バクルド・アルティア・ホルスウィングが公開している公認設定の一覧です。
そもそも彼にとって特異運命座標というものは煩わしいものでしかなかった
ようやく手に出来るはずだった平穏な生き方を送ろうとしていた彼にとって
世界にこうあれと定められたことが苦痛でしかなかった
だから彼は放浪者となった
それから30年、大規模召喚が起きたあの日
彼はその運命から逃れられないのを悟った
確かにローレットで出会った彼らといるのは心地よかった
だがそれと同時に自身が放浪者でなくなってしまうのを感じた
きっとその日は近い
だからこそ、何も言わず立ち去った
3年半という長くも彼にとって短い最後の放浪を
そして見た
「ああ、これが放浪の果てだ。」(265文字)