないだろう

(カウンターにマスターと並んで立ち、何やら指導を受けている)
あぁ？また混ざった…。んだよこれー、上手くいくわけねーじゃんよ。

だいたいよぉ、こんだけカクテルの練習してるっつーのに、この店の常連はそんな洒落たもん飲むやついねーじゃねーかよ。
新しい客も最近の騒ぎでちらほらきた位だし、意味ねーっつーの。
（シェイカ―をカウンターへ置くと、そのままカウンターへ突っ伏す）

（扉を押し開けてやってきたのは見目の若い女が１人
　きょろきょろと店内を見渡した後、貴方の姿を見つけ、
　気に入りの席を選別したようで、カウンターの１席に腰かけて）
やぁやぁ、お暇そうだね♪
もしよければシグになにかお酒をくれないかい。
見た目がキレーなあまぁいお酒がいいな。（と、硬貨をカウンターに滑らせて）

…ぃラッシャイ。（顔をあげて挨拶を返す。）
シグ…？あぁ、アンタの名前か。
見た目が綺麗で甘い酒…ん、ちょっと待ってな。

（カウンターの中へ戻ると頷くマスターにニッと笑って見せてからリキュールの瓶を漁る。しばらくすると、カウンターへカクテルを滑らす）
ほらよ。簡単なもんだが、スプモーニってカクテルだ。飾ってあるオレンジも甘いしちょうどいいんじゃねーの？