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公認設定一覧

耀 英司が公開している公認設定の一覧です。


耀英司_概略1(全員に公開)
日本育ちの「旅人」で、元スーツアクターの喧嘩師。
自らを「怪人H」と名乗り、素顔を見せない。

本来は、やや思い込みが強い節はあるも穏やかな性格をしているが、「怪人H」として”剽軽で享楽的かつ粗暴”であることを演じているため
総合して”ちょっとシニカルで我儘な変人”に落ち着く。
苦悩や迷いは仮面の下に隠し、殆ど見せない。
(156文字)

設定中目覚めた力(全員に公開)
無辜なる混沌を訪れてしばらく経った頃。
極度に集中してトレーニングを行っていた際、金色の稲妻を纏う黒いエネルギーが体から噴き出し、器具を破壊した。
以降、戦意と共に発現する力の制御に頭を悩ませる事になる。
(100文字)
戦闘設定1(全員に公開)
中東から広まった軍隊格闘術を修めており、
自身に武器が向けられている状況、躊躇せず相手の急所を突く事に慣れている。
自身の”キャラ付け”から、何でもありのダーティな戦法を好む。
(86文字)
補足1(全員に公開)
”本当の強さ”の意味を探し求めている。

「わお、おっきな子猫ちゃん。大人しくゲーゲーした毛玉で遊んでな」
「無理無理。俺の決意はアメリカンコーヒー並みに薄いから」

戦闘時に変身する
基本フォーム⇨変身バンク:illust/43524
中間フォーム⇨真変身:illust/51791
最終フォーム⇨真変身:illust/55248
(158文字)
変身姿一覧(全員に公開)
基本:ダークナイトフォーム
スキル:変身バンク
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/43524
解説:特注の鎧。

中間:ダークナイトフォームヘイトレッド
スキル:AKA
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/51791
解説:力を求めた結果。”憎悪に呑み込まれたまま無辜の混沌を訪れていた場合”の姿。

最終:イクリプスフォーム
スキル:AKA
https://rev1.reversion.jp/illust/illust/55248
解説:ROOにて自己と相対した結果、”現在の自分を信じ突き進んだ場合”の姿。
(288文字)
怪人H(全員に公開)
夜な夜な札付きの悪をのして回る異常者。
理不尽に涙する時、ふらっと目の前に現れる仮面の男の噂。
冗談交じりに殺戮を行う事もある彼を、誰がヒーローと呼ぼうか。
ただひたすらに、その嘆きを身勝手に代行する怪人。
(100文字)
耀英司(全員に公開)
かつて正義感を胸に生きていた、普通の男の残骸。
手を差し伸べるたび、夢を、希望を、居場所を失っていった。
突如起こったアジア系マフィアとヤクザの抗争の話題が落ち着いた頃、消息を絶つ。
彼の家族が事件現場にて遺体で見つかっている事や、周辺での目撃情報から、何らかの関与が疑われていた。
抗争の決着は、アジア系マフィアの構成員全てが惨殺されての消滅である。
(172文字)
(全員に公開)
自らの腕に食らいついて離れなかったドーベルマンを、そのまま連れ帰り飼育した事がある。
元はアジア系マフィアの番犬だった。
自らをHとした際に、それに続くものとして、Iと名付ける。
それは旅人が引き剝がされた半身。愛情。哀願。
(109文字)
耀英司_概略2(全員に公開)
それは、子供じみたショーだった。さびれた遊園地の片隅で行われた勧善懲悪の幻想。わかりきった内容。だというのに――皆、笑顔だった。
耀英司は、その笑顔にどうしようもなく魅せられた。
そして少年はスーツアクターへの一歩を踏み出し、着実に積み重ね。青年となり、ついにヒーロー役を演じる予定の朝。
……耀英司が、劇場に現れることはなかった。
カツアゲからある高校生を庇った際の様子を暴行事件として通報され、逮捕されたためである。
証言台に、庇ったはずの彼は姿を見せず、服役することになる。
ヒーローショーで皆を笑顔にする夢は、そこで終わりを迎えた。
(264文字)
耀英司_概略3(全員に公開)
服役が終わり、メディアに叩かれ、負い目から恩師や元の仲間からも逃げるように職を転々とする日々。
それでも父も、母も、妹も。暖かく自分の背を支えてくれていた。
このまま、この小さくもかけがえのない幸福を感じて生きられればいい。
そんな事を思いながら足を踏み入れた路地裏。
少し遅くなったからと、近道をしようとしたそこで――あの日の焼き直しが行われていた。
中華系マフィアに囲まれ、嬲られる派手なサングラスのヤクザ。
フラッシュバックする記憶、胸を焦がす焦燥感と葛藤。しかし、耀英司はまだ”正しいこと”を信じていた。
そして、一人の見知らぬ男を救った代償に――耀英司の家族は姿を消す。指輪のついた、二本の薬指を残して。
(300文字)
耀英司_概略4(全員に公開)
――探した。
探した。探した。探した。探した。探した。探した。探した。探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探した探し探し探し探し探し探し探し探し探し探し探し――

――見つけた。

ほんとうに?

にんげんから、こんなにほそながいものははえていない。
にんげんには、こんなにとげははていない。
にんげんは、にほんのあしと、にほんのてと、ひとつのあたま。
あたまには、めと、はなと、くちと、みみと、め。

なのに。

これは、なんだ?

ああ。

おれが、つけなかった、いやりんぐ。

とうさん。
かあさん。
はな。

おれ、は。
(300文字)
耀英司_概略5(全員に公開)
彼らは、少しずつ不幸を持ち寄った。
派手なサングラスのヤクザは、シマを荒らすドラッグの売人の尾行に失敗した。
中華マフィア達は、正義の心を持つ暴力の天才に見つかった。
暴力の天才がのした中には、幹部が含まれていた。
暴力の天才は、目立つ白髪だった。
幹部が苛立ち紛れにキメたドラッグは理性を失わせ、彼の家族を”芸術作品”に変えた。

だから、不幸の結実として正義の心が失われて。
暴力だけが残った。

姿を模して忍び寄り、中華マフィアの親も子も。ただ取引をしただけの者さえ、全て根絶やしにしていく。
犬だけがその姿を捉えたことから、奥若洛木。あるいは血の気の無い白い相貌に白髪。唇に飛んだ血の紅の様子から、白鬼と呼ばれた。
(300文字)
耀英司_概略6(全員に公開)
この殺戮ショーは、公的にはヤクザと、中華マフィアの凄惨な縄張り争いとして報じられた。
そして、不自然なまでに報道は小さく。収束までの速度は異様であった。

ヤクザの主要な人物も、そこに協力を要請した耀英司も何故か逮捕をまぬがれ。

その陰に、表舞台に姿を現さない組織と、昔いじめられがちだった新人警察官の暗躍があったことを、耀英司はついぞ知ることはなかった。
(174文字)
耀英司_概略7(全員に公開)
全ての復讐を終え、罰されることもなく。
どれほど名前を呟いても声の返らぬ家の中で、廃人同様に過ごす日々。
ふと、散乱するごみに躓き、手をついた棚の上から転がり落ちたもの。お節介な先輩が持ってきた、あの日演じるはずだった白く輝くヒーローの仮面だった。

誰かを、笑顔にするはずの演技力で。
誰かを、守るための力で。
何をしたか。

ハナから無理だったのだ。
俺は、正義の味方にはなれなかった。
俺の前に、正義の味方は現れなかった。

だって俺は、根っからの”わるもの”なのだから。
それなら。誰かを泣かせることしか出来ないのなら。せめて。

徐に仮面から装飾を削ぎ落し。黒く塗り潰し。
就活用だと、妹から贈られたスーツに、袖を通した。
(300文字)

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