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ギルドスレッド

サヨナキドリ【海洋】

【1:1】ある日の店番

とある区画でぷかぷかと煙草を燻らせている男が1人。

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(店の見回りの合間に一服しているようだ)
へぇ、ここが噂のサヨナキドリかぁ。ごきげんようお姫様。
マニュキュアを見繕ってもらいたいのだけれどあるかな?
(店内を興味深そうに見渡している)
……………………………んぁ?もしかして俺に話しかけたか?

(“お姫様”という単語がまさか自分を指しているとは思わず声をかけられてからもぼんやりしており、少し間を置いて周りを見回してから初めてアントワーヌへ視線を向ける)
こんなおっさんに“お姫様”とか言ってもそりゃーわかんねぇぜお客さん。んで、マニキュアをお探しで?それなら『パーリッシュフェアリー』まで案内しますよ。(燻らせていた煙草を携帯している灰皿へ放り込むとこっちへ、と手招く)
そうかな?紫煙を燻らせる艶やかなお姫様だと思うのだけれど。
わあ!助かるよ!
(スラリとした美しい姿勢で着いていく)
お姫様がヤニ吸ってる絵面は子供の教育的にヤバくねえか……?つーか見た目も声も男だし。

(変わった客だと思いつつも、サヨナキドリじゃさして珍しい事でもない。気を取り直して道案内しながら)

店に入って店員に話しかけてくれりゃ、イイもん選んでくれると思いますよ。因みに自分でお使いで?それともギフト用に?
あはは、私にとってのお姫様は性別や嗜好は関係ないんだよ。

ギフト用で!
へいへい。それじゃ店のお姉さん方に言ってくれりゃ、きれーにラッピングしてくれますよ。んで、お客さんはこの煙草フカしたグラサンのおっさんのどこにお姫様を見出したわけで?

(自分で言ってて思わず、うえ。と舌を出したが、この風変わりな客に多少の興味が湧いてそう尋ねる)
ありがとう!きっと喜んでもらえるよ。

どこ……。そうだね、透き通る白い肌に黒玉のようなつややかな黒髪、上品なタバコの仄かに漂う苦味にすらりとしなやかな体躯……そして何より仕事に対して真面目なのが伝わる誠実なところかな!
(無邪気に微笑んでおり本心から偽りなく言っている)
うへー。なんつーか、あー……随分と手軽な条件で。
(サヨナキドリに身を置かせてもらっている以上、清潔な身なりは保てているが、綺麗かと言われると明らかにもっとレベルの高い人間がいるだろうというのが自身の感想だ。随分と頭の中が花畑な客だなと失礼にもそう考えつつ)

仕事はまあ……そりゃあ当然、それなりに高い権限と給料貰ってますからね。給料分の働きはしますぜ。迷った客の案内もそのひとつだ。(此処は基本的に無駄に入り組んでますからね、と肩を竦め)
ふふ、そうかな?結構私は人を見る目があると思っているのだけれど
(くすくすと笑っている)

それが当たり前のようにできるのが凄いんだよ、確かに迷路みたいだねぇ……隠れんぼとか出来そう
(好奇心旺盛な為目に映るもの全てが輝いて見えるようだ)
はっは、そうかい。あとあれだ、ウチのボスもそうだがその側近もこわーいお人だからな。下手なサボり方は出来ねぇのさ。

かくれんぼねぇ、此処でやったら1人見つけるのにも数日かかりそうだぜ……ほいっと、到着したぜお客さん。此処が『パーリッシュフェアリー』だ。後は店の姉さんに話しかけりゃ案内してくれる。
(海洋風の、柔らかな色合いで飾られた女性向けの内装の店の前まで案内して)
あはは! 噂には聞いたことがあるけどそんなに凄い人なんだね!

いつかイレギュラーズでやってみてもいいかもね、お店の迷惑にならければだけど。
すごいや!お店自体が既に可愛いね!ここなら最高のものが見つかりそうだ、ありがとう!
(無邪気に笑んでいる)
おう。それじゃ買い物を楽しんでってくれよ、お客さん。
(たっぷり買ってウチを潤していってくれと、そういう意味を込めてにっと笑って手を振ると見回りに戻って行こうと)
あ、待って!ね、君の名前を教えてくれないかな。
そしてこれはお礼だよ
(手を取って金貨を何枚か握らせようとする)
うん?チップか?ありがとさん。
(金は貰える時に貰っておくに越した事はない、と素直に男は受け取って)

んで、俺の名前?…以蔵だ。綾志 以蔵。来店の際はご贔屓にしてくれよ、お客さん。
以蔵、以蔵君……
ふふ、ありがとう。私はラクロス・サン・アントワーヌ。
よろしくね!
アントワーヌ、ね。上品な名前じゃねーか、よろしくな。

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