クエスト
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国家紹介・ラサ Rasa M&C Union七章:ラサ傭兵商会連合
大陸の中央部に広がった広大なる砂漠地帯。その中に存在する砂漠のオアシスは『夢の都』とも称される。それこそがラサ傭兵商会連合の首都ネフェルストである。
ラサはその名の通り、傭兵と商人が結びつく事で共同体を形成した連合体である。賑わうネフェルストの酒場で待っていたのは獣種の傭兵、エディであった。
「お疲れ。ユリーカから話は聞いて居るぞ。新人イレギュラーズだってな」
自由を愛する気候風土が強く、何かに縛られる事を厭う国民たちも多いのだろう。傭兵たちはエディの言葉に「新人だってよ」と楽し気に酒片手に声をかけてくる。
「応援してくれてるんだよ。さて、ラサを紹介するんだったか……。
ご覧の通り、この国は傭兵とそれから商人を中心としている。この酒場に来るまでに通ったと思うが『サンド・バザール』と呼ばれる大規模市も絶賛開催中だ」
大陸中央の地の利を生かした交易国家としての顔を持って居るラサでは『曰く付き品からガラクタ、盗品まで』何でもござれな世界最大級の闇市を開催していることでも有名だ。
「まあ……イレギュラーズなら闇市に世話になることも――いや、何もないさ」
小さく笑ったエディはラサの上得意は幻想だと付け加えた。オアシスを拠点とするこの国は大体の事をビジネスと捉えているために様々な国家に『仕事』として介入することも多い。つまりはラサからの依頼が来た場合は傭兵としての仕事が回ってくるか、サンド・バザールの商品を探す事、そして砂漠の治安維持が多いのだろう。
「この国――国と称すが、ラサには公的には王に類する存在は存在していない。有力傭兵団長による多頭合議制を敷いてる状況だな。まあ、実質の指導者は――見えるか?」
エディが外を指さした。それにつられて貴方が外を見れば赤毛の男が幻想種の女と共にサンド・バザールを歩いている。
「あの男が『赤犬の群れ』のディルク。実質の指導者だ。
それから、幻想種の女はこの辺りじゃ珍しい存在だが……幻想種傭兵団『レナヴィスカ』のイルナスだ」
他にも獣種傭兵団『凶(マガキ)』のハウザーなど有力な人物が多く存在している。有力な商人として名をはせているのはファレン・アル・パレストという青年であり、彼は妹と共にラサの経済的な基盤を支える存在なのだという。
「簡単に言えば風光明媚なオアシスの闇市で傭兵が自由に働いているって感じだな。
ああ、それから……この国はイレギュラーズには好意的だぞ。何せ、あの閉鎖的な深緑への架け橋になったのはこの国だ」
エディが口にしたのは御伽噺として若い女性の間で好まれる『熱砂の恋心』であった。幻想種の少女たちが夢見る様に口にする其れは冒険者であった青年と深緑の奥深くで出会った少女の悲恋の物語。
「御伽噺がしたいんじゃないさ。混沌世界じゃ御伽噺は実在する事だってある。
長命の幻想種――熱砂の恋心の登場人物であろう『カノン』は魔種となってこの砂の都を翻弄した」
深緑でも伝えられるザントマンの御伽噺のように――攫われ、首輪を付けられた奴隷の少女たち。その一人であった彼女の愁いを晴らすように砂漠に掛った魔種の暗雲をローレットは晴らしたのだ。
「良い話だろう? まあ、そう言う風にこの国じゃ気さくな傭兵と商人たちが多い。
お前が仕事するときはビジネスでモンスター退治をしたり財宝探しをしたり、……案外、決死の戦いに呼ばれたりするかもしれないな?」
エディが揶揄う様な声音で言ったそれに、顔を上げた傭兵の男が「こういうのはどうだ?」と笑った。
曰く、砂漠に住まう蠍の討伐依頼が酒場の中で話されていたそうだ。『新人』に丁度いいだろうと傭兵たちが言うそれをエディは「舐められちゃ堪らんな」と快諾し、貴方と共に酒場を後にした。
シナリオ詳細
●敵戦力
・スコーピオン
「蠍か。以前は『砂蠍』っていう盗賊の組織もあったんだが……おっとすまん余談だな。
こいつはどうやら攻撃に『毒』を持っているみたいだ。防御力も結構あるみたいだな。
だがBSへの抵抗値は低いみたいだし……スキルを持ってるならぶち当ててみな」
*『毒』:攻撃が命中した時、対象に毒状態を付与する。毒状態の対象は毎ターンHPを100失う。
*この能力はプレイヤーキャラクターの皆さんも、特定のスキルを取得・活性化すると得る事が出来ます。
by ギルドマスターより