PandoraPartyProject

ギルドスレッド

隠れ家

アパートの一室で

薄暗い路地裏

薄暗い部屋

薄暗さの中に何かが動く

黒い 猫

真ん丸の目をきょろりと動かして、散らかった部屋を軽い足取りで歩く

(んなぁん…)

薄暗い部屋の中に響く猫の鳴き声

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ぐごぉ……はっ!(室内に低音で鳴り響く鼾。臨界点まで膨らんだ鼻提灯がパチンと割れた。その音で覚醒を促されればクマに覆われた眠気眼も薄っすらと開かれていく)ふぁぁ、よく寝た(シングルベッドの上で大きく伸びをしてから部屋を見ると愛猫の様子が視界に入り)お、クロ。今日もご機嫌か?(ベッドからシャツと下着姿で起き上がり。近くを歩くクロに対してよーしよしと猫撫で声で話しかける。傍から見ると非常に気持ち悪いかもしれない。だがしかしこの部屋には今俺しかいない、はずであった)(ダイス目50以上でクロはご機嫌な反応を示してくれる)
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(黒猫は声の主に興味あり気な視線を送ったものの。また散らかった部屋の散策に戻っていく)……つれねぇなぁ。気位が高すぎると年取ってから泣くぞ、お前。
―…ツレナイ、と言うよりご飯もくれない貴方に愛想を尽かしているのではない?(トントン、半分開いている扉を叩きつつ中を覗いている一人のハーモニアが呆れたように言葉を向けた)
バカ言うな、飯はしっかり与えて……(空の餌皿を見て)ちょっと寝すぎちまったかな?そういうお前さんが哀れな猫とイケメンになにか食いモンを持ってきてくれちゃったりか?(聞きなれた声の方に目をやって。よっ!と手を振る)
はぁ…やっぱり。そうだと思って可愛そうなクロにご飯をあげに来たの。……ヴィクターはおまけ程度ね。(振られた手に、「おはよう」とそっけなく言いながら散らかった部屋に入り、猫のカリカリご飯を餌皿に入れながら)クロー、ご飯よ~おいでおいでぇ~~(餌皿の前にしゃがみ、黒い毛玉がやってくるのを今か今かと待ち構える)
なんだよルシア。俺はついでか…まぁいいさ(ただ飯にありつけるのだから、それ以上を望むのは贅沢だろう) しかし、クロよ。いくら餌をくれるからって飼い主を無視するのは感心しねぇな(一人と一匹のやり取りを見ながら、辺りをのっそりとした動きで片し始める。大量の本の山が部屋の隅に追いやられた)
えぇ…まさか私が貴方の為にご飯を用意すると考えていた…?(もの凄くいや~な顔をしつつ)誰だってご飯をくれる人の方が良いわよねえ、よし、よし(餌皿に顔つっこみカリカリ良い音を立てている黒猫の頭を撫でながら部屋を片す男に目を向けて)
また、本が増えたの?
え、ルシアさんともあろう方がもしかして作ってくれる気なかったの?…つれねぇな~(嫌そうな顔を見て、やれやれと)俺んちに上がり込んでクロを愛でるってことはだ。入場料として俺に飯を作ってくれたって良いんじゃねーか? ああ、暇つぶしには丁度いいからな(魔術書や推理小説などジャンル問わず辺りに散らばっている)
寧ろ作るという概念すらなかったのですが。(ふわふわの毛並みを堪能すると満足したように立ち上がると、彼の近くまで寄ると)はい、おまけ。(ぽすっと手渡したの紙袋。中にはサンドイッチが入っているようで)
貴方の暇つぶしは私の暇つぶしにもなるし…。あ、これ面白そうね。借りるわ(貸して?ではなく、借りる。もう決定事項の様であった)
さすがルシア、お前さんのこと、最後まで信じてたぜ…(紙袋を受け取り、中のサンドイッチを見て口元緩め)
良いだろう…此処にある厳選された書物の数々、好きなように読むがいい。
一冊一食でレンタルサービスしてやるよ。
随分高いレンタル料ね。せめて一食三冊くらいよ。(フンス
…良いだろう、2冊で手を打とうじゃないか(フフン)
そこまで言うなら仕方ないわね。癪だけどそれで手を打ちましょう。
交渉成立だな。ちなみに俺は肉が好きだ。肉こそ活力の源。特に高級な肉のステーキが大好物です。シャリビアンソースでお願いします。
……はぁ…(ものすごく面倒くさそうな顔をする)野菜もしっかりと食べなさいよ。それと食材は自分で用意してね。私は…作るだけよ?(フッ、と笑んだ。するりとクロが足元に寄ってきたのだった)

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