PandoraPartyProject

ラド・バウ

闘技場設定は『練習場』から!

現在RC:0 (SRC:0)

  • 無敵城塞
    現在報酬:基礎EXP16%、ファイトマネー系アイテム×2

最低参加レベル=18レベル

 壮麗なファンファーレが鳴り響く。
 重く響いてくるのは、空砲の雄たけびか。
 イレギュラーズは一人。遠く明かりが見える石造りの通路、その向こうを睨んでいた。

 ――闘士入場!

 石壁に反響するアナウンサーの声は、否が応でも闘いの刻を告げに来る。
 光へ向かい歩き続けると、一気に視界が開けた。
 土煙が晴れ、歓声が沸き上がる。

 眼前に現れたのは、遠く向こうまで整然と二列に並んだ兵士達の姿であった。
 いずれも番兵のように、二人一組で槍を重ねている。

 ――進め! 進め! 進め!

 割れんばかりの歓声はイレギュラーズに降り注ぎ続けていた。

 イレギュラーズは一歩、また一歩と闘技場の中心へ進み続ける。
「ぐわぁあああああ!」
 兵士はイレギュラーズが歩みを進めるたびに大げさな叫びを上げ、吹き飛ぶように跳ね倒れた。
 さながら人間ドミノ倒しの様相だ。
 闘士達のパフォーマンスは聞いていたが、D級ともなればやることが派手になってくるのだろう。
 なんというか、全力である。

 最後の一組がぶっ飛んだ後、いかめしい板金鎧がゆっくりと歩み出た。
「我が名は『インビンシブル』カール・カーマン! 挑戦者よ! 名乗られい!」

 怒号のような歓声の中、促されたイレギュラーズも名乗りを上げた。

「我が身、我が盾は城塞と知れ! ここから先は!」
 ――ここから先は!
「ヌンッーーー!! 一歩も通さん!」

 ――カール! カール! カール!

 カールへの声援は地さえ揺らすほど響いていた。
 なるほど――だが。

 ――イレギュラーズ! イレギュラーズ! イレギュラーズ!

 観客席の横断幕には『ローレット』『イレギュラーズ』そして『ルーキー』と記されているではないか。
 拳を握りしめた者、サイリウムを振り回す者、『ルーキー』の名を叫ぶ者。キレッキレに踊る者。
 誰もがイレギュラーズへ熱い視線を注いでいた。

 やれやれ。些かの面映ゆさを感じぬでもないが。
 イレギュラーズもいよいよ、ラド・バウの闘士であるという事なのだろう。

 さあ――試合開始だ。

対戦相手

カール・カーマン
インビンシブル

全体の成績

総挑戦回数1140回
勝利482回 敗北545回 引き分け4回 スキップ109回

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