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プライベートクエスト

明日色絵画と希望の筆

  • 明日色絵画と希望の筆
    その美術館には"未来が見える絵画"があるというーー
    画家の間で広まりはじめた噂は、やがてローレット所属の画家であるベルナルドの耳にも届いた。
    「真偽はともかく、話題性のある絵画は一度この目で見ておきたいと思ってな」
    彼が貴方にローレットを経由して依頼したのは、鑑賞中の護衛。
    悪い力が宿った絵画でなければ、ただ同行するだけで終わるだろう。

    ーーこれは、貴方自身が未来を掴むための物語。

●特異運命座標と不思議な絵
「わりぃ、ちょっと出がけにトラブルがあってな」

 護衛の依頼主であるベルナルド=ヴァレンティーノが待ち合わせの場所に現れたのは、約束の時間から20分も後の事だった。ここへ来る前に描いていた絵画のラフが上手く仕上がらず、煮詰まっていたのだという。

「ローレットの依頼を引き受ける時は、真面目にやってるんだがな。
 自分が依頼する側だと、つい気が緩んじまう」

 ガジガジと頭を掻く中年男性ーーベルナルドは、画家であると同時に、ローレット所属の特異運命座標である。
 そんな彼が貴方に護衛を依頼したのは、幻想国のとある街から画家づたいに広がった、妙な噂を確認するためだ。

ーーコバルト美術館には"未来が見える絵画"があるというーー

 眉唾な話ではあるが、今までローレットが受けた依頼の中には『魔物になった絵画』だの『呪いを振り撒く絵画』だの、厄介な絵にまつわる依頼が舞い込んできた事もあった。
 大事にならない代物なら構わないが、危険な物なら対処したい……というのがベルナルドの要望である。

「絵の調査は俺がやる。お前さんにはその間、厄介な事が起こらないか見張ってて欲しいんだ」

 調査に向いたスキルがあるなら手伝ってくれてもいいが、と笑いながらベルナルドは貴方と共に美術館の入口を潜るーー

全体の成績

総挑戦回数12回
勝利1回 敗北11回 引き分け0回 スキップ0回

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