無現斬・厄裏零式
外法外道の一菱を仙狸厄狩 汰磨羈が我流に昇華させた邪剣の一つ。その歪みは距離さえ『潰す』。更に洗練されたその手管は、それはまさに厄の裏式その零番と呼ぶに相応しい。

験禳・雷火樅（げんじょう・らいかしょう）
厄狩闘流『験禳』、木行戦技。拳や武器に纏った木行のマナを自由電子に変換し、前方へ投射する基本技。本来は暴動鎮圧用として開発されたもので、電子雪崩によって生じる雷撃と空気の熱膨張による衝撃で攻撃する。

験禳・吮贄汞槍（げんじょう・せんしこうそう）
厄狩闘流『験禳』、複合討技。水行と金行のマナを混ぜ合わせて物質化させた、水銀めいた霊槍を蹴撃で叩き込む。刺さった霊槍は敵の構造体を分解して取り込み、引き戻す際に生命力へと転化して術者を回復させる。

験禳・咆靂哮湃（げんじょう・ほうれきこうはい）
厄狩闘流『験禳』、複合討技。水行のマナで生んだ霧を噴射し、そこへ木行のマナを込めた気弾を打ち込む。直後、木行のマナが霧の中へ伝播し、水生木による急速なプラズマ化と熱膨張、それによる衝撃波を撒き散らす。

験禳・搶魂汞手（げんじょう・そうこんこうしゅ）
厄狩闘流『験禳』、水行討技が一つ。水行のマナを凝縮・縮退させ、手の形にした『汞手』を放つ。水銀めいた外見の汞手は、命中箇所の構造体を握り潰して純粋な霊力へと変換し、吸収した上で術者の体内へと回帰する。

絶界・白旺圏（ぜっかい・はくおうけん）
厄狩闘流秘奥『真義三絶』の一。魂魄の最奥から根源たる太極を引き摺り出し、己の限界を絶ち切る程の出力を得る。界を越え、一歩踏み込んだ先にある可能性を掴む為の力。過剰な霊気を御する為、一時的に長髪化する。