PandoraPartyProject

プライベートクエスト

ダンジョー飯

  • ダンジョー飯
    無辜なる混沌は不思議な音で満ちている――そんな音達を『特殊食』で食らい、独特の味に魅入られている者達がいた。
    ローレット所属の特異運命座標・冬越弾正も、そんな音食家の一人。
    不思議なグルメの世界をローレットの皆にも体験してもらいたいと思った彼は、練達のエンジニア辻峰道雪の手を借り、装着すれば音の特殊食が楽しめる魔法のヘッドギアの開発に成功した。
    「さぁ、皆で一緒に楽しもう。不思議な音をめぐるグルメ旅を!」


 練達某所。電気街のジャンク屋の一角で、一人のエンジニアが発明品の完成を急いでいた。

 彼の名は辻峰 道雪。イーゼラー教の信徒であり、ローレットの特異運命座標・冬越 弾正(p3p007105)と宗教活動を共に行う相棒でもある。

「……ふぅ。流石に眠気で効率が落ちてきたな。急ぎの仕事だが、少し仮眠を取るか……」

 目頭を押さえて立ち上がり、作業場を彼が離れていく。
 ほどなくして再び作業場に現れたのは、道雪ではなかった。

「こいつが道雪の新しい発明品か」

 作業場に置かれていた作りかけのヘッドギア。その電子プラグに持ち込んできたコードを刺し、小型の端末に情報を抜き出す。データを眺めた後、侵入者が発した声は怪訝そうなものだった。

「どうやら味覚にまつわる道具らしいが、いったい何に使うんだ?」

 しばしの沈黙。悩んでも結論が出ないと判断した侵入者は、端末のコンソールを弄りプログラムのほんの一部を書き換える。警告文をウィルスで巧みに握り潰し、何もなかったかのように更新履歴を書き換えて――

「フン、まぁいいさ。奴への復讐が果たせるなら、何が起ころうとしった事ではない」

 元の位置にヘッドギアを置き直した侵入者は、残酷な笑みを残してその場を去った。

全体の成績

総挑戦回数19回
勝利2回 敗北17回 引き分け0回 スキップ0回

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