PandoraPartyProject

ギルドスレッド

手作り弁当店「あおば」

カウンター横、鍵付き扉の先

武具、術具、防具に装飾品。金貨の詰まった袋や魔石の山など、その他曰く付きっぽい何に使うのかよくわからないものまで。
沢山の物が置かれたその部屋の中央には、テーブルとそれを挟むように置かれたソファ。
取引の話は、主にここで行われるようだ。

反応が上がりそうな猫ちゃん達がたまにそこらで遊んでいる。

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コツコツとペン先でノートをつつき、それに飽きるとソファに凭れて脚を組む。

「半月の売上としてはそこそこですかねえ、魔石や性能補正呪文(ワード)、携行品がいい感じに回ってると……ふむ、決戦様々ってところで」
コンコン、と扉を叩く音。
それはカウンター側ではなく、鍵のついた扉から響いてくる。

「………。」

もしともおいとも言わず、来訪者はじっと扉を見つめていた…
「!……はーい、ただいまただいまーっと……」

スックとソファから立ち上がると、内側から鍵を開く。
声掛けがなかった事は気になったが、様々な人間と商売してきた都合上、こう言ったパターンも珍しくない。こっちも後暗いし。
そんな事を考えながら、扉を開く。

「どーもぉ、此処に直接いらっしゃるって事は、何やらお探し物ですかぁ?」
「……?
 …ああ。…そうだ。」

そこに立っていたのは特徴的な羽を浮かべた少女の姿。
明らかにただの少女でない事だけは雰囲気で伝わるだろうか。

「…なにやら、色々があると聞いた。
 そう…冒険に使うものとか…」

多分。と、言葉がくっつきそうな程に首を傾げる。
それもそのはず。
"あそこには冒険に役立つものがある"というふわっとした認識と噂だけでここに来ているからだ…
「(お、ぉぉお……?スカイウェザー……や、ウォーカーの人ですかね……?)」

ノックの軽い音で、男性ではなさそうかな、と思っていたが、その先にいたのは特徴的な羽を持つ少女。
風貌を一通り見て、恐らく自身と同じ旅人だろうとあたりをつけた。

「ええ、ええ!間違いありませんとも!ここでは冒険で扱う武器に魔器に始まり、防具、装飾品、その他魔石などなどを多岐に渡って取り扱ってる商会になりますので!」

どんなものをお探しですかぁ?と、言いながら部屋の中へと招き入れる。
中は元々は広いようだが雑然としており、色々な”モノ”が置かれている。
何故か猫もいたりする。
「…そうか。」

目的の場所で間違いはないらしい。
商店と言う割に、飲食店のようにいい匂いが漂っているが、人間なりの策なのだろう。
色々やって器用だよな人間。

「……ならば、品を見せて欲しい。
 適当に…使えそうなものを。」

訳:おまかせで適当になにか見せて貰えませんでしょうか。
と思わしき言葉を放つ暫定旅人。
なんかすごい広義的な種族で褒められた気がする。何だ今の!?
ついでに謎の訳も見えた気がする。な……何だ今の!?!?

「コホン。品物ー……は、まあ置いてあるものほぼ全てってところなので、お姉さんが何をしたいかにもよりますねぇ」

天使っぽい=治癒役というすごく雑な固定概念から、それっぽいものをいくつか探す。
治癒役で好まれるものは失敗率(FB)を下げるもの、という記憶があったので、どこぞの貴公子の記した詩集や、精密や演算を司る魔石などをピックアップした。

「例えば治癒役だとすると、こういうのとか。逆に神秘方面での攻撃を兼ねたり、逆に近接に特化するならまた別になりますね。……あ、申し遅れましたが私、超絶美少女店長こと松瀬柚子と申しまーすっ!どうぞよろしくお願いしますね?」

きゅるん☆と背後に書き文字効果音が出そうなてへぺろポーズをキメてご挨拶。
「……何を?」

首を傾げる。
何をと言われて、出来ることと言えば限られたもので、少し間を置いて答えがお出しされる。

「…破壊だ。
 壊す力があれば、なんでもいい。
 そういう力がある物体でいい。」

なんだか脳筋極まった言葉が出てきたが、並べられたものを見ても良さそう…とばかりの反応を示す。
肌に合えばなんでもいいのでは。

「…ち、ゆ…???
 まあいい、その気になればそれらしいことも出来る。
 とりあえず全部、いただこう。

 超絶美少女店長こと松瀬柚子……長い名だ。
 超絶美少女でいいか。よろしく頼む、超絶美少女。
 私は…リジア。ただの旅人。」

変な名前の人間だ…
天使はそう思った。

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