チヨばあちゃんが貸部屋にギフトで温泉を沸かした部屋。
家族、友達、恋人だけで楽しみたい人々に需要がある様だ。

ふぃー……。

…ここは？

ラサのばーさんの店だな。いわゆるスーパー銭湯ってやつらしいが、此処までくると旅館だよなぁ。

りょかん…(ぽけっと首を傾げ)

あー、エロいことしねーで泊まるところ。(お、タオルも貸し出ししてら。と部屋に備え付けの棚を漁って)

え、えろって…？！
ほ、ホテルみたいなトコなんだね。

そうそ、温泉楽しむのがメインのホテル。斬新だよなぁ。…ちっ、規約にしっかり備品の持ち帰り禁止になってら。

おんせんはどこにあるの？(キョロキョロ)

風呂場に温泉の湯を張ってるんだってよ。窓がデカいから開けりゃ露天にもできるらしいぜ。
（あれ、と部屋の中の扉をひとつ指す。中を覗けば石造りで雰囲気のある風呂場になっていることがわかる。ラサで木材は貴重なので石造りの方が安かったのだ）

わぁ…すっごく広い！これが全部お湯なの
？(目を輝かせて)

おぉ、当然全部お湯だぜ。あー、下着は売店で買ってくるか…。

ボクも入っていいの？

あ？じゃなきゃ連れてくる意味ねーだろ。俺ぁ自分のことは自分でできるんだからよ。

う、うん…。
でもいいの？お風呂って、お金がいっぱい必要だって、言ってたよ？(俯いて)

あー、まぁ、ギルド割利くしな此処。
心配すんな、今回は完全に俺の気まぐれだから後で請求したりはしねえよ。

…ほんと？
ありがとう！(にっこり)

おう、気まぐれだから礼はいらねーよ。（ぺいっとタオルを投げて渡す）

わっ、このタオル、ふわふわだ……ふふ(タオルに顔をうずめて)

んじゃ、ちょっと待ってろ。（財布を持って部屋を出て下着を買いに行く）

うん…！(てきとうな椅子に腰掛けて)

（売店で適当な下着をいくつか買って部屋に戻る）
ほれ、下着買ってきたぜ。これで風呂入れるだろ？あと、売店に行く途中でばーさんにあったんだが、服取りに来て洗ってやるってよ。（清潔で柔らかそうな素材の下着を差し出す）

あ、うん。ありがとう…(下着を受け取り)
こんなに、ホントにいいの？

多少金に余裕が出来るとな、風呂上がりにゃ綺麗な下着履きたくなるんだよ。

……そっか。うれしい。

そうかぃ、ほれ入るぞ。

うん！(ついて行き)

服とか脱いだらここに入れとけ。(編み籠を渡すと別の編み籠に自分の服を脱いで入れていく)

うん(服を脱いで籠の中に入れる)

よーし、入るぞー。先に身体と髪洗えって言ってたぜ。公共の風呂は色々作法があるらしい。

(がらーっと戸を開けて、まず風呂場の窓を開けていく)

(窓のすぐ外に人工的に植えられた植物と、遠くにオアシスが見えるようだ)

う、うん…！
さ、作法……？なんだか難しそ…う。
(オドオドしながらコンレイの後ろをついて行く)

わぁ…綺麗！

お、確かに眺めいいな。砂漠しか見えねえんじゃないかって心配したがその辺は案外考えられてんだな。ほん、これが砂除け、と。（窓の横の説明書を見て操作しながら）

たしか…体が汚れたままで湯に入るな、とかタオルを湯に入れるなとか……印象に残ってるのはそんな感じだな。俺も流石にごちゃごちゃと細かくは覚えてねえけど、たぶん湯を汚すなってことじゃね？この湯は店の商売品ってことだしよ。

ん……わかった？
汚さないように気をつける…！
(ぐっと意気込んで)

おー、ほどほどに頼むわ。
えーと、桶と椅子があるな。これ使えばいいのか。
湯船は広いがシャワーは1個か…しょうがねえ、交代で使うかあ。
俺はまず髪洗うからその間に体洗っとけ。（シャワーを手に取って）