公認設定一覧
クラリーチェ・カヴァッツァが公開している公認設定の一覧です。
とある日記
◯月◯日
頭の中に、響く声がする。
◯月◯日
脳内を掻き回される感覚にも慣れた。
……応じれば、願いが叶う。
けれど、私は世界の敵にはなりたくない。
◯月◯日
堕ちて自身を保ちつつ、皆の助けになるよう動き…かつ其れを悟られないまま討たれたら良いのではと、気づいた。
◯月◯日
いつでも独り死ねるよう。
誰も悲しまないよう。
人との距離は空けていた……筈だったのに。
振り返れば沢山の温かさを貰っていた。
私の行いは正しくない。
けれど、跳ね除けたら寿命が尽きるまで後悔し続ける。
私の愛しい人達。
どうか、悲しまないで。
私を討つことで、罪に苛まれないで。
これは天涯孤独になって初めて叶えたいと思った願い。
私の罪を許してください。(298文字)
頭の中に、響く声がする。
◯月◯日
脳内を掻き回される感覚にも慣れた。
……応じれば、願いが叶う。
けれど、私は世界の敵にはなりたくない。
◯月◯日
堕ちて自身を保ちつつ、皆の助けになるよう動き…かつ其れを悟られないまま討たれたら良いのではと、気づいた。
◯月◯日
いつでも独り死ねるよう。
誰も悲しまないよう。
人との距離は空けていた……筈だったのに。
振り返れば沢山の温かさを貰っていた。
私の行いは正しくない。
けれど、跳ね除けたら寿命が尽きるまで後悔し続ける。
私の愛しい人達。
どうか、悲しまないで。
私を討つことで、罪に苛まれないで。
これは天涯孤独になって初めて叶えたいと思った願い。
私の罪を許してください。(298文字)
来歴(表)
新緑僻地の寒村に生まれる。
寒村ながら村民は皆家族ともいえる暖かい環境で育つ。
クラリーチェが6歳になった頃、寒村は暴徒の襲撃に遭い壊滅。
たまたま病を得て村外で療養していた少女は、全てを喪った。
身柄を引き受けた隣村の神父は少女に修道女としての道を示し、幻想にある教会へ送り込んだ。
「誰も憎まずに生きてほしい」という神父の願いを受けて。
周囲の手を借りながら修道女として育った少女はある日、召喚される。
身内を喪ったことも、修道女になったことも、召喚されたことも彼女の意志ではない。
「これは、私の初めての選択」
イレギュラーズとして活動するという選択が、彼女に何を齎すのか。
それはまだ、誰にも分からない。(296文字)
寒村ながら村民は皆家族ともいえる暖かい環境で育つ。
クラリーチェが6歳になった頃、寒村は暴徒の襲撃に遭い壊滅。
たまたま病を得て村外で療養していた少女は、全てを喪った。
身柄を引き受けた隣村の神父は少女に修道女としての道を示し、幻想にある教会へ送り込んだ。
「誰も憎まずに生きてほしい」という神父の願いを受けて。
周囲の手を借りながら修道女として育った少女はある日、召喚される。
身内を喪ったことも、修道女になったことも、召喚されたことも彼女の意志ではない。
「これは、私の初めての選択」
イレギュラーズとして活動するという選択が、彼女に何を齎すのか。
それはまだ、誰にも分からない。(296文字)
来歴(裏)
教会に引き取られて、少女は知った。
『ここは身寄りがない子供を売買している』
『自分が売られないのは「子供が健気に切り盛りしている教会」がよい宣伝材料になっているから』ということを。
尚、悪事を働いていた連中が駆逐されてもクラリーチェの心は動かなかった。
「死なないから生きているだけ。戒律があるから従っているだけ。
そんな私を、怠惰だと思うなら思えばいい」
癒しの言葉を求めるならば、幾らでも差し上げましょう。
私自身を求めるならば、それすらも喜んで差し出しましょう。
貴方の喜びが、かみさまと私の喜びだから。
少女らしさを捨て、茨の冠と共に歩む自己放棄という名の信仰の道。
その運命が変わるまで、あと少し。(295文字)
『ここは身寄りがない子供を売買している』
『自分が売られないのは「子供が健気に切り盛りしている教会」がよい宣伝材料になっているから』ということを。
尚、悪事を働いていた連中が駆逐されてもクラリーチェの心は動かなかった。
「死なないから生きているだけ。戒律があるから従っているだけ。
そんな私を、怠惰だと思うなら思えばいい」
癒しの言葉を求めるならば、幾らでも差し上げましょう。
私自身を求めるならば、それすらも喜んで差し出しましょう。
貴方の喜びが、かみさまと私の喜びだから。
少女らしさを捨て、茨の冠と共に歩む自己放棄という名の信仰の道。
その運命が変わるまで、あと少し。(295文字)