ラド・バウ
闘技場設定は『練習場』から!
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峻厳に学べ!現在報酬:基礎EXP16%、ファイトマネー系アイテム×2
●峻厳に学べ
「シャイネン・ナハトとは浮かれて騒ぐだけのものではない。
かつて聖女と呼ばれし乙女が、その身を賭して争いを鎮めた――聖なる夜だ。
厳かなこの夜、真実の神の徒たる彼女を想い、我々も又、心新たに正義の決意を得なければ嘘となろう」
『峻厳たる白の大壁』――ネメシス聖騎士団長たるレオパル・ド・ティゲールは今日という日もやはり非常にお堅かった。
いや、このレオパルとてこの日には至上の敬意と感慨を持ち合わせているのだ。混沌の歴史にのみ僅かな姿を残す『聖女』の存在と生き様は、まさに正義の人たる彼にとっては理想的。強い信仰からその実在を微塵も疑っていない彼にとって彼女は御伽話のヒロインではなく、憧憬の中に崇拝さえ見る『列された聖人』に違いないのだから当然だ。
「そして、そんな日にこうして私の下を訪れた諸君には非常に見所があると言える。
突然、稽古がしたいと聞いた時には驚いたが――シャイネン・ナハトだからこそ決意を新たにすべきなのは告げた通りだ。
私も暇な身の上ではないが、熱い正義の心に応えぬは嘘というもの。
聖騎士団長として、そんな不正義は看過出来ん。
故に今回は――特別にこの一時に付き合おうではないか」
……まぁ、つまりそういう話だ。
口八丁、手八丁で丸め込めばこういう『正義』も有りである。
理由は兎も角、天義の聖騎士団長と手合わせする機会等滅多にない。
あくまで『稽古』に過ぎまいが、何はともあれ挑戦だ!
「だが、訓練とは言え――油断はするなよ。
やり過ぎぬよう気をつけるが、それが戦いというものだ」
えっと……
「まさか諸君に限って、そんな不真面目は無いと確信しているが」
……あ、ハイ。善処します……