擬神憑臨ノ御座「海童子講」アマワラシ講。海洋のとある漁師町では、白く清らな『あざらし様』を聖域に祀り、直向きな愛と祈りを捧げる―癒しを求むる者の下に海獣の稚児は降り、可愛らしい仕草と声と、大いなる慈愛の心を以て幸福を招来する。
特殊化前:エンゼルフォロー
小さな幸運をもたらす霊的因子で対象を包みます。
擬神憑臨ノ御座「餞講」ハナムケ講。ファナム村に伝承される現人神信仰。十年毎の生贄と引き換えに、幸福を齎す毛髪が信徒に与えられる。―井中より不老の女神は密やかに降りる。餞に手向けるは九十九髪の福音か、或いは傀儡の絡繰り糸か。
特殊化前:マリオネットダンス
無数の見えない糸を放ち、対象を切り裂き、更には自由を奪います。
擬神憑臨ノ御座「死反講」マカルカエシ講。マカルは「魔借る」の意。即ち死骸に宿らせた悪魔を使役する外法を指す。―供えた骸に悪魔は降り、怨敵に種々の禍事を為す。或いは術者当人にも。相貌等しくとも其は故人に非ず。努々忘るる事勿れ。
特殊化前:エメスドライブ
刹那の疑似生命を創鍛し、敵へけしかけます。
擬神憑臨ノ御座「伴天恩講」パンテオン講。幻想王都に住まう婦人が保ち続けてきた信仰。常若の地に宿る、数多の神々達の絵物語。―純なる魂にパンテオンの御影は降り、彼等の世界を朧気に垣間見せる。幼き心の平原こそ、万の神秘の芽差す場所。
特殊化前:マギ・インスティンクト
神秘的な力を扱う『本能』を覚醒させます。
擬神憑臨ノ御座「桃源講」トウゲン講。深緑の小さな村を守る神。楽園の民を救う為、頭数を減らす為。贈届役が見守る中、選ばれし者は神の御前へと飛び立つ。―己が命を削り取り味方を生かす。自己犠牲の心宿す者に、桃源の神は降りて微笑む。
特殊化前:神子饗宴
己の生命力を犠牲に味方を大きく強化します。