クエスト
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国家紹介・海洋 Neo Frontier六章:ネオ・フロンティア海洋王国
大陸東の諸島に拠点を構えるのがこのネオ・フロンティア海洋王国である。さざなみが心地よい穏やかな諸島の中でも一番大きな中央島は首都リッツパークだ。
様々な文化が混ざり合った貿易諸国である為か和洋中が混ざり合った上でのアジアンテイストの街並みは観光地としても人気が高い。
王国というだけあって国王が君臨しているものの貴族の力も強く、貴族院との二頭体制であるのがこの国の特色なのだろう。そう、国王始めとする海種と貴族派たる飛行種という構造が人種事情をややこしくしている現状がある。
「まあ、海種も飛行種も仲良くギスギスしてるって言われるもんだけどねぇ。
海洋王国は初めてかい? アタシはオリヴィア。アンタだろ、新人イレギュラーズってのは」
褐色の肌をした快活な美女はエールを片手にひらりと手を振った。温暖な気候がそうさせるのか、街の人々は誰も彼もが気さくである。
「ほら、土産に一つあげよう。海洋は特殊な工芸が盛んでね。まあ、どこかからの文化の流入なんだろうけどさ」
近海の漁業や特殊な工芸品が盛んであり、その広い海を活かした交易で多大な利益を上げている海洋王国は狭い諸島部という国土に限界を感じているのだそうだ。
「そうだ。訊いたかい? 『海洋王国大号令』ってのは」
オリヴィアの問い掛けに街の人々が浮足立った。狭ければ、飛び出す場所はすぐ隣にあるではないかと言いたげだ。
そう、海洋王国は『絶望の青』と呼ばれる混沌世界の水溜り――つまりは前人未到で危険海域と呼ばれるその場所への遠洋彼方への冒険航海を夢に見ているのだそうだ。大いなる災いたる『大罪』退けし特異運命座標とならば『夢に見たあの海』を越えられると期待を持って此度はその海に繰り出している。
「まあ、その前にこの国の紹介が重要かねぇ。海に出たいという言葉の通り、海洋王国は他国と比べりゃ『極めて』優秀な航海技術と装備、ノウハウを有してるんだよ。
この国は海賊ってのも存在する。一応は領海を設定して、『私掠許可』のある海賊団の活動もあるけどね」
無許可の海賊はご法度だと笑ったオリヴィア。勿論、そうした存在が近海を脅かしている事も海洋王国がローレットに頼る一つの理由だ。逆に海賊行為を行って欲しいという願い出もあるからこそローレットの『立ち位置』は面白いのだが。
「開拓ってのは楽しいだろう? 冒険者って奴なら一度は夢見る大舞台さ。
ああ、あと……そうさね。幻想と比べりゃ海洋王国の『権力闘争』ってのはのんびりして児戯程度かもねぇ」
そう称されるのは現国王で海種のイザベラ・パニ・アイス女王と貴族派筆頭のソルベ・ジェラート・コンテュール卿のやり取りからだろう。気楽で穏やか、口撃を交える者の暗殺や血生臭い事件に八端する事は無いのだろう。それがこの王国の大らかな部分なのかもしれないが……。
「この国のお偉いさんはローレットには好意的さね。何せグレイス・ヌレ海域で起こった鉄帝国との戦争を退けるに至ったんだ! 例えばローレットが参戦していなかったならば相手は『鉄皇帝』が出てきてた以上、被害は拡大し国益にも大きな影響があったかもしれないからね」
オリヴィアは嬉々として目を輝かせる。それ故に、信頼は厚く、女王や貴族達との距離も近い。
空も含めて海の上での活動全般をこなそうではないかとオリヴィアが楽し気に告げた後、後ろの席で「遙かな遠洋なんざ『偉大なるドレイク』位しか行けやしねえよ!」と笑う男の声がした。
「……ああ、『偉大なるドレイク』ってのは御伽噺のようなもんさね。世界最強の海賊だってんだ。
まあ、そんなことよりアタシ達はそろそろお仕事だよ。近海でタコが暴れてるそうだ」
とりあえず捕まえれば酒の肴になるかもしれないから、とオリヴィアは貴方の背を押した。
シナリオ詳細
●敵戦力
・ディープオクトパス×2体
「あータコだな完全にこれ。海洋と言えば海の国家、こういう魔物が多い地だぜ。
生命力が高そうだな、具体的にはEXFが結構ある。倒したと思っても、まだ動く事があるってこった。
『必殺』の一撃を持ってるんなら問答無用で倒せるんだけどな。ま、動かなくなるまで殴ってやんな!」
*EXF:HPが0を下回った際に行われる戦闘続行判定です。成功すると行動続行可能です。
*『必殺』:その攻撃でHPを0以下にした時、対象のEXF判定を無視する。
*この能力はプレイヤーキャラクターの皆さんも、特定のスキルを取得・活性化すると得る事が出来ます。
特定のアイテム自体にこの効果が付与されている事もあります。
by ギルドマスターより